【警告】GAFAMの決算より大事なもの
どうも、中原良太です。
GAFAMの決算が注目されています。株価もジェットコースターのように乱高下していて、見ているだけでもヒヤヒヤしますね汗
個人的にはGAFAMの決算は「遅れている情報」だと思っておりまして、もっと重視すべきものは他にあると思います。
詳しくは以下のとおり:
↓
■GAFAMの決算より大事なモノ(1)
GAFAMの決算に注目している人が多いですが、GAFAMの決算は「景気に遅行する」と考えています。スマホやオフィス、AWSなどの情報インフラが売れなくなるのは景気減速の後のほうだと思う。広告業の業績も、さいきんは景気に遅行する傾向が出ているみたい🤔— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) April 28, 2023
■GAFAMの決算より大事なモノ(2)
つまり、GAFAMの決算で「業績がいい!」と確認できても、それは、景気に遅れているものが良いというだけ。バックミラーに移った景色を見て「きれいだねー」と言っているようなもので、景気に先行している、もっと注意を払うべき指標は別にあると思う😖— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) April 28, 2023
■GAFAMの決算より大事なモノ(3)
じゃあ何を見るべきか?というと景気に先行するセクターです。たとえば「日本製鉄」と「半導体株指数(SOX)」です。モノが作られる前には鉄と半導体が売れます。景気に先行するのはこっち。これらはいま下がっているので、下げ相場が近づいているように感じます😱— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) April 28, 2023
GAFAMの決算が良かったとしても、景気に遅れる企業の決算ですからね。景気の最後尾にある会社の業績を見たって、何も先読みできません。
だから、いつも本ブログでも取り上げているような、日本製鉄や半導体株指数、あとは資源市場の動きのほうがよっぽど大事だと思います。
売り信号が点灯中
ちなみに、売り信号はすでにいくつか点灯しています。不吉です。
■日本製鉄、まだ弱い
日本製鉄は4/26・47と、2日連続で反発。とはいえ、25日の大幅安分を取り返していません。25日平均を回復しておらず、下落トレンド継続です。このラインを超えない限り、日本株は冴えないムードが続きそう。特にバリュー系の製造業はキツそう。海運株が弱いのも、関係ありそう🤔 https://t.co/ihFriSgIOa— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) April 27, 2023
■SOX、まだ下落トレンド
きのう夜、SOXが反発しました。しかし、まだ3000ptを割れていて、75日平均を回復できていません。まだ日本株は崩れていませんが、たぶん円安のおかげです。米国株市場がリスクオフになって金利が下がってきたら、ドル売り円買い→円高で株売り、という動きが強まりそうです🤔 https://t.co/G3IkfhNOHi— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) April 27, 2023
■銅先物、急落中
鉄鋼・半導体と合わせて、ドクター・カッパーも大幅安に。週足で下落トレンドに転換しました(26週線割れ)。銅価格は景気に先行して動くため、下がっていると株式市場に弱気サインです。特にものづくり系の株は弱くなりそう。主要指数はしばらく重たそう。非鉄や鉄鋼にも逆風😱 pic.twitter.com/jlLtWHyVko— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) April 27, 2023
■原油、下げトレンド入り
原油も25日平均を割れました。資源開発をしている会社にとっては逆風です。また、石油化学製品を作っている化学メーカーなども、「原油が売れてない=これから業績が悪くなる」という先行指標でもあります。化学セクターも全体的に弱くなりそう。厳しい地合いですなぁ…🤮 pic.twitter.com/cmpejTyEhs— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) April 27, 2023
■恐怖指数(VIX)、低止まり
VIXが年初来安値に近いです。VIXは米国株と逆に動きます。VIXが安い…ということは、米国株が「天井に近い」「下げ余地が広い」と汲み取ることもできます。資源市場が崩れてきたいま、つぎは株式市場が崩れるかもしれません。深く下げるかもなので、要警戒です🤔 pic.twitter.com/2iu9I2M4Ht— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) April 28, 2023
以上のように、景気に先行する指標が軒並み崩れています。株式市場はこれを追うように、これから崩れてくると考えられます。
いまはまだ「円安」のおかげで日本株は崩れていません。しかし、この支えがなくなれば、すぐに崩れると思います。浮かれていられません。
以上を踏まえ、我が家では持ち株をすこしずつ減らしています。主力の成長株と、ちょこっとだけ持っている高配当株を除いて、あとは純金と現金しか持っていません。
恐怖指数が低止まりしているのが厄介でして、これってつまり「下げ余地が広い」ということだと思うんですよね。
今年に入ってから、株式市場はうかれムードが続いていました。
しかし、中国がリオープンしたのに資源市場が冴えない。ということは、それ以上に景気減速が強烈ということだと思うんです。
好業績な個別株を買うならまだしも、指数に投資する気にはならんなぁ…。
怖いなぁ。。。
– 中原良太