NVIDIA急落⚠️/レーザーテックの買い場/ゴールドの急騰/金融危機リスク/日経平均の想定レンジ/いま注目している株

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個人投資家。元Yahoo!株価予想達人。
同サイトで25歳で「ベストパフォーマー賞」「通算最高勝率者賞」受賞。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。座右の銘はヘンリー・フォードの「本当の失敗とは、失敗から何も学ばないことである」

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NVIDIA急落⚠️

NVIDIAの株価が急落しています:

中国のファーウェイがAI半導体を開発したそうです。このチップはNVIDIAの「H100」と同等な性能とのことで、AI開発競争がいよいよ激化してきました。

日本でもアドバンテストの株価が少し下がっていました。レーザーテックも3%くらい下がっていましたね。

前にも書きましたが、AIブームはまだまだ続くと思います。そのうち「第二次AIブーム」が来ると信じていますが、しばらくお休みみたいですね。

まだまだ計算資源は必要だと思います。これから出てくる自動運転もそうだし、ロボットもそうです。

そのために必要なのがGPUで、圧倒的な処理能力を持つチップを作っているのがエヌビディアなどですね。

半導体規制をやり過ぎたせいでファーウェイが力をつけてしまうのが痛いですが、ジェンスン・ファンCEOも次々に手を打っています。

GPUの性能は2年で10倍になっているそうです。2年で付加価値が10倍と言うことですね。新しいのが出たら、たとえ値段が2倍になってもコスパはもっと良くなっていきます。まだまだ売れると期待しています👀

レーザーテックの買い場

レーザーテック(6920)は決算発表が4/28に迫ってきました。ここで不死鳥のように返り咲くのか見どころです。

個人的な予想としては、レーザーテックは決算上ブレを発表するのは1月が多いんですよね。4月に上方修正!というのは記憶にないんで、期待しすぎは禁物かと思います。

予想PERが14.5倍まで下がってきていて「だいぶ安くなったなあ」と思います。もう手が届く値段です。とはいえ、景気敏感株という印象もあるので、そうなると予想PER10倍くらいの株もザラなんですよね。

予想PER 10倍に下がるまで待つなら、株価が1万円を割れるまで待つ必要があります。うーん、そこまで下がるだろうか?💦

長期で持っていれば高確率で成功するだろうなーと思うものの、「底の底で買いたい!」と欲張るあまり、なかなか手を出せずにいます。7月の決算で一気に割安感が増す気がするんですよね。いつ買うか悩むなあ👀

ゴールドの急騰

ゴールドが急騰しています。ここ25年間だけ区切ってみると、米国株よりもパフォーマンスが良いらしいです。

上のチャートは、純金ETFの日足チャートです。

おおまかな目安として、純金ETFは200日平均から15%以上プラス乖離すると天井となることが多いです。このチャートで言うと、青い線を上回ると危険サインです。

そもそも純金は「安全資産」ですから、順張りには向きません。イケイケどんどんで成長する新興企業でもあるまいし、ここまで価格が上がるのは「異常だよな」と思います。

上のチャートは、純金価格とS&P500配当込みリターンを比較したものです。なんとゴールドの方がパフォーマンスが良いです。S&P500も割高だと思いますが、ゴールドはもっと割高かもしれません。

このグラフを見ても「これからはゴールドの時代だ!」とは思えなくてですね。むしろ「いつバブルが弾けるんだろうか?」と心配でヒヤヒヤします。

もっと長期で見て、米国株と債券、ゴールドを比較したこんなチャートがあります。


引用元:VOX

引用元はジェレミー・シーゲル教授の本です。1802〜2012年の210年で、株式投資のインフレ調整後リターンは年6.6%、債券は年3.6%、純金は年0.7%、USドルは年-1.4%(インフレに負けている)です。

上から確認していきましょう。

米国株(stocks)はPER15倍くらいの時期が長かったですし、この場合の益回りが6.5%です。業績がインフレと連動するとして、株式投資の実質利回りが6〜7%となったのは納得がいきます。

債券(bonds:長期国債、bills:短期国債)も上がった、というのは、実質金利がプラスだった期間が長かったということです。

このグラフを見ればわかるように、「株式と債券は、バブルにならず、十分なガバナンスがある限り投資対象として優れている」と分かります。

足元では、アメリカは関税でインフレになるかもと心配されているので、債券利回りが本当に魅力的かは分かりません。物価が6%上がってるのに金利4%とか言われても「足りん!」となりますし💦

