アメリカ株価予想:警戒【3/8版】
どうも、中原良太です。
25歳のとき、Yahoo!株価予想達人で「ベストパフォーマー賞」を受賞しました。
本記事では3/8以降のアメリカ株の見通しと予想を僕なりにまとめます。今日お伝えする大事なポイントは以下の3つ:
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アメリカ株価予想【3/8版】
◯ダウは反発もナスダック続落、引き続き警戒
◯米個人投資家は中立に、見通しは五分五分へ
◯金利上昇で、指数の下値メドはどれくらい?米国での金利上昇が続いています。このまま金利が上がれば、ふたたび下落するかもです。引き続き警戒🤔
※スクショはTradingView pic.twitter.com/7eEYeXSFen
— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) March 7, 2021
◯ダウは反発もナスダック続落、引き続き警戒
◯米個人投資家は中立に、見通しは五分五分へ
◯金利上昇で、指数の下値メドはどれくらい?
金利上昇の影響からか、グロース株の下落が止まりません。
前々から「金利の上昇は怖いぞ〜!」という話をしていましたが、「実際、どれくらい下がるの?」と心配な方も多いでしょう。
以降では上のツイートを深掘りしつつ、これからの米国株の見通しと、金利が上がった際の下値メドについて僕の見解をまとめます。
アメリカ株価予想①
ダウ反発もナスダック続落、引き続き警戒
アメリカ株価予想、1つ目のポイントは「主要指数が過熱気味だから、引き続き警戒したほうが良さそうだぞ!」という点です:
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【ダウは反発もナスダック続落、引き続き警戒】
経験則的には、ダウ平均とナスダックは上がり始めてから続伸しがち。足元、いずれの終値も200日線超えで上昇トレンド。基本はホールド。ただ、米国株のCAPEレシオは約34.8倍と過熱気味。まだまだ下落余地はありそう😱※スクショはgurufocus pic.twitter.com/igGsaWaELt
— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) March 7, 2021
“経験則的には、ダウ平均とナスダックは上がり始めてから続伸しがち。足元、いずれの終値も200日線超えで上昇トレンド。基本はホールド。ただ、米国株のCAPEレシオは約34.8倍と過熱気味。まだまだ下落余地はありそう😱"
金利の上昇は、だいたいの株にとって重荷です。
米国株はすでに高いので、金利が上がると、ただでさえ高い株価がさらに過熱します。まだ警戒は解けません。
ここさいきん、ずっと警戒しっぱなしです。コロナ疲れならぬ、「バブル疲れ」をしている人も増えてそうですね😭
ただ、「自分が疲れたから」といって、リスクが下がるワケじゃないです。警戒はし続けたほうが良いと思います。
アメリカ株価予想②
米個人投資家は中立、見通しは五分五分へ
アメリカ株価予想、2つ目のポイントは「米個人投資家は様子見姿勢だから、株価が膠着しそうだぞ!」という点です:
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【米個人投資家は中立に、見通しは五分五分へ】
AAIIセンチメント3/3時点。AAIIセンチメント調査の結果は強気が減ってきました。内訳は「強気40.3%」「中立34.4%」「弱気25.3%」でした。目先の見通しは「五分五分」という感じ。目先は膠着状態が続くかもですね🤔https://t.co/RsqdW7Ij9Ipic.twitter.com/j8RdhNegyU— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) March 7, 2021
“AAIIセンチメント3/3時点。AAIIセンチメント調査の結果は強気が減ってきました。内訳は「強気40.3%」「中立34.4%」「弱気25.3%」でした。目先の見通しは「五分五分」という感じ。目先は膠着状態が続くかもですね🤔"
AAIIセンチメント調査は個人投資家の投資スタンスを集計するアンケート調査です。
通常、アメリカの個人投資家は逆指標です。彼らが強気だと天井打ちが近く、弱気だと相場が底打ちが近いと考えられます。
今回の結果を見ると、アメリカの個人投資家は中立が多めでした。目先は「膠着しそう。上がるか下がるか五分五分」と感じました。
アメリカ株価予想③
金利上昇で、指数の下値メドはどこ?
アメリカ株価予想、3つ目のポイントは「金利上昇の影響で、株価が12%〜22%くらい下がってもおかしくないかも!」という点です:
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【金利上昇で、指数の下値メドはどれくらい?】
米国10年債が1.5%〜2%の範囲で推移していたとき、S&P500指数は3000〜3400の間で推移をしていました。さらに金利が上がったら、この水準まで株価が逆戻りしてもおかしくない気がします😱※スクショはTradingView
※青線がSPX、赤線がUS10Y pic.twitter.com/e9QUG6wWxd— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) March 7, 2021
“米国10年債が1.5%〜2%の範囲で推移していたとき、S&P500指数は3000〜3400の間で推移をしていました。さらに金利が上がったら、この水準まで株価が逆戻りしてもおかしくない気がします😱"
週末時点のS&P500指数は3841ポイント。
仮に3400ポイントまで下がれば、下落率は12%くらいです。あるいは3000ポイントまで下がれば、下落率は22%くらい。
金利が上がれば株価は過熱気味になります。これくらい下がっても不思議じゃないです。引き続き、警戒が必要でしょうね。
ちなみに、金利が1.5%〜2%で推移していたころ、NASDAQは8000〜10000ポイントにありました。
NASDAQの下落余地は、10000ポイントまで下がれば22%くらい。8000ポイントまで下がれば38%くらいです。
もはやNASDAQは怖くて買えませんね…。
まとめ
本記事をまとめると以下のとおり:
アメリカ株価予想【3/8版】
◯ダウは反発もナスダック続落、引き続き警戒
◯米個人投資家は中立に、見通しは五分五分へ
◯金利上昇で、指数の下値メドはどれくらい?
乱暴にまとめると「アメリカ株は上昇トレンドだから基本はホールド。ただ、まだ過熱気味で金利も上がっているから、いつ下がってもおかしくないぞ!」という感じ。
暴落に備えるなら、対応は「割安な株へ資金を移す」のが基本。できれば自社株買いが上手なキャッシュリッチ企業だと理想です。
それと、下値メドがだいぶ下なので、ちょっとやそっとで押し目を拾うのは危ないと思います。
特にNASDAQは怖くて買えませんねー…。
– 中原良太