ヒットソングと株価リターンの関係
ちょっと思いついたことが合って、「ヒットソングと株価リターンに関係ってあるのかな?」を調べていました。
筆者は年をとるごとに「涙もろくなったなあ」と感じていて、音楽を聴いて泣くことが増えたんですよね。
何がしんどいってわけじゃないんですけど、「よくここまで、人の心を上手に表現できるなあ、すごいなあ」と涙が出てくることがありまして。
よく「音楽は時代を象徴する」と言いますよね。
だから「時代が音楽を作る」こともあると感じていて、ヒットソングの変遷から株価リターンにも影響を与えるというか、相場のどんな局面を象徴しているかがわかる気がしたんですよね。
そんで、面白い話をいくつか見つけたのでメモ。Claudeで調べた結果なので、ファクトチェックは各自でおなしゃすm(_ _)m
相場と音楽のボラティリティは逆相関
NYU(当時)のPhil Mayminによる研究で、1958年から2007年までのBillboard Top 100の楽曲のビート分散とS&P500のボラティリティに有意な負の相関を発見しました。
市場ボラティリティが高い時期には、安定したビート(低ビート分散)の曲が人気になり、逆に市場が安定している時期には複雑なビート(高ビート分散)の曲が人気になるという関係です。
複雑な将来の経済行動を考えている人々はシンプルな音楽を好み、逆もまた然りという説明がなされています。
つまり「相場が揺れてて不安な時には安定している音楽を聴いて安心したくなるし、相場が安定していて退屈な時には不安定な音楽を聴いてスリルを味わいたくなる」ってことなんじゃないかなー。
「退屈しのぎ」に聴く音楽と、「しんみり心を打つ」時の音楽って、タイプが違うんですよねー。確かに、ちょっとわかる気がします笑
明るい曲を聴くと株価が上がる
London Business SchoolのAlex Edmansらの研究で、40カ国のSpotifyストリーミングデータ(5億曲・58,000曲)を分析し、ポジティブな音楽を聴く週には株価が上昇する相関を発見しました。
ポジティブな音楽の週に株式市場がアウトパフォームするだけでなく、投資信託への資金流入も増加したそうな。すげー。
また、楽観的な時期には国債(低リスク資産)の価格が下落する逆相関も確認されました。ヒットソングから株価リターンを予測できるかもですね笑。
歌詞の感情が株価・消費者信頼感に先行する傾向
イリノイ大学のHarsleyらの研究で、2008-2013年のBillboard Top 100の歌詞センチメントを分析し、ポジティブ/ネガティブ極性とDJIA終値、不安感と消費者信頼感指数に統計的に有意な相関を発見しました。
歌詞の感情が株価・消費者信頼感に先行する傾向があるそうで、まあ、それだけで投資判断は下さないものの、「歌詞が世間の声を代弁している」こともままあるんで、そこを掴むのに有用なツールかもなーと感じました👀
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