日経平均チャート見通しと予想:売り。いつもなら底が近いが…(10/12版)
どうも、中原良太です。
25歳のとき、Yahoo!株価予想達人で「ベストパフォーマー賞」を受賞しました。
本記事では10/12以降の日本株の見通しと予想を僕なりにまとめます。今日のポイントは以下のとおりです:
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日経平均チャート見通しと予想【10/12版】
水曜日。米国株が下げ渋り、日本株も横ばい。FOMC議事録と米CPIを控え、様子見ムードが広がっているみたいです。6/10の米CPIで急落したり、8/17のFOMC議事録したり、今年はこれらのイベントで荒れてます。要注目です。結果に合わせてうまく立ち回りたい🤔 pic.twitter.com/fDeFgWawPk
— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) October 12, 2022
いよいよ、イベントが迫ってきました。FOMC議事録と、米CPIが2日連続で公表されます。
6月には米CPI公表後に株価が下がり、8月にもFOMC議事録公表後に株価が下がりました。「二匹目のドジョウ」は現れるでしょうか?
らずっと「弱気だ!」「金融危機前夜に相場の雰囲気が似てるぞ!」と書いてきました。思ったより早く崩れてきましたね。
…ということで、今回も↑のツイートを踏まえて、「どうトレードすると儲かりそうか?」を考えていきます。
セクターごとの見通し
きのうに引き続き、弱気です:
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セクターごとの見通しがコチラ。
中立:素材エネ(非鉄・石油)
弱気:日経平均(製造)、グロース(成長)、金融(銀行・保険)ここ数日、ヤケに米SOX(半導体株指数)が弱いです。いつもなら1〜2日くらい反発しそうなチャート。「ちょい反発→また安値切り下げ」というパターンでしょうか…?🤔 pic.twitter.com/q2xgHY9qqL
— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) October 12, 2022
S&P500指数の恐怖指数(VIX)が30を超えています。いまが普通の相場だったら、VIXが30を超えたら「底が近そうだなー」と感じるのですが…。
今回は、足元で債券市場が荒れていたり、「金融危機と似た雰囲気」があるので、安易に「底が近い」と決めつけるのは危ない気がします。
リバウンドしてから株を買うのでも遅くないでしょうし、僕が買うとしても反発してからですね。
我が家では売りポジをたっぷり持っていますが、イベント明けに大きく反発するようなら、損切り(もしくは利食い)する予定です。
具体的な目安は以下のとおり:
◯米VIXが31を割れる
◯米SOXが2300ポイントを超える
いずれかを満たしたら「短期底打ち」と考えて、撤退する予定です。
FOMC議事録、米CPI以外のイベントとしては、イングランド銀行による国債介入が14日で終わる点でしょうか。
どんな影響があるかは分かりませんが、ポジティブな材料とは考えにくいですよね…。
株を買いたい地合いではないので、「相場が荒れているうちは売りポジ」「落ち着いてきたら現金多めで様子見」が良い気がします。
我が家の資産配分
売りでフルポジです:
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上記を踏まえ、我が家の資産配分・運用成績がこんな感じ:
前日比:+2万円
VIXが30超え。いつもなら底打ちしそうな水準ですが、米債券市場の「金融危機前夜っぽさ」を見ると、もう一波乱ある可能性も。リーマン危機とコロナ危機のVIXは80。いずれも金融緩和下でした。今回はどうだろう…?🤔 pic.twitter.com/Eu7XmhR0qy
— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) October 12, 2022
いつも書いているとおり「景気が悪い。特に米国。だから米国株が下がって、日本株は道連れにされそう」というスタンスです。
何度か予想動画やブログで「今年の10月は、2022年で最も崩れるかもしれない」という話をしてきました。
が、ぜんぜん相場が荒れていませんね(汗)
いや、荒れているには荒れているんですが、荒れ方が小さいというか。本当にひどくなってくると、円高に傾いてくるので…。
特に崩れそうなイベントが無かったら、今年に何度かあった、日経平均が1000円〜2000円くらい下がるくらいでリバウンドしそうです。
これは僕の弱点なのですが、いつも「トレードが早すぎる」んですよね。
たとえば、僕が「これから下げ相場が来るぞ!」と言い始めたのは去年の10月くらいなんですが、実際に相場が下がり始めたのはその2カ月くらい先だったんですよ。
前もって気づけたのは良いのだけど、2カ月早過ぎました。
「将来的に、こういうことが起きるだろうな〜」
「警戒しておかないと危ないな〜」
って感じることが、だいたい2カ月前とか、3カ月前とか、なんだったら2〜3年くらい前なんですよね。
それこそ、「米国株が高すぎる!」という話は2019年くらいからずっと言っていますし。
トレードって「相場の動きを半歩先取りする」のが一番儲かるんですよね。二歩も三歩も先に言っちゃうと、こんどは待ち時間が長くなり過ぎて資金効率が落ちちゃうので。
今回の「金融危機前夜に似ている!」という話も、ちょっと先走り過ぎたのかなぁ…。
まあ、だからと言って、ギリギリを攻めすぎると、逆に儲からなくなっちゃうワケで。さじ加減が本当に難しいですよね…。
– 中原良太