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アメリカ株価予想:天井【4/5版】

どうも、中原良太です。

25歳のとき、Yahoo!株価予想達人で「ベストパフォーマー賞」を受賞しました。

本記事では4/5以降のアメリカ株の見通しと予想を僕なりにまとめます。今日お伝えする大事なポイントは以下の3つ:

“アメリカ株価予想【4/5版】
◯ダウふたたび最高値、基本はホールド
◯米個人投資家はまだ強気、引き続き警戒
◯ISM製造業景況指数は好調でも売り信号?
先週、米国株はふたたび上昇。ISM製造業景況指数は好調。ただ、景況指数は好調なときほど危ういんですよね…😰"

ふたたびアメリカ株が上がってきました。

日経新聞では「ISM製造業景況指数が好調で、投資家心理が上向いたのでは?」という話も出ていました。

しかし、この考え方はかなり危うい気がします。景況が良いからといって、株価が上がるのにも限度があります。

株価はすでに十分高いうえ、景況が良いということは、「これ以上良くなるのは難しい」「むしろ悪くなる余地が広がった」と解釈することもできます。

以降では上のツイートを深掘りしつつ、目先の米国株の見通しについて僕なりに考えていきます。

アメリカ株価予想①
ダウふたたび最高値、基本はホールド

アメリカ株価予想、1つ目のポイントは「ダウが最高値を更新して過熱気味だけど、経験則的にはホールドが有利!」という点です:

“ダウはふたたび最高値を更新。終値が200日線超えで上昇トレンド。ナスダックも75日線を回復。経験則的には続伸しやすいので、ホールドが有利そう。ただ、米国株のCAPEレシオは約36.4倍とめちゃ高い。欲張って買い増すのはやはりナシ🤔"

ちなみに、先週時点では75日線を割れていたナスダックは、今週になって75日線を復活しました。

ナスダックの方は買い戻すのもアリだと思います。ただし、長期金利次第でまた崩れると思うので、「虫の息だろうな」と感じます。

アメリカ株価予想②
米個人投資家が強気、過熱感に警戒

アメリカ株価予想、2つ目のポイントは「米個人投資家が強気に偏っているから、天井に警戒しておこう!」という点です:

“AAIIセンチメント3/31時点。AAIIセンチメント調査の結果はまだ強気です。内訳は「強気45.8%」「中立31.0%」「弱気23.2%」でした。先週より強気が減りました。しかし、まだまだ過去の平均と比べると強気です。引き続き警戒ですね😰"

僕ら人間は社会的な生き物です。だから、周りが強気だと、「自分も合わせなきゃいけないんじゃ?」という気がしてきます。

ですが、うまく行っているのはいつも逆です。

飛び抜けた成果を残すのは少数派であって、多数派ではありません。

株価が安いときの「強気」は健全ですが、株価が高いときの「強気」は強欲です。

僕には、いまは健全というより強欲に見えるんですよねー…。

アメリカ株価予想③
ISM製造業景況指数は好調でも売り信号?

アメリカ株価予想、3つ目のポイントは「ISM製造業景況指数が絶好調だけど、だからこそ売り信号では?」という点です:

“4/1、米ISM景況感指数は、約37年ぶりの高水準。見た目は「買い信号」ですが、経験則的には、この指数が高いと相場が天井を打ちやすい。高いほど危ない。目安は50以上。むしろ「売り信号」かと。地合いが崩れてからが怖いです😰"

ちなみに、この経験則は1948年〜2018年までの71年分の米国株データに基づいています。

だいたい、ISMが高くなると、目先2年くらい株価が停滞しました。

2021年〜2022年のこれから2年の間は、米国株には厳しい時期が来ると予想します。

まとめ

本記事をまとめると以下のとおり:

アメリカ株価予想【4/5版】
◯ダウふたたび最高値、基本はホールド
◯米個人投資家はまだ強気、引き続き警戒
◯ISM製造業景況指数は好調でも売り信号?

ISMのデータとか、「パッと見は買いだけど、よくよく調べてみると実は売りだった」というシグナルはたくさんあります。

ニュースを見て感覚的に投資判断を下すと、こういうデータを捉え違えてひどい取引をしがちです。

失敗を減らすためにも、「買い信号だと思うけど、本当に買い信号なのか裏付けを取ってみよう」と考えるのが大事でしょうねー。

– 中原良太