[10/5]トランプvsバイデン、大統領選挙の行方は…?(ニューヨークダウの見通しと予想)
どうも、中原良太です。
25歳のとき、Yahoo!株価予想達人で「ベストパフォーマー賞」を受賞しました。
本記事では10/5以降のニューヨークダウの見通しと予想を僕なりにまとめます。今日お伝えする大事なポイントは以下の4つ:
↓
【ニューヨークダウの見通しと予想(10/5版)】
◯割高でも上昇トレンド。ホールドが無難
◯目下の需給は売り優勢。底打ちが近そう
◯雇用統計、失業率は7.9%。まだ危険水準
◯大統領選直前は株価が下がる傾向か今回は、大統領選挙前後の株価動向を集計してみました。
※スクショはTradingView pic.twitter.com/hU02gPjQPw
— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) October 4, 2020
◯割高でも上昇トレンド。ホールドが無難
◯目下の需給は売り優勢。底打ちが近そう
◯雇用統計、失業率は7.9%。まだ危険水準
◯大統領選直前は株価が下がる傾向か
トランプ大統領の新型コロナ感染に加え、11月には大統領選挙が控えています。
不安定な米国株を見て「これからどうなるの?」と心配な人も多いでしょう。
以降では、このツイートを深掘りしていきます。
ニューヨークダウの見通しと予想①
株価は割高でも上昇トレンド
1つ目のポイントは「株価は割高でも上昇トレンドである」です:
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【割高でも上昇トレンド。ホールドが無難】
10/2時点。S&P500指数のCAPEレシオは約31倍。相変わらず高め。金利が下がったとはいえ、買うのは気が引ける値付けです。僕が次に米国株を買うメドはCAPEレシオが22.5倍くらいかなぁ。ただ、ダウもNASDAQもトレンドは上向き。短期勝負ならアリかと。 pic.twitter.com/OjyFLLkEpB— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) October 4, 2020
“10/2時点。S&P500指数のCAPEレシオは約31倍。相変わらず高め。金利が下がったとはいえ、買うのは気が引ける値付けです。僕が次に米国株を買うメドはCAPEレシオが22.5倍くらいかなぁ。ただ、ダウもNASDAQもトレンドは上向き。短期勝負ならアリかと。"
米国株のCAPEレシオは31倍と高め。経験則的には、目先10年くらいは伸び悩みそうな値付けです。
一方、米国株のトレンドはNYダウもNASDAQも上昇トレンド。こっちは経験則的には「目先1〜3カ月くらいは伸びそう」な地合い。
まとめると、「短期では伸びそうだけど、長期では停滞しそう」という感じ。どこかで弾けそうなので、長期間ホールドするより、短期で儲けて勝ち逃げを狙いたいところ。
ニューヨークダウの見通しと予想②
需給は売り優勢。底打ちが近そう
2つ目のポイントは「需給は売り優勢。底打ちが近そう」です:
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【目下の需給は売り優勢。底打ちが近そう】
9/30時点、AAIIセンチメント調査の結果はまだかなり弱い。内訳は「強気26.2%」「中立30.7%」「弱気43.1%」でした。底打ちが近い印象です。目先1週間〜半年は株価が上がりそう。勝率的には半年で7割くらいのイメージ。https://t.co/xaWfKe323Dpic.twitter.com/4lCAO2oyv0— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) October 4, 2020
“9/30時点、AAIIセンチメント調査の結果はまだかなり弱い。内訳は「強気26.2%」「中立30.7%」「弱気43.1%」でした。底打ちが近い印象です。目先1週間〜半年は株価が上がりそう。勝率的には半年で7割くらいのイメージ。"
先週に引き続き、アメリカの個人投資家は弱気です。
強気の割合が25%近くになると、「底打ちが近い」目安になります。いま弱気の投資家は、将来の買い手なので、これからの反発に期待です。
ニューヨークダウの見通しと予想③
雇用統計、失業率は7.9%。注意信号
3つ目のポイントは「雇用統計、失業率は7.9%。注意信号」です:
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【雇用統計、失業率は7.9%。まだ危険水準】
10/2は雇用統計の発表。失業率は7.9%でした。5カ月連続で改善したものの、まだ高い水準。市場予想よりも悪い結果でした。なお、失業率は順張り材料。これで主要指数も下落トレンド入りしたら強力な売り信号になります。https://t.co/loAhYZwOyH— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) October 4, 2020
“10/2は雇用統計の発表。失業率は7.9%でした。5カ月連続で改善したものの、まだ高い水準。市場予想よりも悪い結果でした。なお、失業率は順張り材料。これで主要指数も下落トレンド入りしたら強力な売り信号になります。"
10/2に公表された雇用統計は「失業率が7.9%」でした。
5カ月連続で改善しているものの、元が超悪かっただけなので、いまもまだまだ「悪い」結果です。
歴史的に見ても高い水準。NYダウやNASDAQのトレンドが崩れたときが強い売り信号。目安は200日線を割れたあたりです。注意したいところ。
ニューヨークダウの見通しと予想④
大統領選直前は株価が下がる傾向か
4つ目のポイントは「大統領選直前は株価が下がる傾向?」です:
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【大統領選直前は株価が下がる傾向か】
28年分(1988年〜2016年)のデータを集めたところ、NYダウは大統領選直前の10月に株価が下がりがちでした。結果は8戦3勝5敗。2008年のリーマンショックが尾を引いています。これがなければほぼ「トントン」です。※詳しくはまた別ツイートでまとめます。 pic.twitter.com/sFSI2VctqW
— 中原良太の「株式予報」 (@STOCKFORECASTjp) October 4, 2020
“28年分(1988年〜2016年)のデータを集めたところ、NYダウは大統領選直前の10月に株価が下がりがちでした。結果は8戦3勝5敗。2008年のリーマンショックが尾を引いています。これがなければほぼ「トントン」"
11月は大統領選挙。選挙は水物。トランプ氏とバイデン氏のどちらが勝つかは、誰にも予想がつきません。土壇場の逆転もありますからね。
とはいえ、「ざっくりとした傾向」くらいはつかめるでしょう。気になったので大統領選挙前後の株価データを漁ってみました。
データを取ったところ、「選挙前は伸び悩む」「選挙後は上がりやすい」という結果が得られました。
大統領選挙が株価へ与える影響についての詳細は、別の記事でまとめます。(22時公開予定)
まとめ
本記事をまとめると以下のとおり:
【ニューヨークダウの見通しと予想(10/5版)】
◯割高でも上昇トレンド。ホールドが無難
◯目下の需給は売り優勢。底打ちが近そう
◯雇用統計、失業率は7.9%。まだ危険水準
◯大統領選直前は株価が下がる傾向か
ちなみに、大統領選挙絡みのデータは、もう少し長いデータを取ると結果が逆転します。
今回のサンプルも8回と多くないです。これだけを信じて取引するのは微妙です。
とはいえ、ざっくりと傾向だけでも覚えておくと、使いようはありそうです。
– 中原良太