株価が下がる月は何月?下がる理由と仕組み
どうも、中原良太です。
スケジュールを立てて株を取引するのが得意です。2019年には株だけで400万円ほど儲けました。
先日、こんなツイートをしました:
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【株価が下がる月は何月?覚えておきたい傾向】
傾向1:四半期初めは下がりやすい(1、4、7、10月)
傾向2:四半期終りは上がりやすい(3、6、9、12月)
傾向3:上半期は上がりやすい(1〜6月)
傾向4:下半期は下がりやすい(7〜12月)特に、小型株ほど、月の影響を受けやすいです。 pic.twitter.com/FFeVNL6jgn
— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) November 19, 2020
傾向1:四半期初めは下がりやすい(1、4、7、10月)
傾向2:四半期終りは上がりやすい(3、6、9、12月)
傾向3:上半期は上がりやすい(1〜6月)
傾向4:下半期は下がりやすい(7〜12月)
僕ら投資家なら「株を買ったら、その途端に下がってしまった…」という経験が一度はあるはず。
できれば、株を買うなら、買った瞬間に含み益を出したいもの。そのためには「株価が下がる月」や「下がる理由と仕組み」を知っていると、ミスを減らせて有利です。
そこで本記事では上のツイートを深掘りして、「株価が下がる月は何月?下がる理由と仕組み」というテーマでまとめます。
株価が下がる月は何月?
傾向その1:四半期初め
株価が下がる月は何月?覚えておきたい傾向その1は「四半期初めは下がりやすい」です:
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【傾向1:四半期初めは下がりやすい(1、4、7、10月)】
四半期初めは、決算発表ラッシュが控えています。投資家は決算発表後の株価乱高下を嫌いがち。それもあってか、四半期初めは株価が下がりやすいです。なお、1月、4月は新年・新年度からか下落圧力は弱め。問題は7月と10月で特に弱い。— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) November 20, 2020
“四半期初めは、決算発表ラッシュが控えています。投資家は決算発表後の株価乱高下を嫌いがち。それもあってか、四半期初めは株価が下がりやすいです。なお、1月、4月は新年・新年度からか下落圧力は弱め。問題は7月と10月で特に弱い。"
株価が下がる理由と仕組みは「様子見」です。
投資家はリスクを嫌います。だから、相場が荒れそうになると、事前に株を売って様子見する動きを取りやすいです。
決算発表以外にも、「連休前には株を売りたくなる」「選挙前には株を売りたくなる」というのも、似たような傾向ですね。
株価が下がる月は何月?
覚えておきたい傾向その2
株価が下がる月は何月?覚えておきたい傾向その2は「四半期終りは上がりやすい」です:
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【傾向2:四半期終りは上がりやすい(3、6、9、12月)】
四半期終わりは、決算発表ラッシュが明けます。投資家は決算発表が明けて様子見ムードが薄らぎがち。それもあってか、全面的に株価が上がりやすいです。特に、6月と12月はボーナス月で、個人投資家が賑わいがち。とても上がりやすいです。— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) November 20, 2020
“四半期終わりは、決算発表ラッシュが明けます。投資家は決算発表が明けて様子見ムードが薄らぎがち。それもあってか、全面的に株価が上がりやすいです。特に、6月と12月はボーナス月で、個人投資家が賑わいがち。とても上がりやすいです。"
株価が上がる理由と仕組みは「様子見が薄れる」からです。
心配ごとがなくなって株価が上がる減少は「リリーフ・ラリー(Relief Rally、安心感による株高)」と呼ばれています。
2016年11月や、2020年11月には、大統領選挙が明けてから株価が大きく上がりました。株式市場ではこういう現象がよく見られます。
株価が下がる月は何月?
覚えておきたい傾向その3
株価が下がる月は何月?覚えておきたい傾向その3は「上半期は上がりやすい」です:
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【傾向3:上半期は上がりやすい(1〜6月)】
新年・新年度は新規予算が決まり、市場に資金が流入するからか株価が上がりやすい傾向があります。市場が過熱気味なときを除けば、上半期はだいたい株価が上がった。僕はこの時期が大好きで、だいたい上半期にプラスを出して、貯金を作っておきます。— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) November 20, 2020
“新年・新年度は新規予算が決まり、市場に資金が流入するからか株価が上がりやすい傾向があります。市場が過熱気味なときを除けば、上半期はだいたい株価が上がった。僕はこの時期が大好きで、だいたい上半期にプラスを出して、貯金を作っておきます。"
株価が上がる理由と仕組みは「市場心理が楽観的になりやすいから」と言われています。
特に影響が大きな要素は「年初め」という点と「日照時間」あたりです。
たとえば、年初めは「よっしゃ、頑張るぞ!」という気持ちになります。新しい目標を携えて「これから投資やるぞ!」という気持ちになるヒトも多いでしょう。
ほか、日照時間が長いとヒトはポジティブになりやすい。日照時間がもっとも短いのは12月の冬至で、長いのは6月の夏至です。
日照時間が短い冬至は株価がボトム(底)をつけやすく、日照時間が長い夏至は株価がピーク(天井)をつけやすいのだと考えられます。
実際、とある関西学院大学教授が、「上半期は楽観的な記事が新聞に載りやすいぞ〜!」なんてリサーチも行っていました。
株価が下がる月は何月?
覚えておきたい傾向その4
株価が下がる月は何月?覚えておきたい傾向その4は「下半期は下がりやすい」です:
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【傾向4:下半期は下がりやすい(7〜12月)】
下半期は、夏休みなどで資金需要が生じるからか、株式市場から資金が流出し、全体的に下がりやすい傾向があります。また、夏のボーナスなども終わり個人投資家に息切れ感が出てくるのもこの時期。僕は下半期が嫌いで、稼ぐのが難しい。忍耐の時期です。— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) November 21, 2020
“下半期は、夏休みなどで資金需要が生じるからか、株式市場から資金が流出し、全体的に下がりやすい傾向があります。また、夏のボーナスなども終わり個人投資家に息切れ感が出てくるのもこの時期。僕は下半期が嫌いで、稼ぐのが難しい。忍耐の時期です。"
株価が下がる理由と仕組みは「市場心理が悲観的になりやすいから」と考えられます。
これは上半期とは逆です。下半期は「中だるみ」の時期で、つい惰性で1日を過ごしてしまったり、やる気が燃え尽きてしまう方も多いハズ。
また、日照時間も夏至をピークにどんどん短くなっていきます。冬の時期は「冬期うつ(季節性感情障害、SAD)」も起きやすいです。
以上から下半期は株価が下がる月が多いです。勝ちにくいので、攻略するのがとても難しい。
まとめ
本記事をまとめると以下のとおり:
【株価が下がる月は何月?覚えておきたい傾向】
傾向1:四半期初めは下がりやすい(1、4、7、10月)
傾向2:四半期終りは上がりやすい(3、6、9、12月)
傾向3:上半期は上がりやすい(1〜6月)
傾向4:下半期は下がりやすい(7〜12月)
今回は株価が下がる月をまとめました。これらの他にも、「下がる曜日」とか「下がる日」とか「下がる時間帯」とか、いろんなパターンがあります。
パターンを知れば知るほど、有利なタイミングで株を買えると期待できます。覚えておくと良いでしょう。
ちなみに、株価が下がる時間帯については、先日まとめた記事があります。本記事を合わせてお読みください。
– 中原良太