アメリカ株価予想:過熱【1/25版】
どうも、中原良太です。
25歳のとき、Yahoo!株価予想達人で「ベストパフォーマー賞」を受賞しました。
本記事では1/25以降のアメリカの株価の予想を僕なりにまとめます。今日お伝えする大事なポイントは以下の3つ:
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アメリカ株価予想【1/25版】
◯ダウ平均とナスダックは膠着、過熱感に警戒
◯個人投資家はまだ強気だが、弱気も急増中
◯1/26〜27はFOMC、トレンド転換に警戒先週末、過熱気味に見えたVOOを売却し、安く見えるBRK.Bへ乗り換えました。「儲かったらブレーキ」が投資の基本。
※スクショはTradingView pic.twitter.com/jFolUExCWO
— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) January 24, 2021
◯ダウ平均とナスダックは膠着、過熱感に警戒
◯個人投資家はまだ強気だが、弱気も急増中
◯1/26〜27はFOMC、トレンド転換に警戒
ここ2週間、アメリカ株が膠着しています。
すでにアメリカ株は過熱感があるので、いまは強気に買いに行くより、「いつ逃げようか?」と慎重に退きどきを見極めるときだと考えます。
そこで本記事では上のツイートを深掘りしつつ、米国株の見通しについて僕なりにまとめます。
アメリカ株価予想①
主要指数が膠着、天井打ちに警戒
アメリカ株価予想、1つ目のポイントは「主要指数が膠着していて、天井打ちに警戒しておこう!」という点です:
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【ダウ平均とナスダックは膠着、過熱感に警戒】
経験則的には、ダウ平均とナスダックは上がり始めてから続伸しやすい。足元、いずれの終値も200日線超えで上昇トレンド。基本はホールド。ただ、米国株のCAPEレシオは約35倍と過熱気味。リスクが高そうなので、僕はVOOからBRK.Bへ乗り換えました。 pic.twitter.com/YUv0660Ie7— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) January 24, 2021
“経験則的には、ダウ平均とナスダックは上がり始めてから続伸しやすい。足元、いずれの終値も200日線超えで上昇トレンド。基本はホールド。ただ、米国株のCAPEレシオは約35倍と過熱気味。リスクが高そうなので、僕はVOOからBRK.Bへ乗り換えました。"
経験則的には、上がっている相場にはひとまずついてくのが有利。
足元でNYダウは膠着していますが、NASDAQは上昇中。また、いずれの指数もいちおう上昇トレンドです。
なので、今のところは「買い持ち」が有利と考えます。
一方、アメリカ株はすでにかなり高めです。なので、心配な方は割安な銘柄へ乗り換えるのが安全だと思います。
ちなみに僕は、先週末、持っていた米国株ETF(VOO)をすべて売却し、バークシャー株(BRK.B)へ乗り換えました。
NISAの節税期間を失うのはロスですが、それ以上に米国株の過熱感が怖いです。
一方、BRK.Bは底値が近く下がっても15%くらいと読みます。リターンというより、リスク的に乗り換えるのが正解と判断しました。
アメリカ株価予想②
個人投資家はまだ強気だが、弱気も急増中
アメリカ株価予想、2つ目のポイントは「個人投資家がまだ強気だから、過熱感に警戒しておいたほうが良さそうだぞ!」という点です:
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【個人投資家はまだ強気だが、弱気も急増中】
AAIIセンチメント調査の最新版。1/20時点、アメリカの個人投資家は「強気42.5%」「中立23.0%」「弱気34.5%」でした。まだ強気。強気が多いときは過熱気味になりがちで怖い。弱気も、11週間でもっとも高かったようです。https://t.co/RsqdW7Ij9Ipic.twitter.com/AMNR4qMrEV— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) January 24, 2021
“AAIIセンチメント調査の最新版。1/20時点、アメリカの個人投資家は「強気42.5%」「中立23.0%」「弱気34.5%」でした。まだ強気。強気が多いときは過熱気味になりがちで怖い。弱気も、11週間でもっとも高かったようです。"
AAIIセンチメント調査は個人投資家の投資スタンスを集計するアンケート調査です。
同調査によると、アメリカの個人投資家はまだ強気です。
通常、アメリカの個人投資家は逆指標です。彼らが強気だと相場が天井をつけることも。だから、このアンケート結果はちと心配なところ。
天井が近い可能性もあるので、足元の株価の上昇トレンドが崩れたときが「強い売り信号」になるかも。株価の動きと併せて要警戒です。
アメリカ株価予想③
FOMCで荒れ相場に警戒
アメリカ株価予想、3つ目のポイントは「FOMCで株価が荒れそうだから気をつけよう!」という点です:
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【1/26〜27はFOMC、トレンド転換に警戒】
FOMCとはFederal Open Market Committee(連邦公開市場委員会)の略で、米国の金融政策を決める会合。経験則的にはFOMCは「リップサービス→株上げ」となりがち。ただし、足元では株式が過熱気味なので、「リップサービスが期待はずれ→株下げ」のリスクも。— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) January 24, 2021
“FOMCとはFederal Open Market Committee(連邦公開市場委員会)の略で、米国の金融政策を決める会合。経験則的にはFOMCは「リップサービス→株上げ」となりがち。ただし、足元では株式が過熱気味なので、「リップサービスが期待はずれ→株下げ」のリスクも。"
金融政策イベントは、株価を大きく動かします。
結局は「相場次第」ですが、イベントに対して株価がどう反応するかは観察・記録しておくと勉強になります。要注目。
特に怖いのが「リップサービス(ふだんだったら買い材料)」をしたのに株価が売られはじめたときです。
特にアメリカ株は過熱気味なので、「リップサービスされても期待はずれ→株下げ」という流れになりそうなので警戒です。
まとめ
本記事をまとめると以下のとおり:
アメリカ株価予想【1/25版】
◯ダウ平均とナスダックは膠着、過熱感に警戒
◯個人投資家はまだ強気だが、弱気も急増中
◯1/26〜27はFOMC、トレンド転換に警戒
さらに乱暴にまとめると「アメリカ株は上昇トレンドだから基本はホールド、でも過熱気味で怖いから割安株へ乗り換えるのが無難そう」という感じ。
ちなみに、僕がVOOからBRK.Bへ乗り換えた理由については「バフェットからの手紙(第5版)」の387ページに書いてあります。
いまのところ、同社のPBRは約1.35倍で、底値(たぶんPBR1.2倍くらい)から15%高いくらいの水準です。
下がったら下がったでそれは全然問題なし。なぜなら、たぶん同社は自社株買いをして、1株価値がさらに高まるからです。
「いますでに底値が近い、かつ安くなっても1株価値が高まる」と思えたわけです。
目先の利益はまったく追っておらず、単純に「高いと思うVOOを売り、安いと思うBRK.Bを買った」という話です。
つみたて投資やiDeCoで、バークシャー株を買えたら良いのに。
– 中原良太