インフレで適正株価は上がる?
前にすこーしだけXでやりとりがあった件について、改めて考え直してみました。
これについては人によって解釈が分かれると思うんですが、僕は「インフレで適正株価が上がるっておかしくないかな〜?」と感じています。
現に、50年前にスタグフレーションがあった時には適正株価は変わらなかったんですよね。

なんならスタグフレーションの時はPERめっちゃ低かったですからね。まあ当時は金利がめっちゃ高かったから、という理由もあるとは思いますが💦
ただ、日本株は特異な状況にあって、実質金利がほぼゼロなんですよね。「だったら、多少PERが上がっても良いよね?」と言われたら、まあそうかもな、とも感じます。
実質金利をマイナスと捉えるのであれば、PERの上昇=実質金利がマイナスだからスプレッドが広がったため、という話なのかもしれませんね。
とはいえ実質金利マイナスを未来永劫続けることなどできないと思うし、30年金利などで考えれば実質金利はプラスです。
日経平均やTOPIXを「永久利付債券」と考えるなら、30年債の実質金利と益回りのスプレッドとかで考えれば良いんでしょうかね…?
今の株価を正当化するには、
- 資金効率が向上︎+高い資金効率を維持できる
- 実質金利とのスプレッドが十分に広いこと
1と2のどちらかが必要な気がするんですよね。
いまの金融政策を続けていれば景気は悪くならないだろうし、金利も低いから財政健全化も進むとは思うんですが、国民が許容できるのかが疑っていて、果たして2が正しいのだろうか?
となると1が必要になるわけで、確かに日本企業の経営の質は「10年前と比べればだいぶ良くなったんじゃないか?」とも思うので、10年前と比べると適正株価は上がっている気がしますね。
うーん、難しいなあ💦
追伸
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