自民大敗で、なぜ日経反発?
風邪を引いており、更新が遅れすみません。
10/27の選挙、自民党はボロボロでしたね。
もともと与党は279議席ありましたが、今回の選挙で215議席にまで減ってしまい、過半数を割れました。
代わりに票を伸ばしたのが立憲民主党で、おそらく自民党への不満の受け皿になったのだと思います。
今回の選挙は「インフレ+裏金」というコンボで自民党が一気に不人気になりましたね。
日に日に生活費が上がってて苦労しているのに、政治家は裏金で甘い汁吸ってるんだろ!フザけんのもいい加減にしろ!という人が立憲民主党に投票したんだと思います。気持ちはわかるw
選挙で株価はどうなったかというと、いまのところは好感しています。選挙が明けてから日経平均株価は1000円以上上がり、10/30終値時点で39,277円39銭です。
もしも自民党がもっと負けていて「立憲民主党が与党に」「政権交代!」なんてことになっていたら、たぶん下がっていたと思います。
自民党にお灸を据え、石破内閣を牽制しつつ、しかし立憲民主党には政権は渡さない、という「解散総選挙のソフトランディング」はいちおう成功したのかな。
一説には「石破政権が短命で終わることを、株式市場は織り込んでいるのかもしれない」みたいな話もありますね。
さて、次のイベントは11/11に控える特別国会です。ここで首相が交代となるのか、どう動くかで情勢も変わると思います。まだ不確実なことが多いですね。
ひとまず日経平均は「年末ラリーに向かう」方向で動いているように見えます。10/30引け後に出たアドバンテスト(6857)の決算も絶好調だったんで、AIブームを中心としたラリーが続くんじゃないかなー。
11/5の大統領選挙の影響も
解散総選挙も一段落したので、そろそろ次のイベントとして大統領選挙への関心も高まっています。
どっちの大統領が当選するか?についてはさまざまな憶測が飛び交っていますが、個人的に面白いな、と思った情報は以下の2つ。
まず1つは「株高=現職維持」というアノマリーです。
NASDAQが公開していた記事によると、大統領選挙直前の3カ月間でS&P500指数が上昇していると、現職大統領が当選する確率が80%近くあったそうです。
これから株価が大暴落するようなイベントがない限り、アノマリー通りにいくなら「ハリス氏優位」という印象を持っています。
もう1つが「賭けサイト」の当選確率予測です。
アメリカでは大統領選挙は「ギャンブル」の対象でもあります。そりゃあ熱狂するワケです。
この予測ではトランプ氏が優位みたいです。Polymarket(ポリマーケット)におけるトランプ氏の勝利の確率は10月17日に60%を突破したそうな。
まあ、賭けサイトを使う人がトランプ大統領との親和性が高いだけかもしれませんが😂
なんにせよ、どっちが当選するかという確率は「とてもビミョー」なんで、丁半博打のような投資はやりづらいですね。
個人的には「どちらが当選しても追い風になるセクターはどこかなあ」と注目しているところで、たとえばアメリカの住宅支援策はどちらが当選しても力を入れそうなんで有望視しています。
関連銘柄としてはコマツ(6301)とか面白い気がしますね。同社の10年平均のROEは11%くらいなんですが、この水準から推測される適切な株価はだいたい4598円くらいだと思うんですよね。
配当利回りも4%と高いし、割安とも思うので、注目してみても良いんじゃないかなーと思いました。
日経平均の想定レンジ
経験則上、日経平均はPER13〜17倍のレンジで動いていて、いまは15.5倍ちょい超えるくらい。レンジとしては「中間値よりやや高い」くらいですね。
政権交代などがあってボロボロに崩れたとして下限が3万2000円、政局が一気に好転するなどしてアゲアゲになったとして上限が4万2500円だと考えています。
追伸
メルマガ登録よろしくね。これからも有益な情報をお届けします。
コメント