今週、買った株はコチラ↓
どうも、中原良太です。
やっと日本株が反発しました。
先週までは含み損でヒイコラ言ってましたが
今週に入ってほぼ全銘柄プラ転しました。
先週まで持っていた神戸製鋼所は、
悩んだ末に売却しました。
そして、代わりに、
双日(2768)と住友商事(8053)
を買いました。
いまの持ち株は、
「不動産株と商社株」
の二強構成に変わっています。
神戸製鋼所を売った理由は、
中国恒大の話とは無関係です。
それでも売った理由は、同社の資本政策に、
もともと満足できていなかったからです。
資本政策というのは、大まかにいえば、
「稼いだお金をどう配分するか?」
のことです。
2019年あたりから注目されていて、
増配したり自社株買いしたりして、
積極的に還元する会社も増えてます。
そんでもって、
神戸製鋼所の株式には、
「利益の半分は鉄鋼由来」
「同社のPBRは1倍割れ」
という性質があるのですが、
これらを踏まえると、どう考えても
「自社株買いをするのが最強の利益還元」
だと思うんですよ。
同社のPBRは0.75倍ですから、
事業再投資より30%くらい、
投資効率が高いと言えます。
※事業再投資の投資効率は、
PBR1倍の自社株買いと同水準です。
鉄鋼の利ざやが増えてガッポガッポだし、
株価もまだまだ安いのですし、
「流通株式が減ってスタンダード落ち」
みたいな中堅企業特有のジレンマもない。
5%も配当を求める株主より、
低い金利を支払っているほうが、
資本コスト的にも有利です。
それに、特に鉄鋼セクターは、
中国に過剰な生産能力があるので、
「たくさん作ってたくさん売る」という
再投資による増産は報われにくそうです。
なのに、同社は稼いだ利益のうち、
そのほとんどを内部留保しています。
いずれ還元方針を見直すかもですが、
「内部留保の持ち腐れだよなー」
と、買ったときから感じていました、
それでも、
PERの低さ、配当利回りの高さは
十分に魅力的だし
「持ってれば、たぶん上がる」
という感覚はあります。
そんな中で、
双日と住友商事みたいに、
「PBR1倍割れ」をうまく活かして、
積極的に自社株買いする所を見て、
総還元利回り(配当+自社株買い)では、
「鉄鋼株より商社株の方がトクだな」
と感じたので、乗り換えました。
まあ、
鉄鋼株も商社株もどっちも上がると思うので
どっちを持ってても正解だと思うのですが、
「PBRが1倍が割れているのに、
自社株買いをしない大企業」を見ると、
すごく「もったいない」と感じますねー。
そのうち、どでかい自社株買い砲が、
「ドカン」と来る気もしますが…。
鉄鋼各社が軒並み自社株買いしてないし、
何がしら構造的要因がある気がするなあ…。
– 中原良太
【これまでの資産変動】
8/17終値→8/24終値:+198万円
(一部、反映遅れあり)
2023年:▲494万円
2022年:+1217万円
2021年:+340万円
2020年:+36万円
2019年:+433万円
2018年:+68万円