From: 中原良太
自宅の書斎より、、、
「たぶん、イロハちゃんなら助けてあげると思うんだ」と娘が言いました。彼女はいつも、困っている友達を見かけると、すぐに手を差し伸べようとします。
幼稚園に入ってから、娘はプリキュアに夢中です。特にイロハちゃんという主人公がお気に入りです。僕も子供の頃、「オーレンジャー」という戦隊ヒーローに夢中でした。妻もセーラームーンにハマっていました。家族で一緒にプリキュアを見ていると、子どもだった頃を思い出してなつかしい気持ちになります。
娘が「イロハちゃんならこうする」と困っている人を助ける姿を見ると、愛おしさと同時に、彼女の賢さに感心します。プリキュアを真似することで、娘は思いやりの心を育んでいるのです。
自分の憧れている人なら、どうするだろうか?
これは私たち大人にとっても非常に有益な視点です。
英語には「Put yourself in someone’s shoes(誰かの靴を履いてみなさい)」ということわざがあります。つまり、他人の立場に立って考えなさいという意味です。
この考え方は、投資の世界でも非常に有効です。
僕が投資先を調べているとき、「あの投資家の先輩だったらどう考えるか?」とか、「成功しているあの人だったらどう判断するか?」といった視点を持つことがあります。
投資家としての見え方、従業員としての見え方、顧客としての見え方。同じ会社でも、立場を変えて見ると見え方が大きく変わるものです。
シャワーを浴びているときやリラックスしているときに、こうした「イメージトレーニング」を行うと、普段は見逃してしまうような洞察が得られることが多いです。
ドラッカーも「全員一致のときは経営判断を見送る」と言います。これは、全員一致になるときほど、単一の立場からしか経営判断を見つめられていないからでしょう。
完璧な投資先というのは存在しません。どんな投資先でも、調べていると必ず「都合の悪い」情報が出てきます。都合の悪い話も含めて「それでも魅力的だ」と見える投資先を見つけるのが大事です。
投資は結婚と似ていると言いますが、「悪いところも含めて良い」と思える人と付き合っているほうが幸せだし、そういう株だけ買っていれば経済的にも豊かになれるんじゃないでしょうか。
– 中原良太
PS
メルマガ登録よろしくお願いします。定期的に投資に役立つ情報やコツをお届けしますので、お見逃しなく!
コメント