日経平均チャート見通しと予想:GAFAM決算より、日銀会合の方が怖い?(10/25版)
どうも、中原良太です。
25歳のとき、Yahoo!株価予想達人で「ベストパフォーマー賞」を受賞しました。
本記事では10/25以降の日本株の見通しと予想を僕なりにまとめます。今日のポイントは以下のとおりです:
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日経平均チャート見通しと予想【10/25版】
日本株は続伸。ブログや動画でも言ったとおり、7月っぽい地合いです。ただ、7月もそうでしたが、いまの上げは「ベア相場の中の一時的な反発」に過ぎません。金融緩和もなしに底打ち反転は考えにくく、上値は限定的だと思います。現金で様子見が無難かと🤔 pic.twitter.com/h47aGYjJ1e
— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) October 25, 2022
米国株のリバウンドが続きます。先週から「7月みたいな反発が来そうだよ〜」と書いていますが、似た動きですね。
ただ、今回の上げも一時的でしょう。日銀がYCCを修正して円高になったり、米国株がまた崩れてきたら崩れてくると思います。
…ということで、今回も↑のツイートを踏まえて、「どうトレードすると儲かりそうか?」を考えていきます。
セクターごとの見通し
現金のみで様子見中です:
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セクターごとの見通しがコチラ。
中立:日経平均(製造)、グロース(成長)、素材エネ(非鉄・石油)、金融(銀行・保険)
また資源が崩れてきたので、素材エネを「強気→中立」と引き下げ。中国景気が冷えてる以上、資源もイケイケドンドンにはならないでしょう。決算前だし様子見が無難か🤔 pic.twitter.com/yNt4W7iOX6
— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) October 25, 2022
これから米GAFAMの決算ラッシュです。
いまのところ地合いは落ち着いていますが、いきなり荒れるかもなので気をつけましょう。
あと、今週は日銀会合があります。円安がひどいので、もしかすると金融政策に修正がかかるかもしれません。
いままで日本株は円安のおかげで下げ止まっていました。しかし、YCCなどが修正されて円高になると、一気に崩れる恐れがあります。
最悪のケースとしては、
「GAFAMの決算が悪くで米国株が下がる」
「日銀がYCCを修正して円高が加速する」
という2つが重なった場合です。こうなると、たぶん1月みたいな下げ相場がまた来ます。楽観は禁物です。
逆に、いずれも無難に通過できた場合、年内は落ち着いた相場展開になりそうです。
利上げ減速も期待できますので、年末にかけては好決算グロース株あたりが盛況になるかもしれませんね。
どう転ぶかは結果しだいですが、どちらに転んでもうまく立ち回れるよう、いまのうちから「シナリオ別」の運用プランを立てておくのが良いかと。
ちなみに、売りエントリーの目安は昨日も書いたとおりです:
◯米SOXが2200ポイント割れ
◯米VIXが31.5ポイント超え
◯ドル円が146円割れ
なお、これらのシグナルは同時に点灯するほど強力です。参考になれば幸いですー。
我が家の資産配分
買いポジを損切りしました:
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上記を踏まえ、我が家の資産配分・運用成績がこんな感じ:
前日比:+4万円
資源株の買いポジをチキン損切り。損切り後に上がりました。方向感もタイミングも間違ってなかったと思いますが、ハンセン指数の下げにやられました。ベア相場での買いポジは気が休まりませんね。次の売り場を待ちます😖 pic.twitter.com/hvXuSBiNgA
— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) October 25, 2022
いつも書いているとおり「景気が悪い。特に米国。だから米国株が下がって、日本株は道連れにされそう」というスタンスです。
足元の相場反発は、あくまで「ベア相場中の一時反転」だと思います。長続きはしないと思いますので、買いポジはサクッと手仕舞いました。
いまの日本株は、3つの観点でリスキーです。
1つ目。円安が行き過ぎている点。円安で買い支えられたぶん、円高にいくときはスピードが早そうですし、売りも膨らみそうです。
ドル建てで見ると、日経平均株価は年初比で25%も下がっています。一方、円建てでは7%しか下がっていません。
円安の影響は18%くらい。「円安のおかげで崩れていない」だけです。
2つ目。米国株がベア相場である点。米国株が下落基調のときは、日本株も道連れになることが多いので、買いにくいです。
3つ目。けっこう株価が上がってきた点。ベア相場では「上がったら売る」のが儲けやすいので、いまみたいな上げはかえってリスクです。
また崩れてきたときには、ひどく崩れる気がしてなりません。安易に株を買わず、現金で様子見するのが無難だと思いますー。
– 中原良太