1/15、日経平均株価は5日連続の下落。年初来で3.6%も下がっています。
2025年に入ってから良いところがない日本株ですが、こんだけ下がると優良企業の株も「うおお安い!」と思えるところが出てきます。
そこで今回は、2025年に入ってから株価が下落しているけれど、「いやいや、これは買いだろw」と感じた5銘柄をピックアップしました。
フクシマガリレイ(6420)
業務用冷蔵庫や冷凍冷蔵ショーケースなどを製造販売する企業です。
国内で初めて業務用冷蔵庫を規格化して販売したメーカーだそうで、モーターを規格化して成長したマブチモーターを彷彿とさせますねw
規格化というのは「オーダーメイドじゃない、カスタマイズしない」といことで、規格を決めることで部品の共通化ができ、大量生産できるし、メンテナンスもしやすくなります。
2011年以降、株価が右肩上がりに成長していて、文句なしの「テンバガー」です。
もともと同社は、創業者の福島信夫氏が木工の技術を生かして業務用冷蔵庫を作ったのが始まりです。
現社長の福島豪氏は1977年生まれ。2022年5月に社長に就任しましたが、45歳という若さでの抜擢となりました。
2025年1月15日時点で、年初比8.2%も下がっていますが、予想PERは9.9倍とお買い得な感じがします。
同業のホシザキはPER20倍以上ですが、なんでこんなに売られているんでしょうね?
足元10年で売り上げも右肩あがりに伸びており、順調です。
2025年3月期の業績は増収・減益の見通しですが、24年期が伸びすぎただけなので、問題ない気がしています。
NISAなどで買って放置していれば、気づけばすんごく上がっているんじゃないかなーなんて期待していますw
コシダカHD(2157)
次がコシダカHD(2157)です。
同社はカラオケ「まねきねこ」を全国展開している会社ですが、業績も好調ですし、予想PERも11倍台と、指数と比べても割安感があります。
2025年1月15日時点で、年初比6.4%も下がっています。
ここ数年、株価が乱高下していることもありリスキーなイメージがついてしまっているのか、株価が重たくなってきた印象があります。
とはいえ、予想PERは11.6倍と、優良企業にしてはお買い得な水準ですね。
1/10に発表した四半期業績も悪くなく、なんでこんなに下がっているんだろうなーと眺めていましたw
足元3年間のROEも24〜30%くらいで資金効率はピカイチです。好業績を長いこと維持していますし、2017年の小型株ブーム→コロナショック、という異常な時期さえ除けば安定成長している会社です。
カラオケといえばコロナの時に大変だった会社ですが、同社はコロナ禍でも攻めの姿勢を崩さなかったことで、「ピンチをチャンス」に変えてシェアを拡大しているようです。
「ピンチをチャンスに変える」というのは優良企業に共通するキーワードなので、コロナ危機での同社の対応は個人的にはグッときますねw
話はそれますが、もともとコシダカホールディングスは「上州ラーメン」というラーメン屋だったんですよね。今の社長のお父さんが経営していたそうです。
ラーメン屋も人気だったそうですが、実入りが少なかったそうでカラオケ店に転換したそうな。
僕は手持ちの株がパンパンなので買えていませんが、お金に余裕ができたら組み入れたいですねー。
ホーチキ(6745)
こないだ好決算を発表したホーチキ(6745)は、やはり面白い会社だと思います。
過去にも「隠れサブスク銘柄では?」ということで取り上げたことがありますね。
ホーチキといえば火災報知器を販売している会社ですが、火災報知器を販売した後には保守点検でサブスクにつながるという話をしました。
火災報知器の保守点検は他社もやっていて競争環境は厳しいそうです。
とはいえ、火災報知器のハードのシェアが高いので、同社は営業立地的には同業他社よりは良い位置にあるんじゃないかと思います。
また、消防庁によれば今年は住宅火災で亡くなる方が多いそうです。
つい先日、うちもストーブを買ったんですが、スリッパを近くに置いたまま放置し焦げ付いてしまい、かなり怖い思いをしました。
