日本株に強い売り信号⚠️
再び、日本株に売り信号が点灯しました。僕が2022年によく使った売り信号で、そこそこ精度が高いです。
少しだけ説明すると、「フィラデルフィア半導体株指数の下落トレンド入り」と「円高」が同時に来ると、強めの売り信号になります。
フィラデルフィア半導体株指数(SOX)のチャートが以下の通り:
フィラデルフィア半導体株指数は75日平均を割れました。
半導体は「産業のコメ」と呼ばれていて、電気機器に欠かせない材料です。この材料が売れてない、ということは、半導体を使っている会社も遅れて業績が悪くなると考えられます。
だから、日経平均株価はSOXが下がると「連れ安」することが多いです。SOXは日本株にとって「炭鉱のカナリア」ということですね。
SOX安に加えて、円高が重なると、さらに売り信号が強まります。
ドル円(USDJPY)のチャートが以下の通り:
どうして円高が売り信号か?というと、円高は景気減速の予兆として現れることが多いからです。利下げが必要なほどアメリカの景気が減速したら円高になるなどです。
この売り信号はコロナショック(2020)やクリスマスショック(2018)、チャイナショック(2015)、リーマンショック(2008)の時にも点灯しているので、念のため警戒はしておいた方が良いと思います。
日経平均株価の想定レンジ
何度か取り上げている「日経平均の想定レンジ」です。
日経平均株価はPER13〜17倍で推移しているので、その範囲を矢印でまとめています。
足元では日経平均の加重EPSが下押ししているので、このまま景気が減速すると、想定レンジも下方向に下方修正するかと思います。
11/29の日経平均が38208円なので、上昇余地が3292円、下落余地が6708円くらいと見ています。まだまだ下落余地が広いですね。
まだまだ下落余地が大きいことを考えると、ポートフォリオは「守りに固い銘柄」の比率を高めておくと良い気がします。
円高に強いセクターランキング
2014年以降、日本の全上場企業を対象に、円高に強かったセクターと銘柄を調べてみました。
※25日平均より円高の時だけ買い付けた場合を集計
セクター別の集計結果を見てみると、輸入比率が高い会社や、ガソリンや光熱費の影響を受けやすい会社あたりが、円高に強い気がします。
円高に強い銘柄ランキング
また、銘柄別の集計結果を見てみると、円高に関係なくここ10年間で安定成長している会社も強かったですね👀
円高に強い銘柄は不況に強い銘柄や優良企業ということが多いので、注目する価値はあると思います。
優良企業は気にせずホールドしていれば良いでしょうが、そうでない銘柄は今のうちに処分しておいた方が良いかもですね👀
このリストの銘柄の長期チャートを調べてみるとわかりますが、右肩上がりに安定成長している会社が多いんですよね。
NISAに向いている銘柄もたくさんあると思うので、安くて良いものがあったら、拾ってみると良いかもですねー👀
追伸
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