日経平均チャート見通しと予想:売り(12/21版)
どうも、中原良太です。
25歳のとき、Yahoo!株価予想達人で「ベストパフォーマー賞」を受賞しました。
本記事では12/21以降の日本株の見通しと予想を僕なりにまとめます。今日お伝えする大事なポイントは以下の2つ:
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日経平均チャート見通しと予想【12/21版】
◯主要指数は下落トレンド、続落に警戒
◯純金ガチホ。とにかく守り重視。12/20、日本株は全面安。純金ガチホで守り重視でいきます。ITバブル崩壊後は3年、サブプライム危機後は2年の下げ相場がありました。それくらい下がるつもりで備えます🤔
— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) December 20, 2021
12/20、今日も日本株は全面安でした。この下げは逆らっちゃいけない下げな気がしています。潔く撤退して、守りを固めたい。
さいきん、僕は2020年3月のコロナショックは「余震だった」と感じています。そして、いまの下落が本震かもしれません。
…ということで、本記事では足元の状況を踏まえつつ、これからの日本株の見通しと、僕がいま弱気である理由をまとめます。
日経平均チャート見通しと予想①
主要指数は下落基調、続落に警戒
日経平均チャート見通しと予想、大事なポイント1つ目は「地合いがまだ悪いから、続落に警戒だぞ!」という点です:
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【主要指数は下落トレンド、続落に警戒】
●日経平均↓(<75MA)
●TOPIX↓(<75MA)
●JASDAQ↓(<5MA)
●マザーズ↓(<5MA)
上昇トレンドが買い信号、下落トレンドは売り信号🧐景気の見通しは悪く、節税売りが膨らみ時期も悪い。中銀も景気にブレーキをかけはじめ、株価も高い。逃げ場かと😰
— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) December 20, 2021
正直いって、いまの相場では全然株を買いたくなりません。売れる株があるなら売りたいくらい。さっさと逃げてしまいたい。
買いたくない理由は4つ:
その1。景気の見通しが悪い。
日本のGDPは7-9月期は前年比マイナス。米国の同時期GDPも市場コンセンサス未達。景気も減速気味だし地合いも悪い。
その2。時期が悪い。
株価が下がるほど、いまのうちに売れば節税できる。売りが売りを呼びやすいシーズン。これがあと1週間くらい続きます。
その3。金融引き締め。
FRBはテーパリングを加速。BOEも利上げ。日銀もコロナ支援策縮小。景気のアクセルが緩められ、ブレーキが踏まれ始めています。景気はもっと悪くなりそう。
その4。米国株がめちゃ高い。
2019年以降、米国株は不健全な上がり方を続けてました。3年ずっとです。2019年は景気が悪かったのに利下げの影響で爆上げ。
2020年も下がって終われば健全だったのに、異次元緩和の影響でまた爆上げ。
日本株は海外の景気に敏感ですから、たとえ割安な株を買っても米国株が下がれば道連れにされる可能性が高いです。
株を買う理由が見つからないんですよね…。
ちょっと反発したくらいじゃ安心できません。というか、仮に上昇相場のイケイケドンドンが戻ってきたとしてもついて行きたくないです。
実体を伴った上昇相場ならウェルカムですが、そうでない上昇相場はいつか弾けます。リスキーな取引はしたくないです…。
日経平均チャート見通しと予想②
純金ガチホ。とにかく守り重視。
日経平均チャート見通しと予想、大事なポイント2つ目は「しばらく純金ガチホで冬眠が良い気がする!」という点です:
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【純金ガチホ。とにかく守り重視】
2020年3月のコロナショックは余震だったのかも。いまの下落が本震。あのときは景気が悪くても中銀がカネをばら撒いたので助かりました。ですが、いまも景気の見通しが悪いうえ、しかも中銀は引き締めに動いてます。株価もさらに高い。2020年3月よりヤバい気がする😵— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) December 20, 2021
2020年3月といまは、状況がけっこう似ています。
第一に、2020年3月もいまも、株価が過熱気味です。特に米国株はいまのほうが過熱気味です。
第二に、2020年3月もいまも、景気の見通しが悪いです。去年3月はコロナでしたが、いまはワクチンがあって、経済が正常化へ向かいつつあるのに景気の見通しが悪いです。今回のほうが見通しは明るいかもですが、過熱気味な株価を正当化できるほどじゃないと思います。
一方、決定的に違うのは、中銀のスタンスです。
2020年3月、中銀は「カネに糸目をつけずにバラ撒いて経済を守る」というスタンスでした。
2021年12月、中銀は「雇用も回復したし、カネを回収してインフレとバブルを潰す」というスタンスに見えます。
たぶん、2020年3月からの上昇相場は中銀のおかげです。この中銀がハシゴを外したということは、たぶんいまの下げは2020年3月よりも状況が悪い。
2000年のITバブル崩壊や2007年のサブプライム危機では、景気が悪くなったら「中銀が支えになってくれる」という安心感がありました。(それでも株価は2年〜3年も下がり続けました)
今回は、その後ろ盾がない状態で、景気が減速しはじめているうえ、株価も過熱気味。ヘタをしたらITバブルやサブプライムのときよりヤバい状況に見えるのは僕だけ?
僕にも家族がいるので、来たる不景気に備えて財産をなんとか守りたい。
不景気の鉄板は「現金か債券か純金」です。
今回にかぎってはインフレがすごいので「現金」はビミョー。特にドルなどの金利が高い国の現金は最悪な気がします。
かといって、債券も利回り的にインフレに負けているのでビミョー。特に短期債は地雷な気がします。
となると純金みたいなインフレに強いものをを買い込んで守りを固めるのが無難な気がしています。
儲からなくても良いから、とにかく財産を守りきりたい…。
まとめ
本記事をまとめると以下のとおり:
日経平均チャート見通しと予想【12/21版】
主要指数は下落トレンド、続落に警戒
●日経平均↓(<75MA)
●TOPIX↓(<75MA)
●JASDAQ↓(<5MA)
●マザーズ↓(<5MA)
純金ガチホ。とにかく守り重視
①景気の見通しが悪い
②時期が悪い
③金融引き締め
④米国株がめちゃ高い
⇨下手したらリーマンより危険?
ちなみに僕は、純金を買い戻しはじめています。また、iDeCoで買っていた債券も売り始めて、純金へと乗り換えてる途中です。
別に純金なんて興味ないんですけどね。インフレに勝てない現金よりは純金のほうが安全な気がしています。
いまは生き残ることだけ考えよう…。
– 中原良太