※この記事は2024年2月21日時点の公開情報をもとに書かれています。時間の経過とともに、書かれた内容が古くなる恐れがあります。投資判断を行う際は、自己責任のもと、最新の情報をご自身でお調べになった上でご判断ください。
From: 中原良太
自宅の書斎より、、、
この記事では
「JT株は買ってはいけないのか?」
について特集します。
JT株は買ってはいけないのか?
JT株に限らず、買ってはいけない株は
「株式の価値に対して株価が高すぎる」
「今後、業績が悪化するリスクが高い」
傾向があります。
よって中原が
「JT株は買ってはいけないのか?」
を吟味するときは、
まずPERや配当利回りを見て
割安に見えるかを考えます。
次に、
JTの業績が悪化して株価が下がる。
としたら、どんな流れか考えます。
なお、
JTは「たばこ」が主力事業ですので
「何が起きるとたばこの売上が落ちて
JT株の配当が減額されそうなのか?」
という視点で考えると良さそうです。
たばこ事業が縮小するとしたら、
以下の4つの要因が考えられます:
- たばこの需要が減少する
- たばこへの課税が増える
- たばこ規制が強化される
- 密輸や偽造等の不法取引
JT株を買ってはいけないとしたら、
1つ目の理由は「需要の減少」です。
景気が悪くなったり、
社会的なイメージが悪化したり、
規制や課税が強化されたりすると、
「たばこなんて要らない」
という人が増えてきそうです。
中原が喫煙していたときでさえ
「喫煙所が日に日に減っていく」
「吸いたくても吸う場所がない」
と場所に困ることが多かったです。
喫煙者の肩身が狭くなるほど
禁煙する人も増えそうですね。
JT株を買ってはいけないとしたら、
2つ目の理由は「課税の強化」です。
たばこ税は世界各地で増税されており
日本でも増税が進められています。
財務省によると平成30年4月以降、
たばこ税は1箱60円上がりました。
増税が原因かは不確かですが、
国内たばこの売上は減少中です。
国内の売上は厳しそうですので
海外でたばこ事業を伸ばさないと
JT株の将来性は厳しそうです。
JT株を買ってはいけないとしたら、
3つ目の理由は「規制の強化」です。
たばこの規制といえば「FCTC」です。
FCTCはFramework Convention
on Tobacco Controlの略です。
日本語では「たばこの規制に関する
世界保健機関枠組条約」と言います。
最近の規制としては、
- 2001年7月:EUでたばこ製品指令(EU TPD)が改定
- 2012年12月:豪州でのプレーンパッケージ規制を導入
- 2013年2月:ロシアで包括的たばこ規制が成立
などがあります。
これら以外にも
「今後、新たに規制が増える」と
業績悪化につながる恐れがあります。
JT株は海外たばこ事業が
「成長ドライバー」なので
海外の規制動向は監視すべきかと。
JT株を買ってはいけないとしたら、
4つ目の理由は「不法取引の防止」です。
これは中原も始めて知ったのですが
密輸などが大きな問題になった場合、
規制強化につながりかねません。
ニュースなど見かけたら、
いちおう注意すべきかもです。
まとめ
JT株を買ってはいけないとしたら、
以下の4つの理由によるものでしょう。
- たばこの需要が減少する
- たばこへの課税が増える
- たばこ規制が強化される
- 密輸や偽造等の不法取引
JTは「たばこ」が主力事業ですので
「何が起きるとたばこの売上が落ちて
JT株の配当が減額されそうなのか?」
という視点で考えると良さそうです。
JT株をNISAで買った人も多いですが、
「買ってはいけない落とし穴があるかも?」
と疑う気持ちは健全だし大切です。
JTの株を買おうと思っている方は、
「買ってはいけないとしたら何でだろう?」
と逆の立場で考えてみて、
納得したうえでJT株を買うのが
後悔を減らす秘訣だと思いますー。
– 中原良太
↓JTに関する関連記事はコチラ↓
コメント