アメリカ株価予想:売り【3/29版】
どうも、中原良太です。
25歳のとき、Yahoo!株価予想達人で「ベストパフォーマー賞」を受賞しました。
本記事では3/29以降のアメリカ株の見通しと予想を僕なりにまとめます。今日お伝えする大事なポイントは以下の3つ:
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アメリカ株価予想【3/29版】
◯ダウが最高値更新、基本はホールド
◯米個人投資家は超強気、過熱感に警戒
◯ナスダックが75日線割れ、逃げ時か?米個人投資家はイケイケですが、ついにナスダックが75日線割れ。ITバブルでは、75日線を割れてから大きく下がりました😱
※スクショはTradingView pic.twitter.com/KPypipN41O
— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) March 28, 2021
◯ダウが最高値更新、基本はホールド
◯米個人投資家は超強気、過熱感に警戒
◯ナスダックが75日線割れ、逃げ時か?
NASDAQが下がりはじめました。
NASDAQは75日線を割れると一気に弱くなる傾向があるので要注意です。特に、過熱気味な相場ではなおさらです。
以降では上のツイートを深掘りしつつ、目先の米国株の見通しについて僕なりに考えていきます。
アメリカ株価予想①
ダウが最高値更新、基本はホールド
アメリカ株価予想、1つ目のポイントは「ダウが最高値を更新して過熱気味だけど、経験則的にはホールドが有利!」という点です:
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【ダウが最高値更新、基本はホールド】
ダウはふたたび最高値を更新。終値が200日線超えで上昇トレンド。経験則的には続伸しやすいので、基本はホールド。含み益を引っ張ります。ただ、米国株のCAPEレシオは約36倍とめちゃ高い。欲張って買い増すのはナシだと考えます🤔※スクショはgurufocus pic.twitter.com/dpjLDMA5xX
— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) March 28, 2021
“ダウはふたたび最高値を更新。終値が200日線超えで上昇トレンド。経験則的には続伸しやすいので、基本はホールド。含み益を引っ張ります。ただ、米国株のCAPEレシオは約36倍とめちゃ高い。欲張って買い増すのはナシだと考えます🤔"
経験則的には、上がっている相場にはひとまずついてくのが有利。だから、今のところは「買い持ち」が有利と考えます。
一方、アメリカ株はすでにかなり高めです。
だから、追加で株を買うのはためらうところ。買うとしても、短期勝負で臨むのが無難でしょうね。
アメリカ株価予想②
米個人投資家が強気、天井に警戒
アメリカ株価予想、2つ目のポイントは「米個人投資家が強気に偏っているから、天井に警戒しておこう!」という点です:
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【米個人投資家は超強気、過熱感に警戒】
AAIIセンチメント3/24時点。AAIIセンチメント調査の結果はまだ強気です。内訳は「強気50.9%」「中立28.5%」「弱気20.6%」でした。先週よりもさらに強気が増えました。今年でもっとも強気です。天井が近いかもです。引き続き警戒😰https://t.co/RsqdW7Ij9Ipic.twitter.com/MQDMGshNrn— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) March 28, 2021
“AAIIセンチメント3/24時点。AAIIセンチメント調査の結果はまだ強気です。内訳は「強気50.9%」「中立28.5%」「弱気20.6%」でした。先週よりもさらに強気が増えました。今年でもっとも強気です。天井が近いかもです。引き続き警戒😰"
AAIIセンチメント調査は個人投資家の投資スタンスを集計するアンケート調査です。
通常、アメリカの個人投資家は逆指標です。彼らが強気だと相場が天井をつけることも。だから、このアンケート結果はちと心配なところ。
ちなみに、コロナショック直前の2020年1月23日時点、強気は45%でした。これから米国株は40%近く下がりました。
また、2018年10月4日時点、強気は45%でした。このあとのクリスマスショックで、米国株は20%近く下がりました。
ほかにも、2018年1月4日時点、強気は60%でした。このあとのVIXショックで、米国株は10%近く下がりました。
「強気50%」というのは、これらと近い水準です。警戒するには十分な理由だと思います。
アメリカ株価予想③
ナスダックが75日線割れ、バブル崩壊か?
アメリカ株価予想、3つ目のポイントは「ナスダックが75日線を割れていて、警戒水準まで下がってきたぞ!」という点です:
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【ナスダックが75日線割れ、逃げ時か?】
3月に入り、ナスダックが75日線を割れました。これは危険信号。経験則的には、75日線割れで撤退したほうがリスクを抑えられてます。ちなみに、ITバブルが弾けたとき、同指数は天井から底まで80%近く下がりました。損切りでロスを20%くらいに抑えられました。 pic.twitter.com/ayarlarvzs— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) March 28, 2021
“3月に入り、ナスダックが75日線を割れました。これは危険信号。経験則的には、75日線割れで撤退したほうがリスクを抑えられてます。ちなみに、ITバブルが弾けたとき、同指数は天井から底まで80%近く下がりました。損切りでロスを20%くらいに抑えられました。"
株式市場は、「いちど下がり始めると下がり続ける」傾向があります。
この傾向は、特に株価が過熱気味なときに当てはまります。高値で売り抜けたいのであれば、トレンドには気をつけたいところです。
すでにナスダックは売り場に見えます。一方、ダウは200日線割れあたりが目安になると思います。
まとめ
本記事をまとめると以下のとおり:
アメリカ株価予想【3/29版】
◯ダウが最高値更新、基本はホールド
◯米個人投資家は超強気、過熱感に警戒
◯ナスダックが75日線割れ、逃げ時か?
まとめると、「ダウはホールド、ナスダックは売り」という感じ。
またトレンドが戻るかもしれませんが、戻ったら買い戻せば良いと思います。
いかんせん、今はアメリカ株が過熱気味です。欲張る時期ではないように思えます。
「買わないで待つ」ことだって、立派な戦略だと思いますー。
– 中原良太