日経1198円安⚠️AIバブル崩壊の序章か?

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個人投資家。元Yahoo!株価予想達人。
同サイトで25歳で「ベストパフォーマー賞」「通算最高勝率者賞」受賞。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。座右の銘はヘンリー・フォードの「本当の失敗とは、失敗から何も学ばないことである」

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日経平均1198円安⚠️

11/21、日経平均は前日比1198円安となりました⚠️

エヌビディアが好決算を発表したばかりでしたが、それでもアメリカ株式市場は持ち堪えられませんでした。

結局、日本のAI関連企業も引きずられて、ひどいことに…。

日経平均株価の寄与度ランキングを見てみると、指数を押し下げたのはアドバンテスト、ソフトバンクグループ、東京エレクトロン、イビデン、ディスコ、レーザーテックなどのAI関連株でした。

個人的にはピーター・ティール氏がエヌビディア株を全売却したのが気になっていて、株式市場もかなり神経質になっている気がします。

ティール氏の最も有名な投資格言の一つに「競争は負け犬がするものだ(Competition is for losers)」というものがあります。彼は「他社が真似できない圧倒的な独占企業」を好みます。

エヌビディアはこれまでAIチップで独占状態でしたが、GoogleがTPUでついてきています。

「エヌビディアはもはや独占企業ではなく、激しい競争に巻き込まれるコモディティ(汎用品)企業になりつつある」と判断したのかもしれません。

ちなみに、ソフトバンクグループの孫さんもエヌビディアの株を売っていますが、こっちについては「オープンAIへの出資資金を確保するためなんじゃないか?」と言われています。

こっちに関しては「うまくいくのかな〜」と正直懐疑的です💦

グーグルは自前でチップを作っているのに対して、オープンAIやAnthropicはエヌビディアのチップを高値で買わないといけません。

あくまで直感ですが、コスト優位性を考えると、これではグーグルに軍配が上がるような気がしています。

とはいえ、AI開発競争でバチバチに競争をしているので、取り分(利益)がどれだけ残るか?と言われると、なんとも分かりませんが💦

株式トレンドマップを見てみると、11/21は日経平均株価の一人負けでしたね。個別株はだいたい上がっていました。

特に強いのが割安株で、みんな浮かれた成長株を売って、手堅い割安株を買っている、という資金移動が起きているようです。

ファクター別指数ランキングをみると、ボラが大きい株が売られ、小さい株が変われる動きが目立ちました。

まあ、「ボラが大きい=リスクが高い」ってことなんで、高値でも取引されていること自体がおかしいんですよね。

株価が高すぎる&リスクが高すぎる株が売られ、安くて安全なところで資金シフトしていく、というのは自然で妥当な流れかと思います。

AIバブルは弾けるのか?

色々と調べた感じ、AIバブルは「まだ弾けるには早いのかな?」とも感じますし、逆に「とはいえ、そろそろ業績悪化の崖が見えるな」とも感じています。

AIチップの需要は根強い一方で、次に電力不足がボトルネックとも言われています。それが顕在化するのが2027年ごろと言われ、もうすぐですね。

足元ではメガテックが次々に大型の起債をしていますから、ググッと設備投資が加速しそうです。ということは、逆に中期的には「投資加速の反動減」もありそうで、チップメーカーは業績のボラが広がりそうです。

2026年の売り上げは問題ないと思います。問題はそこから先なんですよね。

つまり「来年は儲かるかもしれないけれど、再来年から急減速するんじゃないか?」ということで、これがネックになっているんだと思います。

省エネ性能を引き上げるにしても、物理的な限界があります。半導体の微細化は限界が近づいてきていますし。回路を短くするにしてもそれはそれで限界があります。

ここから先は、Gemini 3 Proに聞いてみると、ロジックとメモリの融合、PIM(Processing In Memory)、シリコンフォトニクス、といった新技術をバシバシ実用化していく必要があるとかないとか。

AIバブルの中心地は、これまでテクノロジーで伸びてきた会社です。だから、これから訪れる制約に対しても、テクノロジーで解決していくんじゃないか、という「淡い期待」をしてしまいますが苦笑

日経平均は高過ぎ?

ここ10年ほど、日経平均の予想PERは13〜17倍のレンジで推移しています。

当ブログでは「日経平均株価の想定レンジは34000〜43000円だ!」と言っていますが、このレンジを突き抜けて青天井に上がっています。

11/21時点、日経終値は48625円です。下がったとはいえ、まだかなり高いですね。

需給面でみると、日経平均は48000円〜50500円のレンジで収まってくれれば良いですが、下に抜けると46000円くらいまではストンと落ちそうです。まさに「正念場」という感じですね。

まあ、株価は移り気なので過度に振り回されず、「高い株から安い株へ」「悪い株から良い株へ」とお金を移して守りを固めたいですね。

いま注目している株

改めて、G-7ホールディングスに注目しています。

「オートバックス」や「業務スーパー」のフランチャイズが中核の会社です。

オートバックスについては微妙じゃないかと思っていたんですが、売上構成比を見ると半分が業務スーパーなんですね。

業務スーパーといえば神戸物産で、冷蔵庫1つさえめちゃくちゃこだわる会社なんで、ここのフランチャイジーなら手堅く成長するだろうなと思います。

前に「神戸物産は相場が暴落しても逆行高している!」みたいな話をしましたが、神戸物産のフランチャイジーである同社も似たような傾向があるんじゃないかと思います。

日経平均は11月にマイナス7%ですが、G-7ホールディングスは+6%です。当ブログでは長らく「AI+ディフェンシブ」を推してきましたが、AI関連株が不調なときはしっかりカバーしてくれて心強いですね☺️

予想PERは10.4倍で、指数と比べても安い。予想ROEは17%と効率が良いです。足元の業績の進捗がビミョーですが、リスクの低さと株価の安さはピカイチだと思うんですよね。

ディフェンシブな株は適正株価も高いんで、手堅いビジネスをやっている割には、お買い得じゃないかと思います。

先日、試しに同社の1株価値を計算したところ、「1株価値=3611円」でした。今の株価が1354円なので、それと比べたらお買い得だと思いますw

日経平均株価が大きく下がっていて不安ですね。

相場が荒れている時は立ち振る舞い方しだいでピンチもチャンスに変わります。

今後も面白い株がたくさん出てくると思います。また見つけたら共有しますねー。

追伸

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