日経の急失速と参議院選⚠️
7/18、日経平均株価はプラスから始まったものの、ザラ場にマイナス転換しました⚠️

目先のイベントとしては参議院選がありますね。3連休ですし、参議院選挙で株を跨ぎたくない人が、売り抜ける動きもあった気がします。
基本的にこういうイベントは「大きくコケなければ株を買いやすくなるもの」なので、週明けは強くなる気がしています。
FOMCや決算発表、トランプ大統領の任期中の週末(笑)など、だいたいの怖いイベントは「通過すると怖く無くなるから株価が上がる」と覚えておくと大きな間違いは起きにくいと思います。
だから月曜日は天井になりやすいんですが笑。
7/18に日経平均株価が冴えなかった理由を調べてみると、半導体株が軒並み弱かったです。

強かった株としては、SBG(9984)や東京エレクトロン(8035)がありました。
ソフトバンクグループは子会社にアームがありますね。アームは半導体チップを設計する会社ですが、省エネ性能が強いんですよね。
足元のAI開発競争では「チップが足りない!」ということで、GPUを作っているエヌビディアや、チップの製造をしているTSMCの株価が上がっています。
この動きはしばらく続くと思いますが、その「次」の流れとして「電気が足りない!」と言われています。だからアームを持つソフトバンクグループは強い、と僕は思います。
東京エレクトロン(8035)は半導体製造装置を売っている会社ですが、AI半導体のHBMの製造に関わっています。
ちょうど今日、OpenAIが「chatGPT agent」を発表しました。AIに仕事を依頼すると、1時間くらい仕事してくれる、という機能で、どんどんAIが賢く、長時間働いてくれるようになっています。
AIが長時間働いてくれる、となると、当然、大量のチップを長時間使うことになります。HBMも当然売れるよな〜、まだまだ足りないよな〜と思うので、同社株も強いんじゃないかな、と期待しています。
それにも関わらず、HBMを作っているトップメーカーのSK Hynixの株価が冴えないのはなんでなんや😭

下がった株としては、アドバンテスト(6857)やディスコ(6146)がありますね。
アドバンテストは半導体検査装置の会社で、エヌビディアと株価が連動していることで有名です。
足元でエヌビディアの株価がイケイケなんですが、アドバンテストの株価が下がっているのはなんとも違和感があります。足元の下げは一時的で、そのうち返り咲く気がしています。
ディスコ急落
特に下げがきつかったのがディスコでした。

7/18に8%以上も株価が下がりました。
7/15のブログで取り上げたばかりの銘柄ですが、7/17の決算がコンセンサスよりも弱かったようで急落しています。
ディスコは半導体を「切る・削る・磨く」に強い会社で、その分野では圧倒的な会社と認識しています。
そもそもの話として半導体産業は「シクリカル」で業績が乱高下しやすいです。だから短期的な乱高下で一喜一憂していてもキリがありません。
業績と連動して株価もジェットコースターのように動くので、たくさん持つのはヒヤヒヤしますが、ディスコのような強い会社は伸びていくと思うので、ちょっとくらいは持っておきたくなります。
長い目で見れば10倍以上に成長してきた会社ですし、これからも伸びていくと思います。5%くらい下がったところで痛くも痒くもないでしょう。(強がり)

業績が右往左往するのは仕方がないので、ここは気にしないでも良いと思います。
それより大事なのは「今後も、ディスコの装置が選ばれ続けるか?」です。ここさえ崩れなければ基本的には「下がったら買い」で良いと思います。
セブン&アイ急落
前にブログで「絶対に買わない株」として取り上げたセブン株が急落しています。
急落している原因は、カナダのクシュタールが同社を買収する、という話が撤回されたからでした。
クシュタールが買収したい!と名を挙げてから、セブン&アイが「いやだいやだ!」とダダをこねて、破談になった感じですね。
これがTOPIX CORE 30の1銘柄か、と思うと情けないと感じます。

