ダウ1978年以来の9日連続下落⚠️ITバブル以来の危険サインも

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個人投資家。元Yahoo!株価予想達人。
同サイトで25歳で「ベストパフォーマー賞」「通算最高勝率者賞」受賞。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。座右の銘はヘンリー・フォードの「本当の失敗とは、失敗から何も学ばないことである」

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ダウ1978年以来の連続下落⚠️

ダウ平均が9日連続で下落しています。

DJI

9日連続下落は1978年以来で46年ぶり。このまま10日連続下落となった場合は50年ぶりの連続下落となるそうです。

このニュースを見た時、「おいおい、石破さんが当選した直後の日本株みたいじゃないか」と心配になりました。

というのも、当ブログをお読みの方はご存知のように、連続陰線は日本株だと「不吉なシグナル」だからです。

とはいえ、ダウ平均の場合は、それほど心配する必要はなさそうです。

理由は2つ。

第一に、このうち下げ幅の半分は医療保険のユナイテッドヘルス・グループによるものだそうです。

経済全体が減速しているというより、単に個別株の暴落が足を引っ張っているだけなので、そこまで警戒する必要はなさそうです。

第二に、ダウETFが連続陰線になったケースをバックテストしてみましたが、そのまま下落する傾向はありませんでした。

2005年以降、9日連続陰線となったのは4回で、2005年10月、2010年7月、2018年12月、2021年6月です。

いずれも1ヶ月以内に反発していて、平均で6%近くも上がっていました。

上述した記事では「連続陰線=不吉」みたいに書かれていましたが、現実には連続陰線だから危ない、みたいなことはないかと。

ダウ1978年以来の9日連続下落

連続陰線よりも「はるかに強い売り信号だ」と個人的に思うことがあります。それが、投資の神様バフェットによる株売りです。

少し前に日経新聞が出した記事によればバフェットの株式投資額は、債券投資額を下回っています。

バフェットは株が大好きな投資家で平常時は運用資金の7〜8割を株式に当てていますが、それが今では5割にまで圧縮されています。

バフェットが株式よりも債券を選ぶのはITバブル以来のことで当時もアメリカ株全体が加熱気味になっていました。

当時、米国の長期金利は4%なのに対し、株式の益回りも同程度で「リスクを取る旨み(プレミアム)」がほとんどなくなっていました。

これと同じことが今も起きていて、僕は「米国株はバブルなんじゃないか?」と強く疑っています。

生成AIの技術が凄まじいものなのは言うまでもなく、メガトレンドとなって浸透していくでしょうが、どこかのタイミングで幻滅期が来そうで心配しています。

業績が持続的に伸び、株価も適正圏内なら良いのですが、伸びが一過性だったり、過熱気味だったりする株は、避けた方が良いかもですね。

AIブームは継続中🔥

12/17、SOXは反落しました。が、上昇トレンドは継続しています。AIブームはまだ弾けていません。

SOX

半導体は「産業のコメ」と呼ばれていて、電気機器に欠かせない材料です。この材料が売れる、ということは、半導体を使っている会社も遅れて業績が良くなると考えられます。

だから、日経平均株価はSOXが上がると「連れ高」することが多いです。SOXの上昇は日本株が上がる前ぶれ。「福音」ということですね。

AI関連株は過熱気味では?と心配な面もあるので、厳しい取捨選択は必須かと思います。業績が好調な割安株はガチホしていれば良いでしょうが、「よりバカ理論」は長く通用しません。

「よりバカ理論」というのは「よりバカな市場参加者が高値で買ってくれるだろう」という希望的憶測で、よくバブルで起きるやつです。

僕もAI関連株はいくつか持っているのですが、予想PERが5〜10倍くらいで、継続して業績が良さそうだなーと思う銘柄しか持っていません。

とはいえ、バブルになるほどの超成長産業は競争も激しく、突如として巨大なライバルが現れることもあるので、気をつけて監視しています👀

日経平均株価の想定レンジ

何度か取り上げている「日経平均の想定レンジ」です。

日経平均株価はPER13〜17倍で推移しているので、その範囲を矢印でまとめています。

NI225-range

12/18の日経平均が39081円なので、上昇余地が2419円、下落余地が7581円くらいと見ています。

下落余地が大きいことを考えると、指数を買うというよりは個別株を狙う方が良い気がしています。

指数より割安で、業績も好調な個別株は結構あるんで、そういう銘柄に注目することで、年末ラリーを享受できる気がしています。

四季報最新号で見つけた銘柄

目だった変化がある銘柄としては、前にも取り上げた日本電子(6951)です。

6951

電子顕微鏡の世界最大手で、いわゆるグローバルニッチですね。

日本国内のシェアは7割、世界シェアは3割くらいで、グローバルニッチトップ企業100社にも選ばれています。

複数の電子ビームでフォトマスクに微細なパターンを描ける「マルチビーム」描画装置が強みです。

フォトマスクというのは回路を作るための「型」のようなものですね。足元では2ナノ対応機を出荷しており、今後が楽しみです。

会社四季報の「ニコちゃんマーク」や「増額マーク」も付いており、業況は良さそう。

前に挙げたカゴメ(2811)や、挙げてないですがノジマ(7419)も好調みたいです。気になるなー。

追伸

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