日経平均チャート見通しと予想:来年からもっと下がる?(12/21版)
どうも、中原良太です。
25歳のとき、Yahoo!株価予想達人で「ベストパフォーマー賞」を受賞しました。
本記事では12/21以降の日本株の見通しと予想を僕なりにまとめます。今日のポイントは以下のとおりです:
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日経平均チャート見通しと予想【12/21版】
引き続き弱気。日銀は事実上、金融引き締めを開始。金融市場のお金はさらに減ります。インフレはまだ続いていて、失業率も低いまま。金融緩和を始める口実がない以上、引き締めを続けるしかありません。株の旨味は薄れるし、業績悪化→株安、となりそう🤔 pic.twitter.com/7F1NL19zVT
— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) December 21, 2022
日経平均が5日連続で下げました。先週末に「暴落に気をつけよう!」という記事を出してから、弱いですね。
米国株は不気味なほど底堅いですが、長くは続かないと思います。2〜3カ月以内に大きな下げがあると思います。
セクターごとの見通し
しばらく弱気継続です:
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【セクターごとの見通し】
中立:ディフェンシブ(通信・ガス)
弱気:日経平均(製造)、マザーズ(成長)、素材エネ(非鉄・石油)引き締めで米国株がまた下がりそう。連れ安しやすい外需株は逆風か。同じくグロース株も。資源株は円高が逆風となりそう。狙うなら金融か、内需ディフェンシブ?🤔 pic.twitter.com/udZfK9laVf
— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) December 21, 2022
そろそろ主要指数が崩れると思います。
なんども書いていますが、米国ではマネーサプライが減っています。
1960年以降、過去60年ほどの経験則として、マネーサプライが減っているとき、米国株と日本株が上がることはあまりありません。
日本株の買い主体の柱は海外投資家です。マネーサプライが減ると海外投資家が株を買いにくくなりますから、日本株も下がる可能性が高いです。
また、日銀が実質引き締めに動かしたことで、世界中で金利が上がっている点にも注目です。
金利が上がると金融株以外は業績悪化につながります。お金も借りにくくなって自社株買いもできなくなります。
上がっても「たぶんダマシ」と読み、便乗して買い上がっていくよりも、むしろ売りポジを建てるほうが勝てる気がしています。
なお、いま注目しているのは以下の銘柄です:
◯日経Wインバース(1357)
◯SQQQ(NASDAQインバース)、SOXS(SOXインバース)
⇨強めの買い信号が点灯中
◯日経プット、ダウ平均プットなど
⇨強めの買い信号が点灯中
他、トレードするなら「金融株の押し目買い」とか「ディフェンシブ株の逆張り」とかが良いと思います。
損保株とかが逆張り向きなんで、下がったところを押し目買いすると勝ちやすい気がしますねー。
我が家の資産配分
プットオプションをガチホ中です:
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【12/21の損益】
日経とダウのプットをガチホ中。ジャクソンホール会議の直前、米国株は4日連続で上がりました。そして、4日分の値上がりを1日で吐き出しました。まだ相場は落ち着いていますが、きっかけさえあればドカンと来ると思います。しばらく弱気継続です🤔前日比:+24万円 pic.twitter.com/2tgJce0wN4
— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) December 21, 2022
いつも書いているとおり「景気が悪い。特に米国。だから米国株が下がって、日本株は道連れにされそう」というスタンスです。
僕は、来年からの下げに警戒しています。
年内は「クリスマスラリー」といって買いが入りやすい時期があります。特に、来週は底が固いかもしれません。
しかし、来年からはそういう買い支えがありません。そして、1月半ばからは米国企業の決算発表があります。これがとても怖い。
1月の決算は、2022年前半の利上げが織り込まれた決算になると考えています。金融引締は半年〜1年遅れくらいで業績に出てきますので。
米国企業の業績は来年からゆっくり利上げを織り込みます。負債比率が高い会社は大変だし、低格付けな会社ともなると最悪でしょう。
お客さんを急に増やすのは難しいでしょうから、厳しい中で、好業績をひねり出そうとすると「値上げ」に頼ることになります。
値上げすると、こんどはインフレが戻ってくる。すると、利上げが長引く。
うーん。きびしい。
「もう底打ちだ〜!」なんて、とうてい考えられないです。ソフトランディングとか無理だと思うんだけど…?
– 中原良太