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自己資本比率が高いほど株価が上がった!という経験則の話

どうも、中原良太です。

自己資本比率が高い健全な株への長期投資で、月5万円くらいの配当金を受け取っています。

先日、こんなツイートをしました:

“【資本効率と株価の関係】
①自己資本比率50%以上は指数の2倍以上上がった!
②自己資本利率50%以下でも高ROE株は上がった!
③自己資本比率50%以下の低ROE株はボロボロだった!
※集計対象:時価総額1000億円以上
※集計期間:2004年1月〜2019年12月
※リバランス:1年(52週)に1回"

追記:集計期間が2004年〜2019年となっていますが、正しくは2014年〜2019年でした。ご指摘ありがとうございました。

自己資本比率が高い会社のほうが「財務が健全で倒産しにくくて安全だぞ!」と言われています。

 

とはいえ、実際に「自己資本比率が高い株を買ったら、どんだけ株価が上がったの?」ってデータを調べてくれているヒトが少ない気がします。

そこで本記事では上のツイートを深掘りして、「自己資本比率が高いと株価が上がった!という経験則の話」というテーマでまとめます。

自己資本比率が高いほど株価が上がった①
自己資本比率が50%以上で買い信号

自己資本比率が高いと株価が上がった!という話、1つ目のポイントは「自己資本比率が50%以上で買い信号」という点です:

“自己資本比率が高い株は、2つの観点から見て魅力的です。1つは、「お金を借りなくても自分で稼げる」ことの現れである点。もう1つは、「蓄えが多く倒産するリスクが低い」という点。自己資本比率が高い株は、バリューもグロースも好調です。"

自己資本比率というのは、「自分で用意したお金(自己資本)」の割合のことです。

ちなみに、自己資本じゃない、「他人に用意してもらったお金」は他人資本と言います。他人資本は、要するに借金のことです。

自己資本比率は「株価の安さ」とか「株価の高さ」とはぜんぜん関係ないのですが、質の高い株を見分けるときに使えて便利です。

2018年にリスクモンスターが公開したレポートによると、自己資本比率はだいたい30%を超えると倒産確率が下がります。

自己資本比率が50%を超えるとそこそこ健全で、倒産のリスクはかなり低いと期待できます。

日本の大型株の場合、「自己資本比率が50%を超えている株は、資本効率が悪くても(ROEが低くても)株価が上がりやすかったぞ!」という傾向がありました。

財務が健全であれば、割安株(バリュー株)も成長株(グロース株)も、どちらも株価が上がりやすいみたいですね。

MM理論という理屈だけで言えば、自己資本比率は株価とは関係ないんですけど、現実にはけっこう影響してるみたいですね。

この理由としては、「財務が健全な会社の中にはハズレが少ない」からだと思います。

自己資本比率が低い会社は、「火の車」みたいな会社や、「リスク取り過ぎ」な会社も紛れています。

そういうハズレな株を買ってしまうと、損をしやすいってことなのかもですねー。

自己資本比率が高いほど株価が上がった②
自己資本比率が低い+高ROEも買い信号

自己資本比率が高いと株価が上がった!という話、2つ目のポイントは「自己資本比率が低い+高ROEも買い信号」という点です:

“ROE(自己資本利益率)は「純利益÷自己資本」で計算できます。高ROE株は、「少ない元手でたくさん稼ぐ」効率の高いです。中には資金効率を高めるためにお金を借りて、自己資本比率が低いケースも。リスクは高いですが、これも株価が上がりやすい。"

自己資本比率が低い株でも、効率よくお金を稼いでいる会社なら問題なく株価が上がっていました。

やや乱暴な言い方をすると、自己資本比率は「守りの指標」です。

自己資本比率が高ければ高いほど守りに強いのですが、それと同時に攻めっ気が足りないと捉えることもできます。

たとえば、いまガンガンお金を稼いでいる会社があるなら、「借金してでも成長を急いで、ガンガン稼ぐ」という作戦もあります。

もちろんお金を借りるのはリスクもあるし諸刃の剣です。とはいえ、上手に借金することで経営効率を高めることができます。

具体的な例としては、ソフトバンクグループ(9984)が挙げられます。同社は「借金の達人」で、ガンガンお金を借りて、経営効率を高めています。

僕ら投資家で言えば「信用取引を使って利回りを上げる」的な考え方ですね。

自己資本比率が高いほど株価が上がった③
自己資本比率が低い+低ROEは売り信号

自己資本比率が高いと株価が上がった!という話、3つ目のポイントは「自己資本比率が低い+低ROEはNG!」という点です:

“「借金まみれ」かつ「低ROE(効率が悪い」株は最悪。資金効率を高めるためにお金を借りているというより、「お金を借りざるを得ない」火の車であるケースですね。売上が伸びている成長企業ならまだしも、そうでないなら手を出しちゃダメ。"

自己資本比率が低い会社の中でも、ROEが低くて経営効率が悪い会社は最悪です。

こういう会社はいわゆるボロ株で、「借金まみれなうえ、たいしてお金も稼いでいない会社」と言えます。

リスクが高いし効率も悪い。こういう株は買っても儲からないことが多いです。投資しないほうが良いです。

まとめ

本記事をまとめると以下のとおり:

追記:集計期間が2004年〜2019年となっていますが、正しくは2014年〜2019年でした。ご指摘ありがとうございました。

ざっくりまとめると、「借金が少ない会社に投資すると、リスクが低いし株価も上がりやすかったぞ!」「ROEが高くて効率の良い会社を厳選するとさらに儲かったぞ!」と言えるでしょう。

ちなみに、日本では「自己資本比率が高いけどROEが低い」という会社が多めです。手堅く経営しているのだけど、経営効率がちとビミョーってことですね。

一方、アメリカでは「自己資本比率が低いけどROEが高い」という会社が多めです。リスキーだけど、経営効率が高めってことですね。

ちなみに僕は「自己資本比率が高いけどROEが低い」という株をけっこう多めに持っています。この領域って、激安な株もけっこう埋もれているので美味しいんですよねー。

– 中原良太