含み益は幻・・・

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個人投資家。元Yahoo!株価予想達人。
同サイトで25歳で「ベストパフォーマー賞」「通算最高勝率者賞」受賞。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。座右の銘はヘンリー・フォードの「本当の失敗とは、失敗から何も学ばないことである」

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含み益は幻・・・

よく「含み益は幻」と言います。

筆者はこの言葉は間違っていると思っています。「含み益が幻なら含み損も幻じゃないか、そんな都合の良い話があるか!」と思うからです。

含み益だろうが、含み損だろうが、どっちも現実でしょう。ただし、「うつろいやすい現実」だと思います。

まあ、そんな話はさておき、AI相場が逆回転して、うちのポートフォリオも大打撃をくらいました。1週間でこんなにお金が減ったの初めてです…。

こういう相場状況にもなると「ああ、あの時に売っておけば」とか「あんなところで買わなければ」みたいな後悔も出てくるわけでして。

ただ、後付けでああだこうだ考えても仕方がないですから、冷水でも被って頭を冷やして、冷静に反省しておきたいところです。

天井は天井と比べ、底は底と比べる

ちなみに、「楽観の天井」と「悲観の底」で資産評価額を比べること自体が個人的には間違っていると思っています。

こんなことを考え始めると「天井で売れたら良かったのに」とか「底で買えたら良かったのに」とか、後知恵バイアスたっぷりの後悔しかでてきません。

そして、こういう後知恵は実践では役に立ちません。できることとしては「投資判断を下した、その日、その瞬間に、どういう状況だったか?」を思い出すか、当時の記録を見返して、客観的に振り返ることです。

あえて比べるのであれば、「前回の楽観の天井と比べて、今回の楽観の天井で資産評価額は伸びたか?」とか、「前回の悲観の底と比べて、今回の悲観の底で資産評価額は伸びたか?」とかを考える方が実り多いと思います。

悲観と底ではマーケット環境が違います。PERがパンパンに膨らんだマーケットと、キャッシュポジがパンパンに膨らんだマーケットを比べるのは変ですので。

なので、あくまで自分が比べるとしたら「2025年4月のトランプショックと比べてどうか?」「2026年3月のイランショックと比べてどうか?」です。

どちらも当時と比べれば、「かなりやられたけど勝てている」し、指数にも出遅れていないので、そんなに悪くないんじゃないかと思います。

とはいえ、ここ3カ月の投資を振り返ってみると、危うい取引とか、ちょっとくらい利益確定しても良かったんじゃないかみたいな気分もあるので、ここのあたりはどう規律を磨いていくかですね。

需給は悪いけれど割安

正直、足元の相場環境は「とてもやりにくいな」と思います。自分にとってはめちゃくちゃ苦手な局面で、反省があると思えばここです。

何が苦手かというと、「持ち株は割安だけれど、需給が悪い」という状況が苦手です。

これはいつもお見せしているグラフです。我が家ではこんな感じで、金融所得を右肩上がりに増やすことを目指しています。

割安な投資先=TOPIXや日経平均よりも早く多く金融所得を受け取れる投資先、と考えていて、うちの持ち株は基本的にそういう株だけで占められています。

「安くて良い株」は基本的に右肩上がりですから、放っておけば儲かります。

足元ではAI関連銘柄しか上がっていませんが、そうはいっても指数にも非AI銘柄が含まれていますから、AI対非AIのウェートさえ間違えなければ大きな問題にはならないかと思います。

「安くて良い株」でも株価の軽さは需給で全然変わってきます。それこそ上昇トレンドの銘柄は需給も良いので「安くて良いし株価も軽い」ので花丸満点です。

一方、上昇トレンドでもレバレッジがかかりすぎると「崩れたら早い」銘柄になるので、危うさが出てきます。上昇相場でボラが出てくると、こういう危うさが出てきますね。

また、「安くて良い株」でもトレンドが崩れるとしばらく低迷期に入ることも多いです。だからこういう銘柄は「安くてもナンピンしない」のが正解となることも多く、これが難しいです。

持ち株の需給が悪いのであれば、「同じくらい安くて良い株の中から、需給も良い銘柄」を探すために力を入れるべきですね。

放っておいても儲かるけれど、もっと儲けるためにはエネルギーが必要ということです。

その点、AI相場の需給が狂ってきたところで、ある程度AI銘柄を利益確定して、非AI銘柄にリバランスしておくのが冷静な一手だった気もします。

ただ、筆者は「AI銘柄は極めて割安」と考えていて、そう考えた時に「非AIで同じくらい割安で需給が良い避難先」が思い当たらなかったんですよね。

だからどうお金を逃せば良いかがわからず、足元の急落を「甘んじて受け入れた」わけなのですが…。

軽はずみに急騰したAI株を売って、それからさらに値上がりされたら、それこそ「買い戻さなきゃ!」みたいに慌ててしまったと思うんですよ。

であれば「そのうち逆回転するけれど、安くて良い株を持っているんだからそれもまた仕方ない」とどっしり構えている方が、精神衛生的にも良い気がして…。

「怖いけれど仕方なくガチホ」という部分もあり、もうちょい貪欲に避難先を探しておいても良かった気がしますね。

もっとできたことはあると思います。アゲアゲ相場の時も、村田製作所とかAI関連銘柄のことばかり調べていましたから、違うところに目を向けていても良かったかもしれません。

つい、相場が動くと「動いたもの」に目が入ってしまうんですよね。

動いたものに逆張りするならまだしも、順張りするなら「まだ動いていないもの」に目を向けるべきなので、そういう意味で、注意・関心を向ける方向を間違っていて、大いに反省すべきだと感じます。

ただ、「じゃあどこに目を向けるべきか?」と言われると難しいんですよね。非AIでもAI以上に伸びるところってパッと思いつかないんですよね。こういうことも含めてチャッピーと壁打ちしておけば良かったのかなあ。

追伸

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