大躍進へ!注目セクター3選&波乱の米CPI発表
どうも、中原良太です。
きょう、日本市場で"とある銘柄"が上がりました。これは、日本株が盛り上がる前触れ。強めの買い信号です:
↓
■日本製鉄、復活
けさ、日本製鉄(5401)が25日平均を回復しました。だいたい3000円を超えたまま引けるようなら、バリュー株人気が再燃しそうです。足元では、銅などの金属資源価格も堅調です。鉄鋼、非鉄、海運、銀行など、幅広く買い戻しが入りそう☺️※チャートは配当落ち調整済みのものです pic.twitter.com/0anppGe3j2
— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) April 12, 2023
(いつも書いていることですが)
日本製鉄は、日本株市場の「先行指標」です。製造業大国の日本にとって、鉄は欠かせない存在です。その鉄が売れると、ものづくりも活況で「業績がよくなるだろう」と期待できます。
シリコンバレー銀行が破綻してから、日本製鉄の株価は冴えませんでした。しかし、やっと息を吹き返しました。
これから、バリュー系の製造業を中心に、買いが膨らむ気がします。
大躍進へ!注目セクター3選
日本製鉄が上がったことで、バリュー系のセクターが盛り上がりそうです。特に、以下の3つのセクターが上がりそう:
■大躍進しそうな注目セクター3つ
日本製鉄が反発したことを踏まえ、昔ながらのバリュー株が買われやすい地合いになりました。目下、僕が注目しているのは以下の3つのセクターです:◯銀行
◯海運
◯卸売銀行・海運・卸売は、鉄鋼株と株価が連動することも多いです。いずれも買い信号が点灯中☺️
— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) April 12, 2023
銀行株。海運株。卸売株。いずれも前は「万年割安株」と呼ばれていたセクターです。
しかし、これらのセクターは、いずれも鉄鋼株が強くなると上がりやすい。
ものづくりの国日本で、製造業にお金を貸しているのは銀行です。ものが売れれば銀行も潤います。
日本が作った「もの」を運ぶのは、飛行機よりも船です。重たいものを飛行機で運ぶのは効率が悪いですからね。
そして、投資の神様バフェットも買い増した卸売。製造業に欠かせない原材料を仕入れているのは商社です。
いまの地合いだったら、住友商事(8053)が特に狙い目な気がします。5大商社の中でも、PER・PBRが低く割安感があります。
目先1カ月くらいは強い気がします。
波乱の米CPI発表
逆に、グロース株は崩れる可能性があります。まだ「可能性がある」というくらいで、現実的には、今夜のCPIと、FOMC議事録次第ですが。
■こんや米CPI、波乱含みの転換点にも
今夜21:30、米CPIが出ます。FOMC議事録も。3月から金利が下がっていたので、市場では「バリュー売りグロース買い」が目立ちました。ただし、雇用統計が強いことも考えると、CPIも強い場合は「金利高&グロース売り」が膨らむ可能性も。ひと波乱あるかも?🤔— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) April 12, 2023
👇(緑=CPI、黄=FOMC議事録) pic.twitter.com/GDVRt7degU
— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) April 12, 2023
2022年以降、CPIやFOMC議事録(minutes)が「転換点」につながることがよくありました。
これらの発表にかぎらず、「発表イベント」は株式市場の転換点になるケースが多いです。決算発表もそう。
今回はCPIとFOMCが同時に出るため、そろそろ市場の浮かれムードがここで是正されるかもしれませんね。
安くて良い株を買っていれば大丈夫でしょうが、相場が下がれば一時な損は免れません。しんどい相場が来るかもなので、覚悟しといた方が良いかも😫
僕はというと、ビビりながらバリュー株・グロース株をすこしずつ保有中。発表前後に株をまたぐのは怖くてイヤなんですよね…。何事もないと良いなぁ…。
– 中原良太