ゴールドが最高値更新
こないだの相場暴落で「株なんて懲り懲りだ!」という方も増えているようです。
しかし、株を持つのが嫌でも、現金として眠らせておく訳にもいきません。なぜなら、物価がみるみる上がっているからです。スーパーへ行くと、野菜の値段が軒並み上がっていてビックリします。
そんな中、ゴールド(ドル建て)が最高値を更新しています。
アメリカも景気も不安です。先々週に発表された雇用統計では失業率が急激に上がっていて、「サーム・ルール」(的中率ほぼ100%の不景気シグナル)が点灯したと騒がれていました。
よって、アメリカがそろそろ利下げするかも。ということは、米国ではドルがまたじゃぶじゃぶ印刷されて貨幣の価値が薄れて物価が上がる。だったらゴールドを買ってインフレに備えよう!というのが、いま起きている動きだと思います。
ちょうど、ゴールドは買い場に
昨日も取り上げたことで、しつこくてすみません。
「ドル基準」で見るとゴールドは最高値で高く見えます。しかし、「円基準」でみると、さいきんの円高の影響でゴールドはむしろ買い場に見えます。
以下のチャートをご覧ください。
円建てで見ると、ゴールドETF(1540)は75日平均を下回っています。4月から5カ月くらいもみ合っていて、足元の円高のおかげで安く買えます。
2011年以降、75日移動平均(グラフの赤線)を下回ると反発することが多いです。ゴールドETF(1540)が「75日移動平均を下待ったら買う」「75日移動平均を上回ったら売る」という逆張りトレードをした場合、ここ10年で勝率70%でした。
SNSでの呟き
インドで純金の関税が引き下げられたよ!
きのう、YouTubeで「インドで純金の関税が引き下げられたから、これも追い風になって純金価格が上がるんじゃないか?」というコメントを頂きました。気になって調べてみると、たしかにそうみたいですね。
この記事を読む限り、インドでは金の輸入関税が引き下げられて、12カ月保有すればキャピタルゲイン税が軽減されると読み取れます。長期マネーの影響で、底が固くなりそうです。
また、2024年下半期だけで金需要が50トン増加。金の年間需要は5000トンくらいですから、「半年で50トン」は2%くらいですか。そこそこインパクトがありそうです。
世界最大の銅山でストライキ
世界最大の銅山でストライキが起きました。8/17時点でストライキは中断してますが、交渉決裂となり長引くようなら、需給が逼迫して銅価格が高騰しそうです。
銅を生産する住友金属鉱山(5713)は同業他社が勝手に倒れてくれたので棚ぼたがありそう。動向が気になりますねー。
アメリカの住宅政策について
ハリス氏とトランプ氏の政策について調べてみたんですが、「どちらが当選しても儲かるセクター」として、住宅セクターが面白い気がしました。
ハリス氏は住宅建設の支援基金を倍増すると言ってますし、トランプは住宅ローン金利の引き下げや税制優遇措置など言ってます。
アメリカで不動産事業をやっている会社として思い当たるのは住友林業(1911)とかですね。きのうからしつこくて恐縮ですが、住友林業(1911)はオーストラリアの住宅不足にも一枚噛んでいて、けっこう良い位置にいる気がします。
インフレ対策として株を買う場合は、このあたりの銘柄も気になりますねー。
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