株は現物なら損切り不要?必要?判断の目安とルール
どうも、中原良太です。
たぶん1000回以上、損切りしてます。それでもなんとか、20代のうちに準富裕層入りを果たしました。
先日、こんなツイートをしました:
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【現物なら株は損切り必要?不要?判断の目安2つ】
◯塩漬けの目的:勝算がないなら損切りすべき
◯環境:周りによい銘柄があるなら損切りすべき「株は現物なら損切り不要!」という意見をたまに見かけます。たしかに現物なら損切りは「必要ない(不要)」です。でも、損切りできたほうが儲ります。 pic.twitter.com/p93eIbnQjL
— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) October 9, 2020
◯塩漬けの目的:勝算がないなら損切りすべき
◯環境:周りによい銘柄があるなら損切りすべき
たまに、「株は現物なら損切り不要!」という人を見かけます。「現物なら借金を負うこともないから塩漬けしてれば平気!」という理屈のようです。
しかし、この理屈はかなり乱暴です。損をするのが明らかなら、現物だろうが損切りしたほうが良いですからね。
そこで本記事では上のツイートを深掘りして、「株は現物なら損切り不要?必要?判断の目安とルール」というテーマでまとめます。
株は現物なら損切り不要?必要?
判断の目安とルール①:勝算の有無
株の現物取引で損切りは不要か必要か、判断の目安1つ目は「勝算の有無」です:
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【塩漬けの目的:勝算がないなら損切りすべき】
「損を出すのが悔しい/辛い/認められないから塩漬けする」のはダメ。思い入れがある取引ほど感情が入ってしまうものですが、感情で株を取引していてはうまく行きません。塩漬けは勝算ありきでするもの。経験則や理論で武装できる塩漬け波OKです。— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) October 9, 2020
“「損を出すのが悔しい/辛い/認められないから塩漬けする」のはダメ。思い入れがある取引ほど感情が入ってしまうものですが、感情で株を取引していてはうまく行きません。塩漬けは勝算ありきでするもの。経験則や理論で武装できる塩漬け波OKです。"
理想的な損切りのタイミングは、「買う理由がなくなったとき」です。
損を認められないと、「勝算がなくても株を持ち続けてしまう」人がたまにいます。が、これは超危ないのでやめましょう。
株は現物なら損切り不要?必要?
判断の目安とルール②:周囲の環境
株の現物取引で損切りは不要か必要か、判断の目安2つ目は「周囲の環境」です:
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【環境:周りによい銘柄があるなら損切りすべき】
「塩漬けの期待値がプラス」なら、損切りは不要です。とはいえ、プラスなら何でも良いワケではありません。周りに+100%儲けるチャンスがあるときに、塩漬けで+50%儲けるだけで満足するのは勿体ない。損切りしてでも乗り換えるのが正解でしょう。— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) October 9, 2020
“「塩漬けの期待値がプラス」なら、損切りは不要です。とはいえ、プラスなら何でも良いワケではありません。周りに+100%儲けるチャンスがあるときに、塩漬けで+50%儲けるだけで満足するのは勿体ない。損切りしてでも乗り換えるのが正解でしょう。"
株を持っていれば戻るという場合も、無条件で持ち続けるのでは芸がありません。
いま持っている株よりも魅力的な株を周りにあるなら、損切りしてでもチャンスを掴みにいくべきです。
相場が暴落したときなど、「いままで買いたかった株が値ごろになる」ことがよくあります。こういうときは、乗り換えのチャンスです。
まとめ
本記事をまとめると以下のとおり:
【株は現物なら損切り不要?必要?判断の目安とルール】
◯塩漬けの目的:勝算がないなら損切りすべき
◯環境:周りによい銘柄があるなら損切りすべき
つまり、「現物なら損切り不要」というのは暴論です。このことばを鵜呑みにするのは危ない。おすすめできません。
損切りは、柔道で言えば「受け身」みたいなものです。できないと大怪我します。はやいうちに練習しておくべきでしょう。
どんな投資家・トレーダーだって、判断ミスはあります。勝率100%はあり得ません。
損切りせずに済むのが一番ですが、ミスしたときの保険として、損切りの腕は磨いておいたほうが良いでしょう。
ま、だからといって僕のように1000回も損切りを経験する必要は無いでしょうが…(苦笑)
– 中原良太