日経平均チャート見通しと予想:怖いけどホールド【1/12版】
どうも、中原良太です。
25歳のとき、Yahoo!株価予想達人で「ベストパフォーマー賞」を受賞しました。
本記事では1/12以降の日経平均の見通しと予想を僕なりにまとめます。今日お伝えする大事なポイントは以下の2つ:
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日経平均チャート見通しと予想【1/12版】
◯主要指数は上昇トレンド、続伸に期待
◯日経平均の異様な株高、過去の統計は?1/8も日本株は全面高。日経平均株価の終値が75日線からプラス10%も乖離してます。これから買うのは怖い。でも、売りたくもない。なぜかというと…
※スクショはTradingView pic.twitter.com/6cK7FSfXFV
— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) January 10, 2021
◯主要指数は上昇トレンド、続伸に期待
◯日経平均の異様な株高、過去の統計は?
僕はよく「いつ反落してもおかしくないから気をつけようね!」と言いつつ、「でも僕は株をホールドします!」的な話を繰り返してきました。
この話って、矛盾しているように聞こえるんですよね。
それもあり、たびたび「反落しそうだと思うなら売れば良いじゃん」とツッコまれていました。
僕が株をホールドするのには理由があって、それは「理屈上は売るべきでも、経験則的には買いだ」と考えているからなんです。
だから、すごく中途半端な判断をしているワケですけど、この「ビミョーなライン」が落とし所としては良いと思うんですよね。
以降では上のツイートを深掘りして、目先の日本株の見通しや利益につながりそうな作戦について僕なりに考えていきます。
日経平均チャート見通しと予想①
主要指数が上昇トレンド、続伸に期待
日経平均チャート見通しと予想、1つ目のポイントは「主要指数が上昇トレンドで、続伸が期待できそうだぞ!」という点です:
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【主要指数は上昇トレンド、続伸に期待】
日本株は上がりはじめると続伸しやすく、下がり始めると続落しやすい。日経平均、TOPIX、日経JASDAQ平均、マザーズ指数はすべて5日線超え。上昇トレンド。続伸に期待。経験則的には買い信号。ただし、年明けの時期はトレンドが崩れたら暴落リスクも。要注意。— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) January 10, 2021
“日本株は上がりはじめると続伸しやすく、下がり始めると続落しやすい。日経平均、TOPIX、日経JASDAQ平均、マザーズ指数はすべて5日線超え。上昇トレンド。続伸に期待。経験則的には買い信号。ただし、年明けの時期はトレンドが崩れたら暴落リスクも。要注意。"
例年、日経平均株価は1月に崩れやすいので注意です。足元では上昇トレンドなので強気で良いと思いますが、崩れてからが怖い。
反落したときにいつでも逃げられる準備をしておくと良さそうです。
日経平均チャート見通しと予想②
日経平均の異様な株高、過去の統計は?
日経平均チャート見通しと予想、2つ目のポイントは「日経平均の異様な株高、経験則的にはけっこう買い場かもだぞ!」という点です:
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【日経平均の異様な株高、過去の統計は?】
日経平均が75日線から+10%も乖離してます。一見、天井が近そうで怖いですが、経験則的には乖離率が+10%を超えてから1〜3カ月は続伸しがち。あくまで経験則なので過信は禁物です。それでも、僕が「怖いけどホールド」と言うのはこれが理由ですね。— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) January 10, 2021
“日経平均が75日線から+10%も乖離してます。一見、天井が近そうで怖いですが、経験則的には乖離率が+10%を超えてから1〜3カ月は続伸しがち。あくまで経験則なので過信は禁物です。それでも、僕が「怖いけどホールド」と言うのはこれが理由ですね。"
正直、足元で日本株は上がりすぎている気がします。
11月、12月には買い越していた海外投資家も、徐々に日本株を売り始めているようです。
それに、アメリカの個人投資家はかなり強気で「次の買い手」がいないように見えます。これは2018年の相場のピークに似ています。
こんな話をすると「いまのうちに株を売れば良いじゃん!」と言われます。
ですが、僕は現在、株を大量保有中。なぜ保有しているかというと、「理屈上は売ったほうが良さそうに見えるけど、経験則的には買っていたほうが有利」だったからです。
たとえば、20年分の日経平均株価のデータを集めました。
足元、日経平均株価は75日線から+10%乖離しています。めちゃくちゃ強気です。
実は、ここ20年のあいだに、日経平均が75日線から+10%乖離した事例が17回ありました。
17回のうち、それから3カ月間上がったのが13回、下がったのが4回、勝率は76%でした。面白いことに「買いが有利」という結果に。
ちなみに、勝てたときの平均リターンが+8%、負けたときの平均ロスは−7.5%でした。
こんな具合で「株価は上がれば割高だから売ったほうが良い」「個人投資家が強気過ぎてそろそろピークが近そう」といった理屈はそのとおり。
ですがその一方で、「経験則的には買いだ」というのも事実なので、すぐ売って逃げてしまうのはちと勿体ない気がします。
だから、「怖いけどホールドする」「相場が下がり始めてヤバそうになったらすぐ逃げる」という判断が落とし所だと思いました。
ちなみに、トレンドが崩れた後は経験則的にも売り場なので、日経平均が25日線や75日線を割れたら、危ないと考えています。
日経平均チャート見通しと予想+α
Twitterフォロワーの売買動向
日経平均チャート見通しと予想、最後のおまけとして「Twitterフォロワーの売買動向」を取り上げます:
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【株式予報センチメント調査(1月第1週)】
1月第1週(1/4〜1/8)の期間に、どのような株取引を行いましたか?(今後の投資方針を考えるためのアンケートです。ご協力のほどお願いいたします)— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) January 8, 2021
※ご協力、ありがとうございました!
アンケートの投票数は280票。結果は「買い越し37.5%」「中立32.9%」「売り越し29.6%」でした。
僕のフォロワーさんは先見の明があるようです。ここ4カ月くらいは、このアンケート結果に「便乗する」と上手くいってます。
いつもと比べると、今週は「ほどほど」という感じの内容です。
僕のフォロワーさんはいつも強気に寄っているのですが、それと比べると今回は強気がほどほどで、中立が多かったように思います。
年明け早々に指数が爆上げしていますが、「さすがにやり過ぎ」と見ているんでしょうかね。
僕もだいたい同意見で、「株を買い増したくはないけど、売り払ってしまうのももったいない」と感じているところ。
ここは「やわめにホールドしておく」くらいがちょうど良い気がします。
まとめ
本記事をまとめると以下のとおり:
日経平均チャート見通しと予想:【1/12版】
◯主要指数は上昇トレンド、続伸に期待
◯日経平均の異様な株高、過去の統計は?
乱暴にまとめると「指数が下がり始めたら暴落しそうで怖いけど、それまでは怖くてもホールドしておくと良さげ!」という感じです。
大きく上がった年の翌年明けは、よく下がるので怖いです。似たような相場に2014年、2018年、2020年の年明けがあります。
いずれも相場が大きく上がった翌年明け。年明け2〜3カ月に大きめの調整がありました。
だいたい4月までにひと相場が終わる気がするので、それまでは様子見。
なお、僕自身、「怖い怖い」と言いながら数千万円単位で株を持っています。
「理屈」と「経験則」の板挟みで、なんとか妥協点を探っている感じですね。
– 中原良太