スポンサーリンク

日経平均チャート見通しと予想:短期反発終了。金融危機は来るのか?(3/15版)

どうも、中原良太です。

短期反発終了。次の下げに備えています:

↑のツイートにも書いたとおり、金融危機で点灯した売り信号が点灯しました。

MOVE指数が急騰すると、金融株は全体的に逆風です。

3/15に金融株は反発しました。が、MOVE指数が落ち着かないことには、まだ下がる恐れがあります。正直、買いにくい。

「このまま金融危機が来るのか?」

と気になる方も多いでしょう。

いまのところは「まだそこまでは至らない」と思います。シリコンバレー銀行の破綻はあくまで同社の腐敗が原因だと思いますし。

とはいえ、MOVE指数がこのまま下げ止まらないと、どこかしらできしみが出てくると思います。「いつ赤信号に変わってもおかしくない黄色信号」という感じかと。

金融株と資源素材株は逆風

2023年に入ってからというもの、日本市場を牽引していたのは「資源素材」と「銀行」でした。

この2つが崩れると日本株は弱くなりやすいので、しばらく景気敏感株は買いにくいですね。

資源価格も弱いです。銅や原油は日本株の先行指標です。これらが弱いうちは、市況も冴えないことが多いです。

原油や銅が5日平均や25日平均を超えないうちは「リスクオフ継続」と見ています。

間接的ではありますが、資源安は銀行株にとっても逆風です。なぜかというと、資源安になってインフレが収まると、利上げする理由がなくなるからです。

去年から銀行株は「利上げするかも」という思惑で買われてきました。しかし、その目論見が崩れるとたぶん売られます。

いまのところ「金融も資源も厳しいだろうな」と思います。

逆に、MOVE指数が下がったり、資源が反発したりしたら、日本株も本格的に反発してくると思います。

まとめ

以上を踏まえると「金融株も資源素材株もしばらく重たくなりそうだから、景気に敏感な株は買いにくい」と考えています。

短期反発もいったん終わり。またリスクオフが始まりそう。利回りを追求するとしても、できることは「ディフェンシブ株の逆張り」くらいでしょうか。

それ以外に関しては、まだ下げも中途半端ですし、「安くなったら買い増し!」というほどの下げ方もしていません。

心配なら「純金」とか「現金」とかを多めに持っておいて、リスクオフに備えるのでも良いと思います。

– 中原良太