日経平均チャート見通しと予想:弱気【3/26版】
どうも、中原良太です。
25歳のとき、Yahoo!株価予想達人で「ベストパフォーマー賞」を受賞しました。
本記事では3/26以降の日経平均の見通しと予想を僕なりにまとめます。今日お伝えする大事なポイントは以下の2つ:
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日経平均チャート見通しと予想【3/26版】
◯主要指数はまだ下落トレンド、反落に警戒
◯高配当株と優待株は利食いの最終チャンス?3/25に日本株は反発。しかし、指数はまだ下落トレンドのまま。米個人投資家も強気過ぎで天井感がプンプンします。引き続き警戒したい😰
※スクショはTradingView pic.twitter.com/jXMPVAYoXc
— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) March 25, 2021
◯主要指数はまだ下落トレンド、反落に警戒
◯高配当株と優待株は利食いの最終チャンス?
3/25、日本株は全面高となりました。ですが、今回の上昇は、ダマシ上げの匂いがプンプンします。
日本株の主要指数は、「5日線」が大きな分岐点となりやすいです。5日線を割れると、一気に崩れることが多いのです。
3/25、日本株は反発したものの、5日線の回復には至りませんでした。まだ警戒水準にあります。
だから、引き続き警戒しておいたほうが良いと思います。さいわい、反発してくれたので、利食いのチャンスにも見えます。
以降では上のツイートを深掘りして、目先の日本株の見通しと、利食いをする際の注意点をまとめます。
日経平均チャート見通しと予想①
主要指数はまだ下落トレンド、反落に警戒
日経平均チャート見通しと予想、1つ目のポイントは「主要指数が反発したけどトレンドは下向きだから、まだ警戒しておこう!」という点です:
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【主要指数はまだ下落トレンド、反落に警戒】
日本株は下がり始めると続落しやすい。3/25、日本株は全面高。しかし、週前半の連続下落と取り戻せるほど勢いは戻っていません。日経平均、TOPIX、日経JASDAQ平均、マザーズ指数はすべて5日線割れ。下落トレンド。続落に警戒。いまは利食いどきかと🤔 pic.twitter.com/hY042LzffU— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) March 25, 2021
“日本株は下がり始めると続落しやすい。3/25、日本株は全面高。しかし、週前半の連続下落と取り戻せるほど勢いは戻っていません。日経平均、TOPIX、日経JASDAQ平均、マザーズ指数はすべて5日線割れ。下落トレンド。続落に警戒。いまは利食いどきかと🤔"
指数が崩れた点に加え、個人的に心配なことが2つあります。
1つが、機関投資家によるリバランス売りです。
ここ1年ほど、日本株は「月下旬に下がる」傾向が見られます。これは、機関投資家によるリバランスの売りが原因と言われています:
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【コロナ禍は「月初に上がりやすい」?】
古典的には、日本株は「月初に下がりがち」「週末と週明けは連動しがち」という経験則があります。しかし、さいきんは裏目に出ることが増えてます。日経新聞によれば、ここ半年は「月初に上がりがち」と経験則が逆転しているみたい。https://t.co/UJz7wiLM9N— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) February 28, 2021
“古典的には、日本株は「月初に下がりがち」「週末と週明けは連動しがち」という経験則があります。しかし、さいきんは裏目に出ることが増えてます。日経新聞によれば、ここ半年は「月初に上がりがち」と経験則が逆転しているみたい。"
ただの杞憂なら良いのですが、それにしても傾向が如実です。警戒はしておいた方が良いと思います。
もう1つが、個人投資家がやたらと強気である点です:
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昨日のライブ配信で話題に出たので共有。個人投資家の信用買い残が3兆円を超えました。2年5カ月ぶりの高水準。前回のピーク2018年10月で、クリスマスショックの直前でした。これから日本株は2回の暴落があり、ピークから底まで20%ほど下がりました。十分な警戒材料です😱https://t.co/Jb1IsYO3TT
— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) March 25, 2021
“昨日のライブ配信で話題に出たので共有。個人投資家の信用買い残が3兆円を超えました。2年5カ月ぶりの高水準。前回のピーク2018年10月で、クリスマスショックの直前でした。これから日本株は2回の暴落があり、ピークから底まで20%ほど下がりました。十分な警戒材料です😱"
3/19時点、日本の個人投資家の信用買い残も3兆円を超えました。これは2年5カ月ぶりの高水準です。
前回ここまで上がったのは2018年10月のこと。クリスマスショックで日本株が20%くらい暴落する直前のことでした。
つまり、天井感がプンプンします。すこし地合いが戻ったからといって、株を買いたい地合いでは無いですね…。
むしろ今は、「どうやったら上手く売り抜けられるか?」に頭をひねったほうが良さそうです。
日経平均チャート見通しと予想②
高配当株・優待株は利食いの最終チャンス
日経平均チャート見通しと予想、2つ目のポイントは「高配当株と優待株は、いまが利食いの最終チャンスかもだぞ!」という点です:
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【高配当株と優待株は利食いの最終チャンス?】
高配当株や優待株は、権利落ちから1カ月くらいは下落しやすい。この傾向は中小型株ほど強烈です。市況も悪いので、利食いするには今が頃合いでしょう。利食いした後は、別の銘柄へ乗り換えるも良し。相場下落が収まるまでキャッシュ温存も良しです☺️ pic.twitter.com/31nux2ozo4— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) March 25, 2021
“高配当株や優待株は、権利落ちから1カ月くらいは下落しやすい。この傾向は中小型株ほど強烈です。市況も悪いので、利食いするには今が頃合いでしょう。利食いした後は、別の銘柄へ乗り換えるも良し。相場下落が収まるまでキャッシュ温存も良しです☺️"
先日にもお伝えしたとおり、高配当株や優待株は「権利落ち前」が利食いに適していることが多いです。
この時期を逃すと、だいたい目先1カ月で2〜3%くらい株価が下がってもおかしくないです。
特に優待株は受け取れると嬉しいぶん、思い入れをいだきやすいです。投資判断に私情を入れすぎないように気をつけましょう。
まとめ
本記事をまとめると以下のとおり:
日経平均チャート見通しと予想【3/26版】
◯主要指数はまだ下落トレンド、反落に警戒
◯高配当株と優待株は利食いの最終チャンス?
こうやって相場が上がると、自分が買いたい株がスルスル上がっていきもどかしい気持ちになります。
それに、先日までの下落で買った人は儲かったことでしょう。儲かった人を尻目に、自分が儲かっていないのは辛いことです。
ですが、こういう「焦燥感」や「嫉妬心」を投資判断に持ち込むと、ロクなことがありません。
僕自身、この手の感情に飲まれて何度も失敗してきました。
感情を抜きにして、客観的な事実だけを見るかぎり、とてもいまは買い場には見えません。
「上手に買うこと」よりも、「上手に売ること」を目指すべき時期な気がします。
– 中原良太