純金(gold)は、ほぼインフレと連動しています。一時的に上がることはあっても、結局は純金は「安定しているモノに過ぎない」ので、落ち着けば元通りです。

金本位制が終わったのがつい50年前のことなので、インフレはここ50年でもっと悪化していると思います。

足元で純金が上がっている理由はよくわかりませんが、中国が買っているんじゃないかという話がありますね。目先の物価上昇を見越してのものなのかもしれません。

「ドルが弱いだけだ」と主張する人もいるでしょうが、もしそうであれば円建てで見たら純金価格は上がらないはずです。それにトランプ大統領が率いる共和党は引き締め的ですから、それなら逆じゃないかとも思います。

どこかで大きなショックがある気がするので、手が伸びません。

最後、ドル(US dollar)はみるみる価値がなくなっていますね。インフレの恐ろしさです。

インフレ率が2%なら、大体30年そこらで物価が2倍です。60年で4倍です。人生90年とすれば、90年後には物価が8倍です。その分、貨幣の価値は減っていきますから、そりゃ恐ろしいですね。

結局は、「ゴールドだ何だと考えるよりも、社会に貢献してお客さんを幸せにして長く繁栄する会社の株を妥当な価格で買って分散投資して、インフレに備えながら複利リターンを最大化する」のが一番、地に足がついていると思うんですよねー。

裏付けのない銘柄が急騰したところで「どうせ戻る」としか思わないので、流行に振り回され過ぎず、手堅くやりたいですねー。

金融危機リスク

足元では再び米国債の金利が上がってきています。米国債が下がると金融危機のリスクもありそうなので、いちおう監視しています。

金融危機リスクのバロメーターとして、MOVE指数があります。MOVE指数はリーマン・ブラザーズが飛んだ時にも160を超えましたが、この時は株価が大暴落しました。

バックテスト結果は以下の通り:

4/22昼時点、MOVE指数は128です。だから「今すぐ株を売らないとやばい!」みたいな状況ではないと思います。でも、もしそうなったら、インバースETFを買うなりして、ヘッジすることも検討しています。

想定レンジ

ここ10年ほど、日経平均の予想PERは13〜17倍のレンジで推移しています。

また、EPSは時間と共に少しずつ上がっていて、過去10年間ではCAGR 8.5%です。

(1)PERのレンジと(2)EPSの成長ペースが今後も維持されるとすると、今後の株価は次のグラフのように推移すると期待できます。

2025年4月時点の筆者の想定レンジは32500〜42500円です。

4/22時点、日経平均株価の終値は34220円です。だいぶ戻ってきましたが、まだ安いですね。トランプ関税が金融危機につながらず、「よくある景気後退」程度で収まるなら良い買い時だと思います。

レンジを外れてドカンと暴落!となるリスクがあるとしたら、トランプ大統領が暴走してベッセント財務長官とパウエル議長を二人ともクビにした時でしょう。

その場合は、米国債が売られるなどして、流動性が枯渇して、パニックになるんじゃないかと警戒しています。今のところは、そうはならないと思いますが。

アメリカが混乱しているので、外需株は買いにくいなあと思います。

いま買うならディフェンシブな割安株、もしくは関税の影響を受けない、のぼり調子のシクリカルな割安株が良い気がしています👀

いま注目している株

トランプ相場でも「手堅く伸びそうだなー」と思っている会社が1つあります。それが、G-7ホールディングス(7508)です。

「オートバックス」や「業務スーパー」のフランチャイズが中核の会社です。

オートバークスについては微妙じゃないかと思っていたんですが、売上構成比を見ると半分が業務スーパーなんですね。

予想PERは11.6倍で、指数と比べても安い。予想ROEは17%と効率が良いです。

めちゃくちゃ割安!って程じゃない気もしますが、ディフェンシブ株は適正株価も高いんで、手堅いビジネスをやっている割には、お買い得じゃないかと思います。

PER 20倍くらいはあっても良い気がするんですよね。

トランプ関税の影響で相場が揺れていますね。荒れ相場だからこそ本質をしっかり見極めたいところです。

相場が荒れている時は立ち振る舞い方しだいでピンチもチャンスに変わります。

今後も新しいニュースがたくさん出てくると思います。また気づいたリスクやチャンスがあったら共有しますねー。

追伸

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