人手不足って、本当に人手不足?
先日、スクール生と、こんなやり取りをしました:
結局、人手不足っていうけれど、「安く働いてくれる人がいない」という意味の人手不足であって、そりゃいないよって話なんじゃないですかね?
ここのところは僕も気にしていて、「どうして人手不足なのか?」を注意深く調べる必要があると考えています。
人手不足の原因が「価格転嫁できない=付加価値がない」ことなのであれば、本当に足りていないのは人手ではなく差別化なんですよね。
筆者個人的には、「顧客の金払いが悪い中で、無理して労働者が金払い悪い顧客に合わせているケースもあるんじゃないかなー」とも感じていて、たとえば、介護とか保育とかはそのカテゴリかと思います。
善意によって成り立っているというか、誰かを経済的に犠牲にすることによって成り立っているような感じで、そりゃ人手も足りなくなるわな〜という話です。
建設業者や陸運業者についても似たようなパターンはあると思っていて、それが人手不足倒産で倒れている中小企業ですね。
まあ、「代えがききやすい事業」の収入が少ないのは当然の話なんで、差別化なりニッチ特化するなりして収益構造を改善するしかないわけですが、工夫が競争に追いついてないんじゃないかなーと。
他方、需要が旺盛なのも事実だと思っていて、しっかり従業員に給与を払いつつ、高いROICを維持できている会社は投資妙味があるだろうな、と思っています。
「人手が足りない」産業でもっとも重要なのが「足りない人手で効率よく回す仕組み」なんで、根本から合理化に手をつけている会社が強いよなーと思いますね。
あとは従業員教育の標準化ですね。採用する人材のスキルを教育で底上げして、成果物のムラを減らしていく仕組みがある会社も強いなーと思います。
足りないのは「人手」でもあり、「効率よく人手を教育する」ことでもあるんじゃないかなーと。
あとは、規模の経済が働く大きめの会社とかも注目どころだと思っていて、大きい会社が小さい会社を吸収していきながら、人手を確保しつつ労働生産性を高めていくのが大事なんじゃないかなーと思っています👀
なんにせよ、筆者は建設業者や物流業者が「人手不足だから」と投資していますが、誰でもできる分野に投資することはなく、ニッチ分野に特化して、そこのトップあるいは顧客の囲い込みが上手だなーという会社に注目するように気をつけております👀
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