「あああああ〜〜〜〜!!!!!」
突然、玄関から5歳の娘の泣き声がしました。
びっくりした僕は、書斎から玄関へ駆けつけ、
「どうしたの?」と聞きました。
すると娘は、
「冬休みが1週間しかないのが寂しい〜!!!!」
と泣いていました。
うちの娘は僕とは違って感受性が豊かです。アニメとかを見ていても、推しのキャラが傷つくと泣いてしまったり、クリスマスにサンタさんからプレゼントをもらえると嬉しくて泣いてしまったりします。
「まだ1週間あるよ!いっぱい遊ぼうよ!」
と宥めると、
「でも、パパと遊べるのは1週間だけでしょ?」
とポツリ。
2025年は、去年の負けを取り返そうと、土日も銘柄分析などに時間を充ててしまって、あまり娘と遊ぶ時間を作れていなかったんですよね。
おかげで今年の運用成績は大きなプラスでしたが、引き換えに、娘と過ごす貴重な休日をたくさん失いました。それなりに財布は潤いましたが、「大失敗だったかもなあ…」と感じます。
年を重ねるにつれ、「あれ、もう1週間終わったの?」「もう2025年が終わっちゃったの?」と、時間がどんどん早くすぎるようになりました。
35歳にもなると、身内にも不幸が訪れます。祖父母は80〜90歳でいい年齢だし、両親も60歳を過ぎました。
実家には月1回、義実家には年2回、帰省しているんですが、あと20〜30年で平均寿命と考えると、会える回数も数えられてしまいます。
子供の頃は毎日当たり前のように過ごしていた家族とも、だんだん会えなくなってくると思うと、無理をしてでも時間を作って、会えるうちに会っておかないと絶対に後悔するでしょう。
これは子育ても一緒で、娘はもう5歳。20歳すぎれば家を出るでしょうから、もう一緒に暮らせる4分の1を過ごしてしまいました。残りは4分の3だけです。
1ヶ月に1回、遠出をするにしても、あと15年でいける場所は15×12の180回だけ。こうやって計算してみると、できることは本当に限られています。
お金のことだけを考えれば、2025年は良い1年だったなあ〜と思います。
一方、時間の使い方とか、仕事の進め方とかは、反省点の多い1年でした。もう全然ダメ。まだまだ改善の余地はたくさんあると感じます。
毎年毎年、大晦日になると「今年はいい一年だったね」と感じる一方「まだまだ全然ダメだったな」と反省も多いです。
そんなことを考えていると、ふと、チェス王者のホセ・ラウル・カパブランカの『勝ちたければ「何よりも先に終盤を学べ」』という言葉を思い出しました。
人生に勝ち負けはありませんが、「自分が死ぬ時に、納得のいく生き方をできたと思えるか?」はとても重要だと思います。
そういや、株式投資でも、価値の大部分はターミナルバリュー、つまり遠い先の未来に受け取る収入で決まるんですよね。「いまが良いかどうか?」ももちろん大事ですが「最後に満足できるか?」がとても大事なんですね。
娘を泣かせてしまった父親として、多分、いまの暮らしの延長線上に、自分が満足できる暮らしはないだろうな、と感じました。
幸い、まだ娘は5歳。自分も35歳。いまからでも、十分に軌道修正できそうです。2026年は、今年よりも良い一年を過ごしたいですね。
読者のあなたも、いつも当ブログを読んでくれてありがとうございます。良い年末をお過ごしください〜!
追伸
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コメント
今年も有り難う御座いました!良いお年を。