日経平均株価、31000円が底か?
どうも、中原良太です。
久しぶりに日経平均株価が反発しました。
出典:TradingView
9月から2カ月近く下げっぱなしなので、
「含み損で口座が真っ赤っ赤だ〜!」
という方も多そうです💦
チャートだけを見ると、
「31000円」が抵抗線に
なってるようにも見えます。
そろそろ、底打ちでしょうか?
日本人は気づきにくいのですが、
ドル基準に直すと日経平均の下落は
「7月」から始まっています。
出典:TradingView
海外投資家からすれば、
盛大な「行って来い」に、
なっているのが共通認識です。
円建てで見れば
「まだ含み益が残ってるぜー」
という方も多いでしょうが、
円の価値が下がっただけですね💦
下げの原因は
「金利の高止まり」と、
言われています。
出典:FRED
たとえば、Moody’sのトリプルエー社債は、
金利が「5.1%」くらいまで上がっています。
トリプルエー社債というのは、
「貸し倒れリスクほぼゼロ」の社債です。
グラフは1カ月前のものなので、
今はもっと上がってると思います。
出典:NASDAQ
それに対して、米国株のアップルの株は、
10/27時点で「166ドル」の値がついてます。
同社のEPSの予想値は6〜7ドル。
「166ドルで1株買うと、6〜7ドルの収入を
受け取ることができる」という状況です。
益回りに換算すると、
7ドル÷166ドル=4.2%くらい。
AAA債金利より益回りがだいぶ低い😭
出典:WSJ
ほか、米国の主要指数の益回りを見ると、
ダウ工業指数:5.41%
S&P500指数:5.13%
NASDAQ100指数:3.77%
という感じ。リスクを取って株を買っても、
「ほぼノーリスクの債券よりも利回りが低い」
という状態なんですよね。
これ、1990年の日本株バブルで、
見られた光景と似てる気がするなー…
一方、日本の益回りを見ると、
日経平均(指数基準):5.38%
東証プライム全銘柄:6.68%
東証グロース全銘柄:2.08%
という感じ。
グロース株が死んでいるのは、
「利回りが低すぎる」からでしょう。
日経平均もグロースの割合が多く、
PERがだいぶ高くなってきました。
日経平均と米国株の
益回りは大差ありません。
「円安で値を保つくらいはできるかもだけど、
よほど決算が良くないとドル基準で上がるのは厳しい」
と感じます。
一方、個別株まで裾野を広げると、
益回りが10%を超える株はゴロゴロあり、
中には20%を超える株までありますから、
「銘柄選定力がある人はまだ稼げる」
と感じます。
たとえば、きょう自社株買いを発表した
「大阪ガス(9532)」なんか良いかも。
景気が悪くても業績が底がたいガス株。
予想PERは8.8倍で、
益回りは「100÷8.8=11.3%」と高め
配当と自社株買い合わせて5%弱を還元予定。
還元利回りがもうすこし改善される前提なら、
「ありかも」と感じる銘柄です😀
夢を追うなら個別株。
手を抜くなら債券が良いんじゃないかな〜。
– 中原良太