中国恒大が破産申請、日本株への影響は?
どうも、中原良太です。
先週、中国恒大集団が破産を申請しました。
2021年から続いてきた問題ですが、
こういうのって、忘れた頃に、
再燃するんですよね…。
「不動産不況は、すでに起きていること」
でもありますから、
4-6月期決算にも、
一部は織り込まれていると思います。
よって、僕らが考えるべきは
「7-9月期以降の業績悪化につながるか?」
でしょうね。
そこで今日は、中国恒大の破産申請が、
日本株にどんな影響を与えるのか?
僕なりにざっくりと考えていきます。
直接的な影響:中国恒大との利害関係者
まずは、中国恒大の利害関係者への、
直接的な影響から考えていきます。
セオリーどおりに影響を考えると:
資金提供者:貸し倒れや株価下落で📉
材料供給者:建材需要の低下などで📉
共業者:プロジェクトの頓挫などで📉
不動産購入者:払い損などで📉同業他社:ライバル減により📈
という影響がありそうです。
間接的な影響:取引先の取引先
間接的な影響は概ねネガティブで、
「本件をきっかけに消費が冷え込み、
その悪影響を受けそうな会社」は、
業績が悪くなるかもしれません。
パッと思いつく例としては、
中国への輸出を行っている会社
中国人に頼ったインバウンド消費
あたりはキツそうです
日本企業への影響は?
このように考えていくと、
日本企業への影響は、
直接的な影響:
建材を売る鉄鋼株📉
融資していた銀行株📉
投資していた機関投資家📉
間接的な影響:
中国への輸出比率が高い株📉
中国からのインバウンド消費に頼った株📉
という具合になりそうです。
僕は鉄鋼株をけっこう持っているのですが、
影響が分かるにしたがって、
粛々と対応するつもりです。
(まだ売ってはおらず、保有中です)
それ以外は中立で、
「割安なら買い」で良い気がしています。
やはり、不動産株が狙い目かなぁ…。
いま注目しているセクター
ちなみに、僕が特に注目しているのは、
「投資用物件を売っている会社」です。
インフレ対策としての需要や、
後期高齢者が増えてきたことで、
「相続対策」としての需要で、
根強い人気を誇るからです。
景気に振り回されやすい点が難点ですが、
わりと「いま求められている」と思うし、
安いところも多いので、
「買い」じゃないかなーと感じるんですよ。
今日のまとめ
…ということで、
きょうの要点をまとめると:
◯恒大の影響は「概ねネガティブ」
◯鉄鋼、銀行、輸出、インバウンドに警戒
◯それ以外は「安ければ買い」でOK
◯中原個人は「不動産販売」株に注目中
という4点に集約できます。
持ち株が大きく動くようなら、
ちょくちょくリバランスして、
日進月歩で配当収入を増やしていきます…。
– 中原良太