暴落で株が嫌になった…二番底が怖い!(けどインフレにも備えないと…)

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個人投資家。元Yahoo!株価予想達人。
同サイトで25歳で「ベストパフォーマー賞」「通算最高勝率者賞」受賞。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。座右の銘はヘンリー・フォードの「本当の失敗とは、失敗から何も学ばないことである」

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暴落からの大反発、二番底は来るのか?

8/16(金)、日経平均株価は前日比1336円03銭上がりました。先週の暴落から2週間で、あっという間に株価がもとに戻りましたね。

指数は元に戻りましたが、資産評価額がもとに戻らない…という方も多いようです。僕もその一人です。やっと今年の成績がプラス転換したものの、まだ最高値から見ると10%以上のドローダウンを食らっています。

「この暴落で株が嫌になるやつは投資やめちまえ!」みたいなことを言う人もいますが、新NISAで勇気を出して株を始めて、始めてドデカイ損をしたんですから、心配になるのも当たり前です。しんどい思いをしている方も多いと思いますが、ここで折れずにしぶとく続けていって欲しいですね。

日経平均株価が暴落前まで「元通り」になったことで、「二番底が来るんじゃないか?」と心配な方も多いと思います。仮に二番底が来ないにしても、先日の暴落で直撃を食らって、「もう懲り懲りだ!」という方もいると思います。

なので今日は、二番底が来る可能性と、株に懲りた方にお伝えしたいデータを記事の後半あたりでご紹介します。

まずは、二番底が来る可能性について。このブログやYouTube動画で何度かお伝えしていますが、僕は「いますぐ二番底が来る可能性は低いのではないか」と考えています。

その理由はいくつかあるんですが、何より大きいのが「いままで株が売られていた懸念材料が消えてきた」ことです。

日銀がゴリゴリ利上げするリスクについては、日銀副総裁の火消しによって薄れています。また、アメリカの景気後退についても、きのうの夜に出た小売売上高が良かったので、これもまた心配が薄らいでいます。

また、日本株の決算も出揃いました。例年、8月前半までは日本企業の決算が出揃う「前」なので、株を買いにくいです。しかし、3月決算企業の決算は今週であらかた出揃ったので、いままで様子見していた人が買い戻しにきそうです。

二番底が来るとしたらいつ?

唯一、懸念があるとすれば、これまで相場上昇を牽引してきたアメリカのハイテク株が下落トレンドから回復していない点です。

SOX

日本株や米国株のサイクル的には、二番底が来るとしたら10月が怪しいと思います。中間決算を控えて資金が流入しにくい時期だし、大統領選挙直前でサプライズが出やすい時期でもあります。

8月9月はもみ合って、10月に二番底。大統領選挙が終わって不安材料が出きって、年末ラリーに入る…みたいな展開じゃないかなあ。

僕としては「一時的に崩れて二番底が来るかもしれないけれど、大暴落が来るとは思えないからこのまま投資してれば良いんじゃないかなー」と考えています。

SNSでのつぶやき

二番底が来ても下がりにくい株

もし二番底が心配だったら、相場反発も一段落したのでディフェンシブな株を仕込んでいくのもアリかもしれません。

あれこれとバックテストしてみた結果、暴落に強いセクターは以下の通りでした。

・電力:円高・エネルギー安で業績改善効果
・ガス:ガスの利用は不景気でも減りにくい
・通信キャリア:不景気でも解約されにくい
・損保:主力の自動車保険は加入必須なので

二番底が心配なら持つと良いかも👍

もう株は怖い!でもインフレ対策はしないと…

「暴落で株が嫌になったけど、インフレには対策しないと!」と考えるなら、いまだったら純金ETF(1540)が狙い目かも。同ETFは4月以降伸び悩んでいますが、2011年以降、75日移動平均(グラフの赤線)を下回ると反発することが多いです。印刷しまくれる現金を持つより安心な気がします。

1540_1

ちなみに、純金ETF(1540)が「75日移動平均を下待ったら買う」「75日移動平均を上回ったら売る」という逆張りトレードをした場合、ここ10年で勝率70%でした。2020年以降、純金は日経平均株価よりも上がってます。配当を出し渋るビミョーな割安株を買うくらいなら、純金を買うほうが良いかもですね💦

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アメリカと中国が仲違いしているかぎり、たぶんインフレは終わりません。なので、「暴落で株が嫌になった!」という方でも、せめてインフレ対策くらいはしておくことは考えておくのが良い気がします。日本国債はインフレ対策には役に立たないので、買うとしたら純金ETFとか外国債券とかかなあ。

オーストラリアの住宅不足

オーストラリアで住宅が不足しているそうです。

賃料や住宅価格の高騰が深刻。しばらくオーストラリアの住宅事業は伸びそうですね。そういえば、住友林業(1911)がオーストラリアの賃貸用集合住宅(BTR)開発事業に進出していました。手堅く伸びていきそうです🤔

住友林業(1911)のBTR進出は今年4月にリリースが出たばかり。業績に織り込まれるのはこれからでしょうから、楽しみですね

豪州ブリスベンで賃貸用集合住宅(BTR)開発事業に初進出~ESG不動産開発の推進で社会・環境問題解決に貢献~
住友林業グループのニュースリリースをご紹介します。木造住宅・注文住宅・戸建住宅の住友林業

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