スポンサーリンク

日経平均チャート見通しと予想:アメリカで預金急減!ブル相場の終焉?

どうも、中原良太です。

金曜日(4/7)の雇用統計、結果はこんな感じでした:

端的に言えば「めっちゃ良かった」です。

しかし、だから「買い!」という感じもしなくてですね。

というのも、いまの失業率は「めっちゃ低くてかなり良い」ので、ネガティブに捉えるなら「これから先は悪くなるしかない」とも言えるからです。天井っぽさを感じる内容でした。

目先は崩れないかもしれない。けれど、いつ爆発するかわからない時限爆弾を抱えている…という印象です。

アメリカの預金流出がひどい

他にも不安材料があります。いま、アメリカでは預金流出がひどいです。これは典型的な「売り信号」で、米国株はいつ崩れてもおかしくありません。

シリコンバレー銀行が潰れてから、アメリカでは商業銀行の預金が急減しています。

預金が減ると、通貨供給量が減ります。つまりお金が減る。お金が減ると、お金の希少価値が相対的に高まってインフレが抑えられます。(景気も冷える)

これはつまり、「株も売られやすい」ということです。過去の大きな下げは、だいたい預金の流出を伴っていますから、危険信号です。

以上を踏まえると、

「雇用統計を見る限り、いまの景気はピークに近い」
「預金流出を見る限り、これから景気は悪くなりそうだ」

と考えることができます。ガンガン株を買って、儲けよう!と考えるような水準ではないと思います。

一時的に上がることはあるでしょうが、主要指数が高値を更新してアゲアゲになる…という展開は考えにくいです。

せめて商業銀行の預金が増えて、通貨供給量が増えないとブル相場に戻るのは難しいでしょうね。

主要指数の上昇が期待できない…とすると、以下の2つが有力な選択肢だと思います。

その1:主要指数への投資を諦めて、守りに徹する

その2:いまの状況が追い風になりそうな銘柄やセクターを見つけて買う

大事なのは「何を買うか?」以上に「どう配分するか?」です。我が家は資産の7割5分は純金や現金。ほとんど「守り」です。

のこり2割5分で高配当株・グロース株を買っていますが、これは「多少、景気が悪くても上がるだろうな」と期待できる銘柄だけ。

一時的に下がることはあっても、結果的にはプラスになると思っています。

ちなみに、いま持っているセクター(銘柄)は以下のとおり:

◯中小不動産(5%)
◯中古ブランドリユース(5%)
◯製造人材派遣(5%)
◯エネルギー(5%)
◯やわらか銀行(5%)
◯純金(35%)
◯現金(40%)

※やわらか銀行とは(Soft Bank)のことです笑

バリュー株とグロース株を少しずつ。それ以外の大半では守りを固めています。エネルギー株とやわらか銀行は短期売買。それ以外は、1〜3カ月くらいでの値上がりを狙って保有しています。

個人的には、これでも「攻めすぎかな?」なんて心配になっています。ビビリなので…苦笑

もっと地合いが悪くなってきたら、純金の保有比率を増やそうかとも考えています。

また逆日銀バズーカが出たときとか、純金を買うチャンスだと思うのですが…。

– 中原良太