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過去のアメリカ大統領選挙は、株価にどんな影響を与えたのか?

2020年10月5日

どうも、中原良太です。

2019年は株で400万円ほど儲けました。今年はその利益で暮らしています。

先日、こんなツイートをしました:

“【大統領選挙の前後、株価への影響は?】
◯選挙直前の10月は下落〜トントン
◯選挙直後の11月は上昇しやすい
◯選挙からの半年は上昇しやすい
28年分(1988年〜2016年)のNYダウのデータを集計してみました。選挙直前は不透明感から伸び悩み、選挙直後から不透明感が解消されて伸びやすくなる様子。"

4年に1度の11月。この時期にはアメリカ大統領選挙があります。

本記事ではこのツイートを深掘りして、「過去のアメリカ大統領選挙は、株価にどんな影響を与えたのか?」というテーマでまとめます。

過去のアメリカ大統領選挙
株価への影響①:選挙直前

1つ目の影響は「選挙直前の様子見ムード」です:

“10月の成績は「8戦3勝5敗」でマイナスでした。ただ、2008年はリーマンショックの影響で「下がり過ぎ」な感もあります。この年を抜いて集計すると、概ねトントンくらいに落ち着くようです。選挙は水物。予想がつかない出来事が控えていると、株は買われにくい。"

僕ら投資家は「先が見えない」ことを嫌います。計画も練れないし、企業価値の推定もできないからです。

だから、不透明な状況では株価が伸びにくく、むしろ下がりやすいと考えられます。

選挙は水物。だからこそ、選挙直前は株価が伸び悩みがちなのかもしれません。

過去のアメリカ大統領選挙
株価への影響②:選挙直後

2つ目の影響は「選挙直後の資金流入」です:

“選挙直後の11月は「8戦4勝4敗」の若干プラスでした。選挙が終わり不透明感が薄れると、「様子見」していた投資家が市場に資金を流入させると考えられます。また、10月に伸び悩みがちなぶん、その反動で11月から上がるのかなぁ。もっと長い目で見ると…(続)"

選挙が終わると、様子見ムードが薄らぎます。株を買い控えていた人が株を買い、市場も賑わうのだと考えられます。

それと、選挙の前後では「株価の動きが反転しがち」とも考えられます。

選挙前に大きく上がるようなら、選挙後には伸び悩む。選挙前に伸び悩むようなら、選挙後には伸びる。

株価の動きは直前の文脈によって影響を受けます。今回集計した8つのサンプルにおいては「選挙前に伸び悩む→選挙後に伸びる」という傾向がつかめました。

過去のアメリカ大統領選挙
株価への影響③:選挙後の半年

3つ目の影響は「選挙後の半年はハロウィン効果」です:

“もともと米国株には「11月〜5月に上がりやすい」傾向があります。これは「ハロウィン効果」や「セルインメイ効果」と呼ばれています。大統領選直後はその傾向が強いようで、半年で10%近く上がっています。着任直後の大統領がリップサービスする線もありそう。"

ふと感じたのですが、「セルインメイ効果」が生じるのは、ウラに大統領選挙が関わっているのかもしれませんね。

日本株では1月〜6月、7月〜12月と上半期と下半期で動きが変わります。

アメリカと1カ月ズレるのはなぜかと疑問だったのですが、アメリカだと大統領選挙の影響が色濃く現れるからなのかも?

まとめ

本記事をまとめると以下のとおり:

【過去のアメリカ大統領選挙は、株価にどんな影響を与えたのか?】
◯選挙直前の10月は下落〜トントン
◯選挙直後の11月は上昇しやすい
◯選挙からの半年は上昇しやすい
※1988年〜2016年の28年分のNYダウを参照

ちなみに、大統領選挙絡みのデータは、もう少し長いデータを取ると結果が逆転します。

アリゾナ州立大学の研究では、約200年(1803年〜1996年)の長期データを分析しました。

すると、「任期前半(1〜2年目)は株価が伸び悩み」「任期後半(3〜4年目)は株価が伸びる」傾向が確認されました。

また、同研究によれば、大統領が民主党のときは共和党のときと比べて株価リターンが良好でした。

民主党下では、特に小型株のリターンが良かったようです。

なぜ傾向が逆転したのか?半年刻みのデータなど深く調べてみると、いろいろ面白い研究結果が得られそうですね。(今後の検討課題です)

– 中原良太