アメリカ株価予想:警戒【12/28版】
どうも、中原良太です。
25歳のとき、Yahoo!株価予想達人で「ベストパフォーマー賞」を受賞しました。
本記事では12/28以降のアメリカの株価の予想を僕なりにまとめます。今日お伝えする大事なポイントは以下の3つ:
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アメリカ株価予想【12/28版】
◯ダウ平均もナスダックも上昇トレンド継続、買い場か
◯個人投資家はまだ強気、過熱感に警戒
◯年明けはバブルが弾けやすいので警戒クリスマスラリー後は、過熱気味な株ほど売られがちなので注意。特にイケイケなナスダックが怖いです。
※スクショはTradingView pic.twitter.com/UK55PjBSvO
— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) December 27, 2020
◯ダウ平均もナスダックも上昇トレンド継続、買い場か
◯個人投資家はまだ強気、過熱感に警戒
◯年明けはバブルが弾けやすいので警戒
クリスマスラリー突入です。例年、クリスマスから年明けにかけては株価が上がりやすいです。今年も期待です。
一方、年明けからは過熱気味な株ほど売られやすいです。買われすぎている株ほど危ないので、注意しましょう。
以降では上のツイートを深掘りしつつ、米国株の見通しについて僕なりにまとめます。
アメリカ株価予想①
主要指数が上昇トレンド継続
アメリカ株価予想、1つ目のポイントは「主要指数が上昇トレンドを継続していて、目先は続伸に期待できそうだぞ!」という点です:
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【ダウ平均もナスダックも上昇トレンド継続、買い場か】
経験則的には、ダウ平均とナスダックは上がり始めてから続伸しやすい。足元では、いずれの終値も200日線超えで上昇トレンド。目先1〜3カ月は続伸に期待。ただ、米国株のCAPEレシオは約34倍と過熱気味。やわめのホールドが有利そう。逃げ腰。— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) December 27, 2020
“経験則的には、ダウ平均とナスダックは上がり始めてから続伸しやすい。足元では、いずれの終値も200日線超えで上昇トレンド。目先1〜3カ月は続伸に期待。ただ、米国株のCAPEレシオは約34倍と過熱気味。やわめのホールドが有利そう。逃げ腰。"
相変わらず、アメリカ株はイケイケです。トレンドが強いときは怖くても買い持ちが有利なので、僕はだまって便乗中です。
また、すでにアメリカ株はかなり高いです。「含み益を引っ張る」のはOKですが、「欲張って買い増す」のは危ない気がします。
長期の積立投資は別にして、短期でアメリカ株を持っているヒトは、「トレンドが崩れたらすぐに逃げる」のが良さそう。
売りどきとしては、指数の終値が200日線を割ったあたりが目安です。
アメリカ株価予想②
個人投資家はまだ強気、過熱感に警戒
アメリカ株価予想、2つ目のポイントは「個人投資家が強気だから、過熱感に警戒しておいたほうが良さそうだぞ!」という点です:
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【個人投資家はまだ強気、過熱感に警戒】
AAIIセンチメント調査の最新版。12/23時点、アメリカの個人投資家は「強気43.6%」「中立34.4%」「弱気22.0%」でした。まだかなり強気水準です。年明け以降、指数の上昇トレンドが崩れたら、一気に下がるかも。警戒しておきたい。https://t.co/RsqdW7Ij9I— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) December 27, 2020
“AAIIセンチメント調査の最新版。12/23時点、アメリカの個人投資家は「強気43.6%」「中立34.4%」「弱気22.0%」でした。まだかなり強気水準です。年明け以降、指数の上昇トレンドが崩れたら、一気に下がるかも。警戒しておきたい。"
AAIIセンチメント調査は個人投資家の投資スタンスを集計するアンケート調査です。
同調査によると、アメリカの個人投資家はそこそこ強気でした。
通常、アメリカの個人投資家は逆指標です。彼らが強気だと相場が天井をつけることも。だから、このアンケート結果はちと心配なところ。
天井が近い可能性もあるので、足元の株価の上昇トレンドが崩れたときが「強い売り信号」になるかもしれません。
アメリカ株価予想③
年明けはバブルが弾けやすい
アメリカ株価予想、3つ目のポイントは「年明けはバブルが弾けやすいから、過熱気味な株は買わないほうが良いかもだぞ!」という点です:
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【年明けはバブルが弾けやすいので警戒】
1931年1月〜2020年10月の米国株データ(89年10カ月分)を集計すると、1月はバブルが弾けやすい傾向が見られます。ここ1カ月で爆上げした銘柄ほど下がりやすいので、過熱気味な銘柄には触らないほうが良いかと※データ元:Kenneth R. French – Data Library pic.twitter.com/lwo0f8JkRe
— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) December 27, 2020
“1931年1月〜2020年10月の米国株データ(89年10カ月分)を集計すると、1月はバブルが弾けやすい傾向が見られます。ここ1カ月で爆上げした銘柄ほど下がりやすいので、過熱気味な銘柄には触らないほうが良いかと"
データ元のケネス・フレンチ教授は、ノーベル賞を受賞したユージン・ファーマ教授とよくダッグを組んでいる人物です。
彼のライブラリを漁ってみたところ、「年明けは、足元1カ月で上がった株ほど反落しやすい!(Short-Term Reversal)」という傾向が掴めました。
この傾向は、1931年からの90年間で有効で、直近20年や、直近10年でも有効でした。
逆に、「足元1カ月で下がった株ほど反発しやすい!」という傾向もあるっぽいので、狙うなら人気な株より不人気な株でしょうね。
まとめ
本記事をまとめると以下のとおり:
アメリカ株価予想【12/28版】
◯ダウ平均もナスダックも上昇トレンド継続、買い場か
◯個人投資家はまだ強気、過熱感に警戒
◯年明けはバブルが弾けやすいので警戒
乱暴にまとめると「年末年始までは株価が上がりそうだけど、年明けに反落しそうだから気をつけよう!」ってことですね。
僕個人的は、「下がりそうだとは思うけど、現状維持で様子見」しようと考えています。
ちなみに、地合いが崩れたときは「割高な株を売って、割安な株へ乗り換える」と、損を抑えやすいです。
地合いが悪くなるようなら、NISAで買ったVOOを売って、バークシャー株(BRK.B)あたりへ乗り換えようかと検討中。
– 中原良太