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日経平均チャート見通しと予想:SBGが1兆円上限の自社株買い!これは買いか?(11/10版)

どうも、中原良太です。

25歳のとき、Yahoo!株価予想達人で「ベストパフォーマー賞」を受賞しました。

本記事では11/10以降の日本株の見通しと予想を僕なりにまとめます。今日お伝えする大事なポイントは以下の2つ:

11/9、日本株は小幅安でした。

8日夕方に、ソフトバンクグループ(9984)が自社株買いを発表しました。これが理由で同社株は急騰しましたね。

ちなみに僕は「儲かる気もするけど、そんなに大きなチャンスじゃなさそうだからスルー」と判断しました。

経験上、SBGは上昇トレンドになると買い信号。「これから買おうかなー」と考えている方もいると思います。

…ということで本記事ではいまの地合いを踏まえつつ、これからの日本株の見通しと、SBGの自社株買いについて僕の考えをまとめていきます。

日経平均チャート見通しと予想①
新興株が下落トレンド、続落に警戒

日経平均チャート見通しと予想、大事なポイント1つ目は「景気の見通しが悪いから大型株はパス。新興株も下落トレンド入りしたから基本スルーが良さそう!」という点です:

さいきんほぼ毎日書いてますが、僕は日本や米国の景気の見通しに弱気です。

日本の大型株は景気に敏感なものが多いので、現金多めで、しばらく手を出さないほうが無難だと考えます。

また、先週まで好調だった新興株も、今週に入ってから地合いが悪くなってきました。地合いが悪くなると連れ安しやすい銘柄は、買わないほうが良いでしょう。

個人的には、ソフトバンクグループみたくドデカイ材料を発表している会社が気になっています。

「大きな自社株買い」を発表した会社とかは、需給も改善して株価が上がるかもですので。

日経平均チャート見通しと予想②
SBGが自社株買い、これは買い信号?

日経平均チャート見通しと予想、大事なポイント2つ目は「ソフトバンクグループは、いまから買っても儲かるのか?」という点です:

実は、11/8の夜から11/9の寄り付きまで、ずっと「ソフトバンクグループを買おうかな―」と検討していました。

結局、寄り付きを見て買わなかったのですが(汗)

結論としては「期待値はプラスに見えるけど、そこまで大きなチャンスじゃなさそうだからスルー」と考えました。

前もってお伝えしておくと、今回の話は「短期取引」の話で、「長期投資」の話ではないです。

だから、企業価値うんぬんの話は抜きでいきます。需給について考えたことをつらつらまとめます。

また、僕はトレードうまくないです。

「考えたことが正しい」とは思っていないし、「こう考えるべき」とも思ってないですが、なんとなくつかめるものがあったら嬉しいです。

ここから本題。

もともと、ソフトバンクグループは順張りトレードがうまくいきやすいです。目安は「25日線を超えたら買い」「25日線を下回ったら売り」です。

2015年以降、この手法の成績はプラス(期待値+1%)でした。勝率は30%と低かったのですが、「当たるときは当たる」という感じでした。

自社株買いという買い材料も出てきたので、「今回は勝つほうかも?」「順張りで買うと儲かるかも?」と感じました。

ただ、念入りに検討をすすめるうちに「買い!」とは感じなくなってきました。

はじめ、僕は「2020年にソフトバンクグループ、自社株買いを発表してから株価が倍になったんだよなー」と考えていました。

これと単純比較して「今回も2倍になるかも!ワクワク!」と感じたんですよね。

ですが、去年株価が上がったのは「コロナ危機の底→絶好調の業績」という逆転劇があったからで…。今回も同じ逆転劇があるか?というと、それを望むのはちと楽観的過ぎる気がしました。

それと、2020年の自社株買いと比べて違う点が3つ。

1つは規模の大きさ。2020年に発表した自社株買いのほうが規模が大きかったこと。

1つはサプライズ感。当時、SBGがあの規模の自社株買いを行うことはほとんどの人が想定してなかったと思います。だから上がったのではないかと。

1つは「二番煎じ」感。SBGは自社株買いを繰り返してきたので、市場では「次に自社株買いがあったら買おうかなー」と考えてた人も多いでしょう。

そんな中、日経新聞でもドデカく「SBGが自社株買い!」と載って、めっちゃ注目されました。

当然、寄り付きまでには自社株買いを知っている人も増えるわけで、投資家たちも冷静に情報を分析できるわけです。

朝の成り行き注文の多さを見たときに、「この中には、何も考えずに買い発注してる人もいるかもなー」「この群衆に自分が混ざるのが得策なのだろうか?」とか考えてました。

フタを開けてみると、「前日比+10%」という高寄り。これを見て、「いまから買うのはリスキーかなー」と感じました。

好材料の高寄りって、行き過ぎることもけっこうあって、リスクの割にあまり美味しくないことが多いんですよね。

5〜6%くらいしか上がっていなかったら、買ったかもですが。

「買えば儲かるかもな」とは思います。たぶん期待値はプラスかと。

でも、「別にビビりながら手を出すほどのチャンスじゃないかなー」と考えてスルーしました。

少なくとも、2020年みたいな「上昇相場が来る!」と期待して買うと、肩透かしを食らう可能性が高い気がして…。

結局、僕は買いませんでした。これから買おう!と考えてる方は、じっくり考える手助けになれば嬉しいです。

まとめ

本記事をまとめると以下のとおり:

日経平均チャート見通しと予想【11/10版】
新興株が下落トレンド、続落に警戒
◯日経平均↑(>75MA)
◯TOPIX↑(>75MA)
●JASDAQ↓(<5MA)
●マザーズ↓(<5MA)
SBGが自社株買い、これは買い信号?
買い材料:
◯25日線で上昇トレンド
◯最大1兆円の自社株買い
売り材料:
✗前日比+10%の急騰
✗景気の見通しがビミョー
違和感を覚えたこと:
△1株4000円で計算された株数上限
△注目度が高過ぎ?

ちなみに、僕はいまノートレードです。

少なくともあと1〜2日はノートレードです。ソフトバンクグループは買いませんでしたが、オプション取引したり、外国株を買ったりするかもです。

景気が良くなりそうなら日本株も買いたいんですけどねー…。もうしばらく様子見しておきます…。

– 中原良太