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日経平均チャート見通しと予想:SVBショック、これから暴落か?(3/10版)

どうも、中原良太です。

手持ちの高配当株を、いったん利益確定しました:

いきなり、銀行株が急落しました。

きっかけは米国。

PayPal創業者のピーター・ティール氏がSVBから資金を引き揚げるように投資先企業に提言しており、シリコンバレー銀行(SVB)が60%安になりました。

この動きが銀行株全体に波及しました。米国で銀行株が軒並み安になり、日本でも銀行株が急落しました。

影響の大きさはまだ分かりません。SVBが潰れるかは分からないし、潰れたとしても他行にどこまで影響が広がるかは不透明。(規模的には、リーマンほどではないでしょうが)

ただ、「たぶん大丈夫だろう」と決めつけるのも危ないですから、損切りメドは決めておくと良いと思います。

このまま持っていればいずれ上がるとは思いますが、「高配当株だから」という理由で上がっていないのかもしれません。

ざっくりとした見通し

いまのところ「まだ地合い的には大丈夫」と思います。

ビビリな僕は利益確定してしまいましたが、もうすこし粘っても全然問題なかったと思います。

SVBはリーマンブラザーズなどと比べると小規模な銀行です。銀行株がめっちゃ売られましたが、まだ思惑売りの段階。

ケロッと立ち直る可能性も十分あります。

その一方で、SVBの一件で、FRBは利上げを加速させる可能性は低くなりました。

パウエル議長は0.50%の利上げを示唆しましたが、SVBが倒れかかっている中で、利上げを再加速するのは自殺行為でしょう。

そう考えると、これから起きそうなこととしては:

◯最悪:金融危機。ただしリーマンより小規模
◯利上げ一服:円安一服。円高圧力

といった2点が考えられます。

円安メリットの株は買わない。SVBの影響を受けそうな銘柄は買わない、といった点を抑えて、ホールド。リスクが気になるならいったん利益確定して、相場が落ち着くまで待つ…というのが良い気がします。

損切りメド

日本株は、日本製鉄が崩れたら「総悲観」に入ると思います。

他方、日本製鉄が崩れなければ大丈夫。グロース株はキツイかもですが、引き続き、バリュー株は底堅いと思います。

ひとまず、

◯SVBに関係してそうな株は触らない(SBGとか?)
◯バリュー株は損切りメドが来るまで様子見

という2点さえ意識しておけば良いと思います。

いま買うとしたらディフェンシブ株。資源価格がまた強くなってきたら、素材株や資源株など、景気敏感株を買い直すのもアリかなーと考えています。

– 中原良太