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PER(株価収益率)は高い方がいい?PER100倍のOK例とNG例

どうも、中原良太です。

株の短期トレードが得意で、2018年からの3年弱でトレード資金を2倍くらいに増やしました。

先日、こんなツイートをしました:

“【PER100倍の株は買っても平気?OK例とNG例】
OK例①:一時的に業績が悪化しただけ
(いつもはPER10倍だけど、今期だけ100倍…など)
OK例②:利益を出そうと思えば出せるし割安
(広告でトントンにしただけで実力はPER10倍…など)
NG例:いま流行りのテーマ株
(利益が最低5倍にならないと割高)"

株の入門書を読むと、「PERが低い株を買いましょう!」と書かれていることが多いです。

ですが、さいきんは「PERが高い株ほどよく上がっているぞ〜!」なんて話をよく聞きます。

それもあり、「結局、PERは高い方がいいの?低い方がいいの?どっちやねん!」と悩んでいる個人投資家も多いみたい。

そこで本記事では、上のツイートを深掘りして「PERは高い方がいい?PER100倍でも買ってOK例とNG例」というテーマでまとめます。

PERは高い方がいい?
PER100倍でも買ってOKな例①

PERは高い方がいい?PER100倍でも買ってOKな例その1は「一時的に業績が悪化しただけ」な場合です:

“2008年や2020年のような危機下では、事業に問題なくても業績が一時的に悪化することがあります。このような場合、一時的にPERが跳ね上がることがあります。僕の持ち株にもPERが100倍近い銘柄もありますが、この場合は例外。本当は割安なので持っていてOKです。"

PER(株価収益率)は、「時価総額÷純利益」で計算できます。

PERは、ざっくり「投資先を買収したときに、何年で元手を取り戻せるか?」を表しています。

たとえば、時価総額が100億円、純利益が10億円の場合を考えましょう。

すべての純利益をポケットに入れられるとすると、元手を取り戻すのにかかる年数は100億円÷10億円=10年となります。PERは10倍です。

PERは低いほど元手をすぐ取り戻せます。だから、PERは低い方が良いです。

ただ、PERが高くても許される場合もあります。

たとえば、「去年までは10億円稼いでたけど、今年は例外的に1億円しか稼げなかった」のような場合です。

この場合、PERは一時的に100倍になります。これは割高です。

とはいえ、来年から業績が元通りになれば、真のPERは10倍くらいです。真のPERが低ければ、一時的にPERが高くなっても平気というワケですね。

PERは高い方がいい?
PER100倍でも買ってOKな例②

PERは高い方がいい?PER100倍でも買ってOKな例その2は「利益を出そうと思えば出せる」場合です:

“成長中の会社が全力で先行投資していて利益が出ない場合があります。よくあるケースが、広告費が高い会社です。広告費で利益が圧迫されPERが高くても、広告を出さなければ超低PERになることがあります。広告費は経費ですが未来の収益に直結しています。"

成長企業の中には、「今年に利益を出すより、広告をたっぷり出して、来年以降の業績を伸ばしたい」と考えるところもあります。

広告費は経費なので、増やすと利益が減ります。ですが、広告はブランド力や知名度を高めます。来年以降の利益を生み出します。

それに、たくさん広告を売っている会社は、裏を返せば「広告を止めれば、いつでも利益はたっぷり出せる」とも考えられます。

このような場合、真のPERは低く、実は割安であることもあります。真のPERが割安なら、魅力的な投資先だと言えるでしょう。

PERは高い方がいい?
PER100倍でも買ってNGな例

PERは高い方がいい?PER100倍でも買ってNGな例は「いま流行りのテーマ株」の場合です:

“買うと危ないのが、いま「流行り」のテーマ株です。流行りの株は、値段はお構いなしに買われ過ぎることがよくあります。なお、短期の順張りトレードなどでは、PER100倍でも気にしなくても良いでしょう。ですが、長期保有して良いのは「安いと確信できる株」だけです。"

つまるところ、PERが100倍でも買って良いのは、「一見PERは高いけど、短期間で元を取ることが読める会社」と言えるでしょう。

裏を返すと、「短期間で元を取れることが読めない会社」はビミョーです。

その好例が単に人気なだけの流行株です。流行株は一時的には上がるかもしれません。ですが、人気が衰えたら大きく下がります。

短期トレードで手を出すぶんには良いでしょう。しかし、長期投資で、長く保有するには不向きです。避けたほうが良いでしょう。

まとめ

本記事をまとめると以下のとおり:

【PERは高い方がいい?PER100倍でも買ってOK例とNG例】
OK例①:一時的に業績が悪化しただけ
(いつもはPER10倍だけど、今期だけ100倍…など)
OK例②:利益を出そうと思えば出せるし割安
(広告でトントンにしただけで実力はPER10倍…など)
NG例:いま流行りのテーマ株
(利益が最低5倍にならないと割高)

僕らは流行を追いかけるのが大好きです。人気なものに群がるのが得意です。

新しいiPhoneが発売されたら買いたくなる。ヒット曲は聞きたくなる。流行りの話題は知りたくなる。

ただ、「流行りを追いかければ儲かるか?」と聞かれると、話は別です。少なくとも、長期投資では難しいでしょう。

安易に周りを追いかけるのではなく、自分のものさしで投資判断を下したいものですね。

儲かる割安株(バリュー株)の探し方・見つけ方・スクリーニング条件についてはコチラの記事でまとめています。

– 中原良太