日経平均が急落⚠️
10/14、日経平均株価が一時1500円を超える下げ幅となりました。

先週末の時点では「3000円下がるかも?」とヒヤヒヤしていました。しかし、フタを開けてみると下げ幅は半分くらいで安心しました。
もっとも、朝一番まではもっと強かったです。トランプ大統領も対中間勢の姿勢が軟化していましたし、昨日は米国株も大きく反発していましたからね。
しかし、日本株は関税以外にも、政治不安が広がっています。
先週末、「公明党が自民党との連立政権から離脱する方針」というニュースがありました。「政治とカネ」問題を軽視する自民党に対して、公明党が愛想を尽かした形に見えます。首相指名の行方や新政権の枠組みが見通しにくくなりました。
さらに、中国商務省は14日、韓国の造船大手ハンファオーシャン子会社の米企業5社に対して中国との取引を禁じる制裁を発表しました。
米中摩擦が激化しそうな感じがしますし、これも投資家のムードを悪くしている気がしますね。
いまからでも売るべき?
当ブログの読者は「持ち株を売るべきか?」と不安な方が多いようです。
- 持ち株を売るべきか?
- どこまで下がるのか?
- 何を買えばいいのか?
不安な方も多いと思うので、1つ1つ考えていきます。
持ち株を売るべき?
相場の雰囲気が悪くなってきたし、株価も高値圏なので、「売るべきか?」と悩んじゃいますよね。
このあたりの投資判断は「時間軸と目指しているポートフォリオによって対応が変わる」と筆者は考えます。
まず大前提として、大事なのは「株価より裏付け」です。
次のグラフをご覧ください。

これは、我が家が目指している株式投資のゴールです。このグラフのように金融所得を右肩あがりに増やすことを目指しています。
放っておけば配当収入が右肩あがりに増えていく会社に投資している限り、株価が下がっても恐れる必要はないです👀
逆に、足元の高市トレードの逆回転やら、トランプ関税やらで「儲けるシナリオが台無しだ!」というなら、そういう株は売った方が良いかもしれませんね。
筆者としては政治に振り回される株を買うのはハラハラしてしまって苦手で、どっしり構えてられる銘柄をがちほしたいなーという気持ちです。
どこまで下がるのか?
足元では上限を突破していますが、ここ10年ほど、日経平均の予想PERは13〜17倍のレンジで推移しています。
日経平均株価の長期チャートを見てみると、まだ高値圏にありますね。

2025年10月時点の筆者の想定レンジは34000〜43000円です。10/10時点、日経終値は46847円です。それなりに下がったとはいえ、「まだ高いな〜」と思います。
だいぶ高いので下げ余地が広くてハラハラしますね。

日経先物のチャートを見てみると、先物は47000円近くで下げ止まりました。
ここ10年ほど、日本株は需給が悪くなると勢いが衰えがちです。特に年末の時期は節税対策の売りも膨らみやすいので「売りが売りを呼ぶ」展開になる恐れもありますね。
45000円あたりに分厚い価格帯別出来高が控えていて、ここからさらに下に崩れると、需給が悪くなりそうです。しかし、今の所はそこまで崩れておらず、ひとまず安心といったところでしょうか。
一方、48000円が重たい天井ともわかったので、当面は45000〜48000円でのレンジ相場になりそうです。思ったよりも下げがマイルドだったので、当面は大きな下落は心配しなくて良さそうです。
やはり、ここ半年の上昇ペースはさすがに維持できないと思いますから、「なんでも上がります!」みたいなイージーな相場を期待するのは楽観的すぎる気がします。
だから、当面はセクターローテーション中心のボックス相場になると想定し、「何が売られ、何が買われるか?」を強く意識する必要がある気がします。
何を買えばいいのか?
ざっくり、いま起きていることを整理すると
- 日本の政局が不安定である
- 米国と中国の摩擦が強まっている
という2点が大きいでしょう。
これらが「逆風」に働く株は、買い増すタイミングではない気がしています。
特に「高市トレード」は手を出さない方が良いだろうな」と感じています。自民党の議席数が少ない中での公明との連立解消は間違いなく痛手なので、逆回転するのは当然の流れだと思いますね。
逆に、狙い目なセクターとしては政局とは「無関係」で、需要が旺盛な分野だと思います。
当ブログで繰り返し主張していることとしては、人手不足が深刻な建設業やトラック運送業は「儲からないわけがない」と思っています。
いずれも、2024年問題でタダでさえ人手が足りていません。足りないものは高く売れるのが世の常ですから、まだまだ稼げると思います。
具体的な銘柄としては、建設業だとCMの明豊ファシリティワークス(1717)あたりがキラキラしてますよねー。
当ブログでは2月から同社株を取り上げていますが、絶好調ですね。


同社は事務所や工場、学校などを建てたり、移動したりするのを支援するコンストラクションマネジメント会社です。
工場を稼働させながら移転する!みたいな、めちゃくちゃ複雑な引越しなどもがっつりサポートしてくれる会社です。
建設業界は人手不足が深刻で、予算以内に建物を建てられなかったり、スケジュール通りの終わらなかったり、大変です。
そんな中、工場を稼働させながら移転する!みたいな、めちゃくちゃ複雑な引越しなどもがっつりサポートしてくれる会社です。
今まさに必要な会社なので、まだまだ伸びると期待しています。
ここ1週間ほど株価が下がっていて、1155円から1096円まで下がっています。「押し目買いのチャーンス!」と思いながら眺めております👀
他にも、陸運だとハマキョウレックス(9037)はまだ割安だと思います。
ハマキョウレックスは3PLの大手です。3PLというのは3rd Party Logisticsのことで、荷主企業に代わって、物流戦略の企画立案から実行までを包括的に受託するサービスです。
ハマキョウレックスは3PL物流センター運営およびトラック輸送を主力とする物流企業で、アパレル、医療機器、EC、食品など多岐にわたる業界に対応しています。


当ブログでは2月から取り上げてますが、10/14には1571円まで上がりました。
先週末には「やっと安く買うチャンスが来るかも!」と話しましたが、全然下がりませんでしたね。やはり、良い株は相場が崩れても底堅いということですね。
建設業と同じく、運送業界も料金適正化や法改正による追い風が吹いています。
「2024年問題」では、タダでさえ人手が足りていないトラック運送業者に「残業すんな!」となりました。
さらに、2025年4月に施行される「物流効率化法(物資流通効率化促進法)」や改正貨物自動車運送事業法によって、物流業界全体で積載効率の向上や荷待ち時間の削減、下請けの透明化や安全管理の強化が義務付けられます。
つまり「残業すんな!」「安請け合いもすんな!」ということで、めちゃくちゃ人手が足りなくなりそうですね。
また、今回の「トランプショック2.0」も多分追い風になると思います。というのも、ガソリン代が安くなるからです。

10/14の予想PERは12.4倍で、過去のレンジで見るとちょっと高めです。とはいえ、日経平均の予想PERより安いし、足元の決算も良い感じなので、お買い得だと思っています。
2025年に入ってから、株式市場が荒れていて心配ですね。
相場が荒れている時は立ち振る舞い方しだいでピンチもチャンスに変わります。
今後も面白い株がたくさん出てくると思います。また見つけたら共有しますねー。
追伸
メルマガ登録よろしくね。 これからも有益な情報をお届けします。
コメント