【速報】日経平均38000円超え🔥/AIブーム再加速/景気後退と二番底/僕が買わない株/想定レンジ/いま注目している株

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個人投資家。元Yahoo!株価予想達人。
同サイトで25歳で「ベストパフォーマー賞」「通算最高勝率者賞」受賞。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。座右の銘はヘンリー・フォードの「本当の失敗とは、失敗から何も学ばないことである」

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日経平均38000円超え🔥

6/9、日経平均は346円高となりました。

週末のアメリカ株市場は好調でした。雇用統計も無事に通過しましたね。

当ブログでは

今の感じだと、特にサプライズもなく、無難に通過するだろうなーと考えています。

マーケットはすでに利下げ期待を織り込んでいるようにも思うので、大きく上がるような材料もなく、どちらかといえば「材料出尽くし」になる気がしています👀

と予想していましたが、思った以上に強くてびっくりしています👀

AIブーム再加速

WSTS(世界半導体市場統計)が発表した半導体市場予測によると、2025年の世界半導体市場は前年比11.2%増の7,009億ドル、2026年は前年比8.5%増の7,607億ドルに達する予測です。

2024年中頃からAIブームが一時停止していましたが、そろそろ再開しそうですね。

我が家の主力であるSK Hynixも少しずつ株価が上がってきました。AIブームが再加速しそうで期待しています👀

景気後退と二番底

AI市場は景気が良いですが、それ以外の景気はビミョーに見えます。

日経センターが発表した半年後の景気後退確率は85.1%だそうです。

ちなみに、2025年2月の報道時点の予測は27.5%だったので、だいぶ上がってきましたね。トランプ関税の影響は大きそうです。

トランプ関税の交渉は「2ヶ月で5回」あったそうです。日本としては相互関税10%は撤回を求めていくのでしょうが、関税はトランプ大統領のメイン政策でもあるので、撤回は難しいと思います。