住宅火災で亡くなる方の多くは65歳以上の高齢者で、出火原因は「タバコ」や「ストーブ」なのだとか。
ちょっと気を抜いただけで火事が起きてしまう恐ろしさを認識しました。やはり火災報知器の大事だし、命を救います。
2025年1月15日時点で、年初比8.1%も下がっていますが、危機意識が高まれば同社製品の需要ものびるでしょうし、株価も綺麗な上昇トレンド、予想PERは10.4倍で割安なので、面白い株だと思います。
ずーっとウォッチリストに入れていて「安くなったら買いたいなー」と思っているのですが、やっと下がってきましたw
長期投資するにも良い銘柄だと思うし、投機するにしても面白い銘柄だと思います。
中央自動車工業(8117)
ずーっと買いたくて狙っているのですが、やっと下がってきたのが中央自動車工業(8117)です。
中央自動車工業といえば、自動車用のコーティング剤を売っている会社です。車を汚れにくくしたり、見栄えをよくしたり、水を弾いたりする材料です。
同業他社としてはKeePer技研が思い浮かびますね。KeePer技研はガソリンスタンドと協業してコーティング剤を売っていて「うまいビジネスモデルを考えるなー」と感動したものです。
KeePer技研の方がROEは高く成長著しいので中央自動車工業は、やや霞んでしまいますねw
とはいえ、中央自動車工業も負けずと安定成長している会社で、予想PERは10〜11倍、予想ROEは15%と、「ザ・割安優良株!」と感じます。
KeePer技研とはビジネスモデルがそもそも違っていて、ガソリンスタンド向けにコーティング剤を販売しているKeePerに対し、中央自動車工業はディーラー向けに販売しているようです。
販路が被っていないので、正面衝突してばちばち競合している、という感じではないようですね。上手に棲み分けています。
車の見栄えを良くし、耐久性も高くなる、ということで、車の価値を引き上げるために重要な「ニッチだが重要な付属品」ですから、引き続き、チャリンチャリン儲けてくれると期待しています。
クリエイトSDHD(3148)
最後はドラッグストアのクリエイトです。
「最近ドラッグストア多すぎ!」と僕の母は叫んでいるんですが、まだまだ伸びていますね。
ドラッグストアや食品スーパーはEDLP戦略やドミナント戦略による物流網の最適化で着実に成長している会社が多いんですよね。
EDLP戦略というのはEveryday Low Priceの略で、いつでも安く買えまっせ!という価格戦略のことです。
アメリカのウォルマートなどが始めた戦略だったと記憶していますが、毎日安い分、セールなどをあまりしないので、そこで回収できるということかと認識しています。
そして、ドミナント戦略というのは「一箇所に集中的に出店する」戦略のことで、コンビニエンスストアとかでもよく見られるやつです。
都心の方だと駅前に「どんだけあるんだ!」と突っ込みたくなるくらいコンビニが並んでいますが、こういうやり方ですね。
ドミナント戦略の効果としては、1箇所にまとめて出店することで物流が効率になりやすくて、規模の経済が働きやすい点かと思います。EDLP戦略と相性バッチリなんですな。
食品スーパーだとヤオコーあたりが有名ですが、予想PERが20倍近くまで買われてしまっていて、適正株価だとは思うんですけどなかなか手が伸びませんw
2025年1月15日時点で、年初比2.5%ほど下がっていますが、予想PERは12.3倍と優良企業にしてはお手頃な感じがします。
足元10年で売り上げも右肩あがりに伸びており、惚れ惚れしちゃう右肩上がりですね。
以上!
ちゃっかり儲けてる!株価がお手頃!心強い!という3原則を満たす、なかなか良さそうな5銘柄を特集しました。
これ以上良さそうな銘柄を探すのに難航しておりまして、良い銘柄ありましたらぜひ、あなたもコメント欄から教えてくださいw
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