日経平均チャート見通しと予想:いまが底か?(3/14版)
どうも、中原良太です。
そろそろ底だと思います:
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■3/14の損益
ガス株下落。ゴールド上昇。持っているのは「米国で危機が起きても影響を受けなさそうな銘柄」だけです。先週末に損切りした高配当株は軒並み安で、1日5〜6%下がってました。いまの高配当株は景気敏感株ばかり。リスクオフでは持ちにくい🤔前日比:−30万円(3/13・3/14合算)
— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) March 14, 2023
いまの下げは「逆張りの好機」という見方を維持します。
経験的に、銀行株は下げ止まるまではスルーが無難。海外市場の影響が軽微なディフェンシブ株も下げてますが、典型的な買い場です。
経験則から言えば火曜が底になりそう。Twist-on-the-Monday効果の反動が来るはず
Twist-on-the-Monday効果とは「週末に相場が崩れると、週明けも続落しやすい」という経験則のことです。
経験的には、月曜引けまたは火曜寄りあたりが底になって、反転することが多いです。
資源市場が反転した後は、安くなった資源株・素材株を買う好機にも見えます
いま持っているのはガス株。米国で銀行が潰れても「ほぼ無関係」な会社の株です。
逆張りのセオリーは「本質とは関係ない値動きに逆らう」ことです。
米国で銀行が潰れても、たぶん日本のガス株の業績はそんなに悪くならないでしょう。だから下落に逆らって買いました。
いまのところ含み損ですが、ガス株は下落相場でもそんなに崩れない傾向があります。
「下がったときに買うと儲けやすい」セクターでもあるので、反転上昇に期待しています。
ざっくりとした見通し
■日経平均チャート見通しと予想(3/14版)
シリコンバレー銀行が破綻し、悲観ムードが広がっています。金融セクターを買いにくい。資源市場も弱いので景気敏感株も売られやすい地合いに。逆に、影響の薄いディフェンシブ株は安く買うチャンス。底打ち後は景気敏感株を安く買うチャンスともなりそう🤔 pic.twitter.com/J2DBUsgkt5— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) March 14, 2023
荒れ相場での悩みのタネは2つ。
1つは「いまの持ち株、損切りしなくて大丈夫かな?」という悩み。
もう1つは「下がった株、買ったほうが良いかな?」という悩み。
「いまの持ち株、損切りしなくて大丈夫かな?」
という悩みについては、僕は「いま持っている銘柄が、いまの地合いに耐えうるものか?」を考えるようにしています。
足元、市場では「資源安・株安・円高・銀行破綻」といったイベントが起きています。
僕としては、これらの渦中に飲み込まれそうな銘柄は「落ち着くまで触りたくない」と考えています。
金融・資源・素材・輸出関連など、おもにシクリカル(景気敏感)なセクターは「落ちるナイフ」と化しているので、触りたくないです。
僕自身は、シリコンバレー銀行がきな臭くなってきた先週末に、景気敏感株はすべて利益確定しました。
「下がった株、買ったほうが良いかな?」
という悩みについては、「下がる理由がないのに、下がっている銘柄はどれだろう?」と考えると良いかと。
足元で起きているのは「資源安・株安・円高・銀行破綻」といったイベントです。が、これらの悪影響を受けない銘柄は「安くなったら買う」のが妥当なはずです。
ちなみに、僕はガス株を買いました。通信株も気になります。米国で銀行が潰れても、ガスや通信は使いますからね…。
ざっくりと、「イベントの渦中にある銘柄は持たない」「関係なく下がっている銘柄は買い場」と考えてますー。
目先の取引方針
■3/15時点の取引方針(まとめ)
(1)現状:リスクオフ(資源安・株安)
A)ディフェンシブ株を逆張りで買う
B)「落ちるナイフ」のシクリカル株は避ける
(2)監視:リスクオン再開(資源高・株高)
C)ディフェンシブ株はサクッと利食い
D)シクリカルの大反発を狙って買い戻し— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) March 14, 2023
「いまはディフェンシブ、反発したらシクリカル」という立ち回りがうまくいくと思っています。
◯作戦1:ディフェンシブ株の買い
ディフェンシブ株は相場が下げても大して下がりません。むしろ、相場が落ち着く頃には含み益が出てることのほうが多いです。
もしもディフェンシブ株で損をしたら?
そのときは、たぶんキツめの暴落が来ています。ディフェンシブ株は、たぶんそこまでキツイ損にならないでしょうが…
◯作戦2:シクリカル株の買い(反発後)
足元ではシクリカル株がすごい勢いで下がっています。銀行株とか鉄鋼株とか、1日で5%とか下がっているものもあります。
ウラを返すと、仮に今回のイベントが「取り越し苦労」だったら…。つまり、大して景気が崩れないのだとしたら、案外、株価はケロッと戻ってくるかもしれません。
つまり:
市場がすぐ反発した場合:
◯ディフェンシブ株の逆張りで儲かる市場が長く下落した場合:
×ディフェンシブ株の逆張りで小さく負け
◯シクリカル株の反発で大きく勝つ
いずれの場合かで、「トータルプラスになれば大成功!」と考えています。
– 中原良太