スポンサーリンク

バフェット指数(バフェット指標)はあてにならない?

どうも、中原良太です。

25歳のとき、Yahoo!株価予想達人で「ベストパフォーマー賞」を受賞しました。

先日、こんなツイートをしました:

“「バフェット指数」という、投資の神様バフェットが開発した指標があります。「時価総額÷名目GDP」で算出できて「1倍以上が割高」とされます。よく「使えない指標」とディスられる指標ですが、めっちゃ超優秀な指標だと思う。きのう使い方を研究したけど、長期で儲かる銘柄を探すのに便利と気付いた。"

バフェット指数(バフェット指標)は「あてにならない」とディスられがちな指標です。

正直、昔は僕も「つかえねー!」と思ってたのですが、ここ数年で見方を改めています。

たぶんですが、「あてにならない」と言われるのは、かなり昔に言われていた「1倍以上で割高」という水準がハズレてるからです。

時代とともに経済の収益構造は変わっているので、「1倍以上で割高」というのも変わってきているハズです。

さいきんは低金利が進んでます。低金利下ではあらゆる株価指標の適正水準が変わります。昔は割高と言われる水準でも、いまでは割安になるケースもよくあります。

また、販管費が低いビジネスなら「バフェット指数が高くてもPERは低い」的なこともあるはず。

こういう会社なら、フツーに買っても良いハズです。

そこで本記事では上のツイートを深掘りして「バフェット指数(バフェット指標)はあてにならない?(いや、そんなこともなさそうだぞ)」というテーマでまとめます。

バフェット指数(バフェット指標)は
あてにならない…こともない理由①

バフェット指数(バフェット指標)はあてにならない…こともない理由1つ目は「似た指標がけっこう使えるから」です:

“GDPは「一定期間内に国内で生み出された付加価値の総額」と言われます。正直、意味不明ですが、乱暴に会計風に表すと「粗利益(総利益)」みたいなものです。つまり、バフェット指数は「買収費用÷粗利益」。これは成長株投資で使われるPSRの亜種で、分母に売上高の代わりに粗利益を使っています。"

バフェット指数(バフェット指標)は「PSRとPERの中間」みたいな指標です。

PSRは「株価売上高倍率」で時価総額÷売上高で算出します。

PERは「株価収益率」で時価総額÷純利益で算出します。

GDPは「粗利益」に近い指標です。だから、バフェット指数はこの中間くらいの指標ということですね。

PSRもPERも有効な指標です。そう考えると、「その中間のバフェット指数だけあてにならない」というのはちゃんちゃらおかしいワケです。

ただ思うのは、使い方を考えないと効果はビミョーです。

たとえば、PSRは「成長株で使いやすい」指標で、割安株で使ってもビミョー。

一方、PERは「ディフェンシブで使える」指標で、景気敏感株で使ってもビミョー。

過去の投資案件を見る限り、バフェットは「ディフェンシブな成長株」を狙う投資家です。

こういう背景を知らずに同指数を使ってもビミョーそうですね。

たぶん彼は、「PERよりはダマシが少なそうだ」という理由でバフェット指数を使っていた気がします。

バフェット指数(バフェット指標)は
あてにならない…こともない理由②

バフェット指数(バフェット指標)はあてにならない…こともない理由2つ目は「個別株の分析に使えるから」です:

“PSRは成長株投資で使いやすい指標です。一方、バフェット指数はPSRの亜種。…ということは、バフェットは米国市場全体を「1つの成長企業」とみなしているように感じます。成長株を買うときは低PSR株が上がりやすいですが、この点に加えてバフェット指数が低いものを選べば精度を高められそうですね。"

バフェット指数は「相場の過熱感を知る時に使われる指標」と言われますが、個別株にもフツーに応用できます。

具体的には「時価総額÷総利益(粗利益)」を計算すればOKです。

PSRに近い指標なので、成長株を探すときに、PSRと併せて確認すると精度が高められそうでいい感じですね。

まとめ

本記事をまとめると以下のとおり:

バフェット指数(バフェット指標)はあてにならない?
そんなこと無い理由①:似た指標がけっこう使えるから
そんなこと無い理由②:個別株の分析に使えるから

ちなみに、日本株のバフェット指数(バフェット指標)は、Gurufocusという海外サイトで確認できます。

バフェット指数(バフェット指標)を日本語で確認できるサイトもあるのですが、ちと計算結果が疑わしかったのでナシ。

だから、すこし面倒ではありますが、英語のサイトでチェックするのが良いと思います。

– 中原良太