(以下、引用)
セブンイレブンは「お客様」にとっては便利な店だと思います。
僕もセブンイレブンでちょくちょく買い物をするし、金のハンバーグとか大好きだし、ヨーカドーのネットスーパーの配達員のおじちゃんとかめちゃくちゃ親切でありがたいなって思います。値段はちょっと高いですが。
ただ、「客にとって良い会社」と「投資家にとって良い会社」というのを両立するのはめちゃくちゃ難しくてですね。
多くの場合は「客にとって都合が良いけど、投資家にとっては利回りが低い(ROEが低い)」とか、「投資家にとっては都合が良いけど、客にとっては高すぎる」とか、アンバランスになってしまう場合が多いんですよ。
セブンの場合は「客にとっては良いかもしれないけれど、投資家にとってはおいしくない」会社だなーと思っていて、つまり、投資家が客に搾取されやすい位置付けだと思うんです。
2024年2月期の同社のROEは6.3%、25年2月機は4.5%、26年2月期の予想は6.3%です。
不動産投資くらいのリターンと考えると悪くないかもしれませんが、株式投資家の要求リターンは大体8%が平均ですから、それと比べると見劣りします。
少し前に、うちの奥さんに「絶対に結婚しちゃいけないのは、どんな人だと思う?」という話が盛り上がりました。
うちの奥さんは「話をしても聞く耳を持ってくれない人」と言いました。
なんで?と尋ねると、「話しかけても無駄だから」と言っていて、首が千切れそうになるくらい「ウンウン」うなずいてました。
それと同時に、僕もかなり「ガンコ」なところがあるので、そのせいで愛想を尽かされないように気をつけないといけないなあと思いました😭
不動産株が急落
7/18は不動産株も急落していました。

下がった原因を調べてみると、千代田区がマンション転売を制限する、というニュースが出てきました。多分これが原因ですね。
不動産価格が上がりまくっているのはご存知の通りですが、特にマンション価格は節税目的で売買されていて、投機熱がすごいです。
「節税が絡むとバブルが起きる」のはよくある話で、メタプラネットなどの「ビットコイン保有株」も同じメカニズムだと認識しています。
転売制限は投機熱を冷ますための一手なのでしょうが、この動きが別の地域にも広まってくると、節税不動産などを扱っている会社には痛手となるかもしれません。
そういえば、3月に「日本株を長期保有すると相続税を優遇するか検討!」というニュースがありましたね。
「節税が絡むとバブルが起きる」ので、株式投資が相続税対策になるとしたら、日本株はバブルになると思います。マンション価格が上がっているのと同じことが株で起きますからねw
想定レンジ
ここ10年ほど、日経平均の予想PERは13〜17倍のレンジで推移しています。
また、EPSは時間と共に少しずつ上がっていて、過去10年間ではCAGR 8.5%です。
(1)PERのレンジと(2)EPSの成長ペースが今後も維持されるとすると、今後の株価は次のグラフのように推移すると期待できます。

2025年7月時点の筆者の想定レンジは33000〜42000円です。
7/18時点、日経終値は39819円です。ちょうど想定レンジの「真ん中ちょい上」くらいです。
ここ10年ほど、日経平均株価は3〜4年サイクルで総悲観〜総楽観の間を行ったり来たりしていました。
ただ、日経平均株価はAI関連銘柄のウェートが大きいので、AIブームで指数の動きがだいぶ歪んでいます。
当ブログでは「AIガチホ+ディフェンシブ+内需株」が良い、というスタンスを貫いてきましたが、やはり景気全体としては引き続きビミョーだと思います。
現状認識は外れていないと思うので、引き続き、このスタンスで臨みます。
いま注目している株
前に作った、「中原指数」のアップデートです。
組み入れ銘柄は以下の通り:

とりわけ好調なのがカラオケのコシダカHD(2157)です。今年の夏は暑いので、「インドアのアミューズメント需要」が伸びそうで、まだまだ上がると期待しています。
次に上がっているのが明豊ファシリティワークス(1717)です。当ブログでは2月から同社株を取り上げていますが、絶好調ですね。

同社は事務所や工場、学校などを建てたり、移動したりするのを支援するコンストラクションマネジメント会社です。
建設業界は人手不足が深刻で、予算以内に建物を建てられなかったり、スケジュール通りの終わらなかったり、大変です。
そんな中、工場を稼働させながら移転する!みたいな、めちゃくちゃ複雑な引越しなどもがっつりサポートしてくれる会社です。今まさに必要な会社なので、まだまだ伸びると期待しています。
同じくハマキョウレックス(9037)も好調です。こちらも2月から取り上げていますが、絶好調ですね。

同社はトラック運送会社で、この分野も人手不足が深刻です。僕も似たような会社に投資しているんですが、半年そこらで株価が45%も上がっていて絶好調ですw
これらの銘柄のおかげで、中原指数はTOPIXよりも上がっています。

放っておけば伸びる会社ばかりを組み入れていますので、今後もグイグイ上がっていくだろうと期待しています。
2025年に入ってから、株式市場が荒れていて心配ですね。
相場が荒れている時は立ち振る舞い方しだいでピンチもチャンスに変わります。
今後も面白い株がたくさん出てくると思います。また見つけたら共有しますねー。
追伸
メルマガ登録よろしくね。 これからも有益な情報をお届けします。
コメント