アメリカ株価予想:警戒【2/22版】
どうも、中原良太です。
25歳のとき、Yahoo!株価予想達人で「ベストパフォーマー賞」を受賞しました。
本記事では2/22以降のアメリカの株価の予想を僕なりにまとめます。今日お伝えする大事なポイントは以下の3つ:
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アメリカ株価予想【2/22版】
◯ダウ平均とナスダックは膠着、まだ様子見
◯米個人投資家はさらに強気に、天井近づく?
◯止まらない金利上昇、警戒を怠らずに2月第3週、米国株は軟調。一方、米金利が上昇。「株価は上がらずとも、過熱感は高まっている」と言えそう🤔
※スクショはTradingView pic.twitter.com/ARepX510NC
— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) February 21, 2021
◯ダウ平均とナスダックは膠着、まだ様子見
◯米個人投資家はさらに強気に、天井近づく?
◯止まらない金利上昇、警戒を怠らずに
相変わらず、アメリカ株が高いです。
「そろそろ売るべきか?」と心配な方も多いと思います。
以降では上のツイートを深掘りしつつ、これからの米国株の見通しについて僕の見解をまとめます。
アメリカ株価予想①
主要指数は膠着、まだ様子見
アメリカ株価予想、1つ目のポイントは「主要指数は膠着していて、過熱感があるから様子見が良さそうだぞ!」という点です:
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【ダウ平均とナスダックは膠着、まだ様子見】
経験則的には、ダウ平均とナスダックは上がり始めてから続伸しがち。足元、いずれの終値も200日線超えで上昇トレンド。ホールド。ただ、米国株のCAPEレシオは約35.5倍と過熱気味。少し下がったくらいじゃ買いたくない値付け😱※スクショはgurufocusより pic.twitter.com/ymAwyULFVS
— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) February 21, 2021
“経験則的には、ダウ平均とナスダックは上がり始めてから続伸しがち。足元、いずれの終値も200日線超えで上昇トレンド。ホールド。ただ、米国株のCAPEレシオは約35.5倍と過熱気味。少し下がったくらいじゃ買いたくない値付け😱"
経験則的には、上がっている相場にはひとまずついてくのが有利。だから、今のところは「買い持ち」が有利と考えます。
一方、アメリカ株はすでにかなり高めです。よって、相場の下落が心配な方は割安な銘柄へ乗り換えるのが安全だと思います。
アメリカ株価予想②
米個人投資家が強気、天井が近づく?
アメリカ株価予想、2つ目のポイントは「米個人投資家が強気になっているから、天井が近づいているかもだぞ!」という点です:
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【米個人投資家はさらに強気に、天井近づく?】
AAIIセンチメント2/17時点。結果は「強気47.1%」「中立27.6%」「弱気25.4%」でした。ちょい強気。株価の上昇は「しぶとい」ことが多く、いつが天井かは分かりません。ですが少なくとも「底よりは天井に近そうだ」と感じます🤔https://t.co/RsqdW7Ij9Ipic.twitter.com/4vF8Auu7rf— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) February 21, 2021
“AAIIセンチメント2/17時点。結果は「強気47.1%」「中立27.6%」「弱気25.4%」でした。ちょい強気。株価の上昇は「しぶとい」ことが多く、いつが天井かは分かりません。ですが少なくとも「底よりは天井に近そうだ」と感じます🤔"
AAIIセンチメント調査は個人投資家の投資スタンスを集計するアンケート調査です。
通常、アメリカの個人投資家は逆指標です。彼らが強気だと相場が天井をつけることも。だから、このアンケート結果はちと心配なところ。
同調査によると、アメリカの個人投資家はやや強気でした。「次の買い手」が減ってきているように見えます。
少なくとも、底よりは天井のほうが近そうです。背伸びして株を買うよりも、反落を覚悟しておいたほうが良いかもしれません。
ただし、「相場が過熱気味だから、全部株を売り払ってしまおう」と考えるのは極端過ぎる気がします。
冒頭のツイートでも触れたとおり、株式というのは案外「しぶとい」ものです。
だから、「割高だから」という理由で全てを売ってしまうと、機会損失となるケースも多いです。
株を売るとしても、資産配分の微調整くらいに留めておくのが無難でしょう。
たとえば、
「現金:株式=5:5にしたいのだけど、株価が大きく上がったから現金:株式=5:7になってしまった。」
「すこし株価も過熱気味だから一部を利食いして、現金:株式=7:5にしようかな。」(≒すこし現金を多めにしたい)
という具合で考えると良いと思います。
僕らの脳みそは思っている以上に単純で、つい白黒つけたくなります(全部売るとか、全力で買うとか)。
ですが、現実には白黒つけるより、中間くらいの判断が優れていることが多いです。
アメリカ株価予想③
止まらない金利上昇、警戒を怠らずに
アメリカ株価予想、3つ目のポイントは「金利が上がっているから、投資の旨みも薄れてそうだぞ!」という点です:
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【止まらない金利上昇、警戒を怠らずに】
金利は「お金の需要」を表します。高いほど「現金の需要が高まっている」と解釈できます。金利が上がると、現金の旨みが引き立ち、株式の旨みが薄まりがち。だから、金利は株価の「重力」のように働きます。金利が上がるほど、株価を下へと引きつけます😱 pic.twitter.com/XbOJWMF9ZD— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) February 21, 2021
“金利は「お金の需要」を表します。高いほど「現金の需要が高まっている」と解釈できます。金利が上がると、現金の旨みが引き立ち、株式の旨みが薄まりがち。だから、金利は株価の「重力」のように働きます。金利が上がるほど、株価を下へと引きつけます😱"
去年の8月あたりから、米国債10年利回りはジワジワ上がってきてます。
国債利回りが高まるということは「ノーリスクで稼げるお金が増える」ということ。
金利が上がるほど、リスクテイクや成長の旨みが薄れます。警戒しておいたほうがよさそうです。
まとめ
本記事をまとめると以下のとおり:
アメリカ株価予想【2/22版】
◯ダウ平均とナスダックは膠着、まだ様子見
◯米個人投資家はさらに強気に、天井近づく?
◯止まらない金利上昇、警戒を怠らずに
さらに乱暴にまとめると「アメリカ株は上昇トレンドだから基本はホールド。ただ、見たこと無いくらい過熱気味だから気をつけよう!金利も上がっているから、株価が上がらなくてもリスクは高まってそうだぞ!」という感じ。
特に金利は、「株価が上がらなくても、株を持つリスクが高まる」というのが怖いところです。
正直なところ、いま一番の不安材料だと思います…。
– 中原良太