日経続伸🔥 AIバブルは危険水域?⚠️

投資報告
この記事を書いた人

個人投資家。元Yahoo!株価予想達人。
同サイトで25歳で「ベストパフォーマー賞」「通算最高勝率者賞」受賞。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。座右の銘はヘンリー・フォードの「本当の失敗とは、失敗から何も学ばないことである」

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日経平均が続伸🔥

9/24、日経平均は続伸しました🔥

相場の上昇を牽引したのは、ソフトバンクグループでしたね。Stargate計画など、AI開発で巨額投資を発表していますが、それが好感されているんだと思います。

ソフトバンクグループは4月のトランプショックから株価が3倍になりました。スリーバガーですね。

筆者は孫さんの「大風呂敷」はそんなに評価していなくてですね。

ウィーワークでの失敗などを見て、孫さんは「キラキラした話に首を突っ込んで損をする人なんだなー」と感じていて、景気の良い話を聞くとかえって警戒しちゃうんですよね💦

AIなんてめちゃくちゃキラキラしていますからねー。

AIバブルと循環取引

OpenAIとオラクル、そしてエヌビディアの取引が「循環取引じゃね?」ということでXで話題になっていました。

こういう循環取引みたいなのを見ちゃうと、AIバブルの「危うさ」を感じちゃいますよね。特に、この循環の「内側」への投資は怖く感じちゃいます。

よく「キャッシュフローは事実であり、利益は意見に過ぎない」と言いますが、この3社がものすごい勢いで成長しているんだったら良いんですが、うち1社(OpenAI)は赤字出しまくりなんで、危うさを感じます。ちゃんと儲かるんかいな?みたいな。

ソフトバンクグループとかはまさに「内側」の会社だと思いますが、ちゃんと元取れるのかなーなんて心配しています。

とはいえ、金回りが良いうちは盛り上がりも続くような気もしていますし、仮にバブルだとしても「まだ入り口だろうな」とも思うので、早いうちに「参加するか」「見送るか」は決めておく良いかもですね。

一番危ないのが、「持続不可能に見えた時に高値づかみすること」だと思うんで、そうならないようにだけ気をつけたいところです。

ちなみに筆者は「周辺機器メーカー」「素材メーカー」「チップメーカー(Sk Hynix)」に投資していますが、どこまで引っ張るか悩んでいます。

SK Hynixに関しては去年に買ってから株価は50%上がっていて「十分儲かった」といえばそうなんですが、まだ引っ張ろうと思えば引っ張れるんですよね。悩んじゃうなー💦

モメンタムの分析

日本株は「勢いがつくと強い」傾向があります。

目安としては、25日平均から「+2%〜7%」が適温相場で、そこから崩れて「-3%〜+2%」となると急に弱くなる傾向があります。

上のグラフが、日経平均株価の25日平均乖離率が+2%〜7%の時のバックテスト結果です。(バックテスト期間は1990年以降)

上のグラフが、日経平均株価の25日平均乖離率が-3%〜+2%の時のバックテスト結果です。TOPIXも似た感じの結果になります。

日経平均株価とTOPIXのチャートを見てみると、前回と同じように日経平均株価は上昇トレンドで勢いがありますが、TOPIXは勢いに欠けますね。

足元で絶好調なのはAIブームに乗っている半導体株で、この恩恵がある日経は強く、恩恵が薄いTOPIXは停滞している感じです。

当ブログではいつも「不足はチャンス」と書いていますが、AIがらみで需要が急増して足りなくなっているものを扱っている会社は強いと思います。

うちはSK Hynixというメモリ半導体の会社に投資してますが、DRAMが足りていませんね。

別にAIにこだわる必要もなく、バブルが心配であれば、それ以外では建設業者とか物流業者とか、人手が足りなくて大変なセクターがあります。こういうとことに投資をしていれば手堅いと思っています👀

需給の分析

日経平均ETF(1321)の価格帯別出来高を見てみます:

相変わらず、需給は「めちゃくちゃ良い感じ」ですね。日経平均は年初来高値近辺ですから、買い勢はみんな含み益、売り勢はみんな含み損です。

例年、9月〜10月は「中弛みしやすい時期」で、相場がグイグイ上がっていくような材料はないと思います。

11月以降は年末ラリーが起きやすく、上昇相場で差らに上がることも多いんで、当面は1〜2ヶ月休んで、年末にもうひと頑張り、という感じを想定しています。

想定レンジ

足元では上限を突破していますが、ここ10年ほど、日経平均の予想PERは13〜17倍のレンジで推移しています。

日経平均株価の長期チャートを見てみると、まだ高値圏にありますね。

2025年9月時点の筆者の想定レンジは34000〜43000円です。9/24時点、日経終値は45630円です。「だいぶ高いな〜」と思います。

金融相場では(1)まず指数が上がり、(2)次に個別株へと流れていく、という流れになることが多いので、指数に追いつけなくても慌てず騒がず、のんびり安くて良い株を持っていると良いかと思います。

個別株が上がっている局面では指数は横ばいで、セクターローテーション中心のボックス相場になると想定しています。

いま注目している株

AIバブルこえ〜!!!ということで、今回は関係ないところでシステムリサーチ(3771)をピックアップします。

7月から取り上げている、製造業に特化したシステム開発会社です。自動車・機械・鉄鋼など製造業分野が強みで、特化することで差別化しているのが良いですね。

同社はタブレットへの手書き入力を即座にテキスト化できるペーパーレスソリューション「デジペーパー」を提供したりしてます。

個人的に気に入っているのが、トヨタ向けの売り上げが3割あります。普通なら1社の比率が高いのは「嫌だなあ」と思うんですが、トヨタなんですよね。

「トヨタ生産方式」をはじめとした同社のオペレーションは間違いなく強力で、その会社をトヨタを相手にしているIT企業というのはかなり気になります。

なんなら「あのトヨタが使っている会社なら間違いない」というブランドにもなるはずだと思います。当ブログでは何度もトヨタを推してきましたが、そのトヨタが採用した会社なら良いだろう、と思っちゃいますね笑

「コバンザメ商法」みたいなやり方ですが、結構、取引先や顧客が成功していると、それに便乗して成長してく会社が結構あるんですよ。

僕の投資先のトラック運送業者もそうで、取引先に成功しているドラッグストアがあって、そこが伸びるから、運送業者も一緒に伸びる、みたいな。

だから、「お客さんが成功するとその会社も成功する」というパターンはあると思っていて、システムリサーチもそのパターンが当てはまると思うんですよね。

システムリサーチ(3771)は本社が名古屋にあります。トヨタをはじめとする製造業クラスターに属している会社です。

産業クラスターに所属する中小企業は、そうでない中小企業と比べると従業員の伸びも、売上の伸びもピカイチだ!なんてエビデンスもあるので、注目しています。

マイケル・ポーターの「国の競争優位」でもクラスターの重要性が説かれていますが、クラスターに所属している企業は、産業集積のおかげでサプライヤーが多かったり、産業集積で競争が激しいがゆえにビジネスセンスが磨かれたりして、強い会社が出てきやすいんですよね。

それこそ、製造業系のSIとなると「工場へ足へ運んで現場を見る」ことも日常茶飯事になるわけで、それなのに毎回「出張」なんてしてたらレスポンスも遅くなるし、経費も嵩むしで、めちゃくちゃ非効率なんですよね。

「お客さまの近くに店を構える」ってのは当たり前の話なんですが、その当たり前をしっかりやっている会社はやはり強いですよね。

よく、新聞記事とかを見ると「設備投資で新しい工場」みたいなニュースを見かけます。

こういうニュースを読む時にも、「立地はどこ?」「どうしてここに建てるのか?」みたいなことも考えてみると、投資先企業の経営手腕を目利きできる気がします。

往々にして、優良企業に投資すると、調べれば調べるほど「凝ってるなぁ〜」と唸ることが多いんですよね。「そんなところまで気を遣ってるんか!」みたいな。

逆に、僕みたいな弱小投資家の目から見ても「いやいや、それは違うんじゃ?」みたいな点が見つかったら、あまりロットは張りたくなくなりますね💦

こないだざっくり企業価値を計算してみたんですが、1株あたりの価値は6039円でした。まだまだ安いと思いますw

2025年に入ってから、株式市場が荒れていて心配ですね。

相場が荒れている時は立ち振る舞い方しだいでピンチもチャンスに変わります。

今後も面白い株がたくさん出てくると思います。また見つけたら共有しますねー。

追伸

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