アメリカ株価予想:ピーク【12/14版】
どうも、中原良太です。
25歳のとき、Yahoo!株価予想達人で「ベストパフォーマー賞」を受賞しました。
本記事では12/14以降のアメリカの株価の予想を僕なりにまとめます。今日お伝えする大事なポイントは以下の3つ:
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アメリカ株価予想【12/14版】
◯ダウ平均もナスダックも一時高値更新、買い場か
◯今週は先物とオプションの期限(SQ)、買い場か
◯個人投資家が超強気、過熱気味で天井近そう経験則的には「買い場」「天井近そう」の板挟み。単にホールド、損切りラインを再確認したい。
※スクショはTradingView pic.twitter.com/bncMDvIh5z
— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) December 13, 2020
◯ダウ平均もナスダックも一時高値更新、買い場か
◯今週は先物とオプションの期限(SQ)、買い場か
◯個人投資家が超強気、過熱気味で天井近そう
先週に引き続き、ダウ平均とナスダックが史上最高値を一時更新しました。ただ、上値が重たくなってきており、すこし失速気味ですね。
また、主要指数のPSRがかなり高いなど、天井が近づいているようにも見えます。近いうちに1〜2割くらい調整するかもですね。
以降では上のツイートを深掘りしつつ、米国株の売りどきについて僕なりにまとめます。
アメリカ株価予想①
指数はまだ強気、買い場か
アメリカ株価予想、1つ目のポイントは「主要指数はまだ上昇トレンドだから、目先は続伸に期待できそうだぞ!」という点です:
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【ダウ平均もナスダックも一時高値更新、買い場か】
経験則的には、ダウ平均とナスダックは上がり始めてから短期で続伸しやすい。足元では、いずれの終値も200日線超えで上昇トレンド。目先1〜3カ月は続伸に期待。ただ、米国株のCAPEレシオは約33倍と過熱気味。やわめのホールドが有利そう。要警戒。— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) December 13, 2020
“経験則的には、ダウ平均とナスダックは上がり始めてから短期で続伸しやすい。足元では、いずれの終値も200日線超えで上昇トレンド。目先1〜3カ月は続伸に期待。ただ、米国株のCAPEレシオは約33倍と過熱気味。やわめのホールドが有利そう。要警戒。"
アメリカ株はヒヤヒヤするような割高感です。
CAPEレシオの他にも、S&P500のPSRは現在2.67倍。これは過去20年で最高の水準です。明らかに高い。
日本の小型株ですら、PSRが3倍を超えると過熱気味なことがほとんどです。アメリカ株は上がってもあと2割くらいが限界に見えます。
ピークが近そうなので、「指数を売ってディフェンシブ銘柄に乗り換える!」なんて取引もうまくいきそうです。
たとえば、VOOやQQQを売ってバークシャー株を買うとか。(僕はバフェット信者なので)
一方、「せっかくの上昇相場を取り逃がしたくない!」という方は、「相場が上がるかぎりついていく」「トレンドが崩れたらすぐに逃げる」といった順張りで臨むと良さそう。
売りどきとしては、指数の終値が200日線を割ったあたりが目安です。
アメリカ株価予想②
今週は先物とオプションの期限(SQ)
アメリカ株価予想、2つ目のポイントは「先物とオプションの期限もあって、大型株は短期的に上がりやすいかもだぞ!」という点です:
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【今週は先物とオプションの期限(SQ)、買い場か】
日本株は第2金曜日がSQですが、米国株は第3金曜日にあります。米国株はオプション期限の週に、取引が活発な大型株が上がりがち。目先1週間は経験則的には買い場に見えます。一方、期限後の1週間は伸び悩みがち。あくまで買い場は一時期的かと。— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) December 13, 2020
“日本株は第2金曜日がSQですが、米国株は第3金曜日にあります。米国株はオプション期限の週に、取引が活発な大型株が上がりがち。目先1週間は経験則的には買い場に見えます。一方、期限後の1週間は伸び悩みがち。あくまで買い場は一時期的かと。"
毎月第3週は、オプション期限の週。この週は、オプションの取引が活発な株ほど上がりやすい傾向があります。
(理由は、オプション取引のデルタ・ヘッジ・リバランスではないかと言われています)
一方、オプションの取引がさほどない銘柄は閑散としやすい週でもあります。オプションが活況な派手な株が上がり、地味な株ほど伸び悩みそうですね。
アメリカ株価予想③
個人投資家はまだ過熱気味
アメリカ株価予想、3つ目のポイントは「米個人投資家がめちゃくちゃ強気でピークが近いかもしれないぞ!」という点です:
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【個人投資家が超強気、過熱気味で天井近そう】
AAIIセンチメント調査の最新版。12/9時点、アメリカの個人投資家は「強気48.1%」「中立25.1%」「弱気26.9%」でした。相変わらず強気一辺倒。米国株はもう一段くらい調整があってもおかしくないかも。一時的な調整は覚悟ですね。https://t.co/RsqdW7Ij9I— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) December 13, 2020
“AAIIセンチメント調査の最新版。12/9時点、アメリカの個人投資家は「強気48.1%」「中立25.1%」「弱気26.9%」でした。相変わらず強気一辺倒。米国株はもう一段くらい調整があってもおかしくないかも。一時的な調整は覚悟ですね。"
AAIIセンチメント調査は個人投資家の投資スタンスを集計するアンケート調査です。
同調査によると、アメリカの個人投資家は超強気でした。
通常、アメリカの個人投資家は逆指標です。彼らが強気だと相場が天井をつけることも。だから、このアンケート結果はちと心配なところ。
天井が近い可能性もあるので、足元の株価の上昇トレンドが崩れたときが「強い売り信号」になるかもしれません。
まとめ
本記事をまとめると以下のとおり:
アメリカ株価予想【12/14版】
◯ダウ平均もナスダックも一時高値更新、買い場か
◯今週は先物とオプションの期限(SQ)、買い場か
◯個人投資家が超強気、過熱気味で天井近そう
乱暴にまとめると「今は株価が上がっているから良いけど、ピークが近そうだから気をつけよう!」ってことですね。
特に主要指数はそろそろ天井が近そうです。
もう限界いっぱいまで株価があがっているように見えるので、反落してからすごい勢いで下がるかもしれません。気をつけましょう。
QQQなど成長株指数を買い持ちしている場合は、トレンドが崩れたときが退き時かもです。(成長株指数は大型株よりリスクが高いので)
それ以外、VOOなどの指数を買い持ちするときは「ガチホ」が基本です。
近いうちに引退を考えているヒトは別として、長い目で見れば上がってると思うので、「買って放ったらかし」で問題ないと思います。
僕個人的には、「下がりそうだとは思うけど、現状維持で様子見」しようと考えています。
NISAで買ったVOOを売って、バークシャー株(BRK.B)あたりへ乗り換えたいのですが、あと2〜3年の節税期間を残したNISA枠を利益確定するのもどうだろうと悩み中です。
たぶん、乗り換えても乗り換えなくても、どちらでも長い目で見ればうまくいくと思うんですけどね。ここから先は、好みの問題な気がします。
– 中原良太