日経平均チャート見通しと予想:暴落は始まったばかり?(12/20版)
どうも、中原良太です。
25歳のとき、Yahoo!株価予想達人で「ベストパフォーマー賞」を受賞しました。
本記事では12/20以降の日本株の見通しと予想を僕なりにまとめます。今日のポイントは以下のとおりです:
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日経平均チャート見通しと予想【12/20版】
日銀サプライズ。YCC修正で銀行・保険株以外は全面安に。円高デメリットは全体的に弱気。米国株も下げそうなので、連れ安しやすい銘柄ほど要注意です。先週末も書いたとおり、これから2カ月くらい弱そう。僕はプットオプションをガチホして冬眠中😗 pic.twitter.com/AwugoK5CSi
— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) December 20, 2022
先週末に「暴落に気をつけよう!」という記事を出しました。そしたら、思ったよりも早く米国株と日本株が崩れてきました。
2018年のクリスマスショックみたいな下げが来るかもしれません。そろそろ本腰を入れて気をつけたほうが良さそうです。
我が家は、いまのところは下げ相場に備えて日本株と米国株のプットオプションを買いました。1月いっぱい、下がると思います。
セクターごとの見通し
キツめの下げが始まりました:
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【セクターごとの見通し】
中立:ディフェンシブ(通信・ガス)
弱気:日経平均(製造)、マザーズ(成長)、素材エネ(非鉄・石油)日銀の緩和修正はそこそこ大きな売り材料。先週も書いたとおり、日経Wインバ、SQQQ、SOXSは買い場だと思う。僕は日経プットとダウプットをガチホ中😗 pic.twitter.com/0bwKlcKCrU
— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) December 20, 2022
そろそろ主要指数が崩れると思います。
先週も書きましたが、米国ではマネーサプライが減っています。
1960年以降、過去60年ほどの経験則として、マネーサプライが減っているとき、米国株と日本株が上がることはあまりありません。
日本株の買い主体の柱は海外投資家です。マネーサプライが減ると海外投資家が株を買いにくくなりますから、日本株も下がる可能性が高いです。
また、米国でふたたび金利が上がっている点にも注目です。
金利が上がると米国株は売り信号です。日本株の一番の買い主体の柱は海外投資家ですが、米国株は「自社株買い」です。
金利が上がると「社債発行→自社株買い」という運用がしにくくなります。一番の買い手を失った米国株は下げやすくなっています。
そして、金利が上がった影響で、米国企業の業績はこれから悪くなります。金利の支払いが増えるので、仕方がないですね。
そんな状況ですから、いまの地合いが「株価が上がる」とはとうてい考えにくい。
上がっても「たぶんダマシ」と読み、便乗して買い上がっていくよりも、むしろ売りポジを建てるほうが勝てる気がしています。
なお、いま注目しているのは以下の銘柄です:
◯日経Wインバース(1357)
◯SQQQ(NASDAQインバース)、SOXS(SOXインバース)
⇨強めの買い信号が点灯中
◯日経プット、ダウ平均プットなど
⇨強めの買い信号が点灯中
我が家の資産配分
プットオプションをガチホ中です:
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【12/20の損益】
日経とダウのプットをガチホ中。プットは下がったら儲かる「掛け捨て保険」みたいなモノです。全資産で見れば5%ですが、これ、めちゃくちゃ大きいポジションです。プットのレバレッジを考えると「100%株式売り」に匹敵します。めちゃくちゃ弱気です🤔前日比:+151万円 pic.twitter.com/HLTYSL3saO
— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) December 20, 2022
いつも書いているとおり「景気が悪い。特に米国。だから米国株が下がって、日本株は道連れにされそう」というスタンスです。
週明け早々、僕は大量に日経プットを買いました。
オプション取引では、「リスクを限定しながら高いレバレッジをかける」ことができます。
プットポジションは全財産の5%くらいの大きさ。でも、レバレッジが20倍くらいかかっているので、実質「レバレッジ1倍で全財産で空売りポジションを持つ」のと似ています。
借金するリスクはないし、でもレバレッジはかけられる。オプション取引のうまみはここのところに凝縮されています。
確信のあるトレードチャンスでは、オプション取引が一番美味しい気がしています。週末にじっくり考えた結果、「いまはプット買いがベストだろうなー」と踏みました。
まだまだ日本株も米国株も下がると思います。来月1月いっぱいはガチホの予定です。
– 中原良太