アメリカへの輸出比率が高い会社が受ける打撃は大きいと思うので、打撃がありそうな株は、相場の強い今のうちに持分を減らしておきたいです。

「二番底が心配で株を買いにくい」とか、「トランプショックで売ってしまったから二番底で買いたい」という人もいるかと思います。

個人的には「二番底が来る可能性もそこそこあるだろうな」と考えていて、思いつくタイミングとしては、

  • 7月の相互関税交渉の期限
  • 夏枯れ相場(7〜8月)
  • 第一四半期決算の失望売り(8月)
  • サプライズ利上げ

あたりが思いつきます。

AI関連株あたりはトランプ関税があろうが好業績だと思うので問題ないと思います。

しかし、政策リスクが大きそうな自動車セクターとかに投資する場合は、気をつけた方が良い気がします💦

僕が買わない株

僕は「買えないなー」と感じる銘柄をまとめたブラックリストみたいなのがあって、情報の価値として高いのはこっちの方なんじゃないかなーとも思っています。

今回は「ソフトバンクグループ(9984)」を取り上げます。

ソフトバンクといえば孫正義さんが率いる会社で、僕も応援してますが、「投資先としてはビミョーだなあ」と感じるようになりました。

ボーダフォンを買収して、iPhoneで一気にシェアを拡大していたあたりがピークだった気がしています。

足元ではPBRが1倍を割れているので、「短期で買う」なら面白い気もしていますが、長期投資先としては魅力を感じません。

「おいおい!あんだけAIを押してるのにソフトバンクはダメなのかよ!」とツッコまれそうですねw

ソフトバンクと言えばARMとか、OpenAIへの出資とかで「AIど真ん中」というイメージもあります。

僕個人的には「それならARMを買えば良いじゃん」「M7買えば良いじゃん」と感じていて、わざわざソフトバンクに投資する理由が思いつかないんですよね💦

ARMを買収したのが2016年で、2023年に上場させて、「すげー!」となったものの、過去10年の株価推移を見てみると、指数に負けています💦

ソフトバンクは「日本版イノベーションファンド」みたいなもんですが、イノベーションファンドの機織りであるARKですら指数に劣後しています。

株価の乱高下が激しいだけで、リターンは指数に負けているって、それって「リスクがデカいだけでは?」と感じるんですよね。

デカいリスクをとってるのにリターンが増えてないってのは致命的でして、本当ならリスクがデカいなら、しっかり指数を上回ってなきゃいけないはずなんですよね。

例えば、「リスクが大きい」セクターとしては半導体セクターがあります。

半導体セクターはシリコンサイクルでめちゃくちゃ業績のボラが大きいですが、その対価としてしっかり株価が上がっています。

こういうのをみると、「ソフトバンクに投資するくらいなら、ARMやSOXに投資しておけば良くないか?」みたいな気持ちになります。

「怖いだけで何も見返りがない」なら、それって全然魅力的じゃないです。

じゃあ、なんでこんな結果になってしまっているか?というと、多分、競争を甘く見ているか、買収する企業が割高なんだろうと考えています。

社会人経験がそこそこ長くなってくると、良い時期も悪い時期も経験するもんですが、良い時期がずっと続かないのは、かならず競争が生じるからです。

テック系の企業も似たようなもので、初めはブルーオーシャンの市場でボロ儲けできても、儲かる市場と周りが気づくと新規参入業者が次々にきて、あっという間にレッドオーシャンになっちゃうんですよね。

「新しいことをやっている会社は、ブルーオーシャンでボロ儲けできる」みたいな、バラ色な未来を想像しがちですが、世の中、そんなに甘くないよなーと、同社の株価を見てヒシヒシ感じるんですよね。

事実、ブルーオーシャンでボロ儲けできるのは「ネットワーク効果」が働くセクターくらいで、それ以外だと後発でも問題ありません。

例えばYouTubeとかは、「動画が増えるからユーザーが増える」「ユーザーが増えるから動画が増える」みたいなループがありますよね。

こういうループは爆発的にサービスの価値を向上させるので早いもの勝ちだと思います。

一方、こういう付加価値って特殊な部類で、大体のビジネスって後発組でもなんとかなるんですよね。

たとえば、こないだ任天堂がSwitch2を発表しましたが、ぜんぜん最先端じゃないですよねVR向けのハードとかも出てきませんし。

ハード自体は確かに機能は向上していますが、コストと機能のバランスをよく練っていると思います。

競争がめちゃくちゃ激しいゲーム業界で、「売れるハード」と「売れるソフト」をしっかり作り込んでくるのは、ユーザーを楽しませようと真っ直ぐ向き合ってきたからです。

「新しさ」だけでキラキラしている会社よりも、「古くて地味だけど求められ続けるもの」を徹底的に突き詰めている会社の方が割安だし、株価も伸びる可能性が高いと思うんですよねー。

僕も「新しいものが大好き」なんですが、新しいものは「使ってみる」ことに専念して、投資するときには「古くて地味なもの」に注目することが多いですー。

想定レンジ

ここ10年ほど、日経平均の予想PERは13〜17倍のレンジで推移しています。

また、EPSは時間と共に少しずつ上がっていて、過去10年間ではCAGR 8.5%です。

(1)PERのレンジと(2)EPSの成長ペースが今後も維持されるとすると、今後の株価は次のグラフのように推移すると期待できます。

2025年6月時点の筆者の想定レンジは32500〜42500円です。

6/6時点、日経終値は38088円です。ちょうど想定レンジの「真ん中ちょい上」くらいです。

レンジの真ん中より高いので、ディフェンシブな割安株を若干多めにホールドしたい水準です👀

シクリカル株だったら「AIブームで漁夫の利がありそうな株」とかを狙いたいです。

いま注目している株

業績よし!割安感よし!チャートよし!の銘柄を改めて紹介します。

ノジマ(7419)に注目しています。

チャートを見ればわかるように、配当込みリターンは10年で10倍です。すごいですね。

ノジマは神奈川が地盤の家電量販店です。

売上構成比としては半分弱がキャリアショップ。3分の1がデジタル家電専門店。残りがその他、と言う感じです。

店舗スタッフはメーカーからの派遣ではなく社内スタッフが客観的に商品を比較するなど、面白い仕組みの会社です。

6/9時点の予想PERは8.1倍、予想ROEは17%です。指数よりも安く、儲け上手、と言うことで「安くて良い株だなあ」と思います。

ちょくちょくストックオプションを発行しているので10%くらい希薄化すると思いますが、それでも十分に割安だと思います。

こないだざっくり企業価値を計算してみたんですが、1株あたりの価値は7868円になりました。今の株価が2953円なんで、半値以下ですねw

「家電量販店とか地味w」と思われそうですが、こういう地味な会社が、案外伸びるんですよね。ソフトバンクグループと比べても株価リターンは天地の差です。

2025年に入ってから、株式市場が荒れていて心配ですね。

相場が荒れている時は立ち振る舞い方しだいでピンチもチャンスに変わります。

今後も面白い株がたくさん出てくると思います。また見つけたら共有しますねー。

追伸

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